自転車に乗るみなさまへ 道路交通法改正(令和5年4月1日施行)により、ヘルメット着用が努力義務になりました。 ご存知ですか? 大阪府下の自転車関連事故における負傷者のヘルメット着用状況(平成30年から令和4年)はヘルメット非着用が約95パーセント、ヘルメット着用が約4パーセントでした。 自転車関連事故における死亡原因の約6割が「頭部損傷」です。 ダミー人形を用いた、自転車転倒実験により地面に頭を打ち付けたときの衝撃を計測したところ、 ヘルメットなしのときは、衝撃で頭部が大きく変形し、 ヘルメット装着のときは、ヘルメットが衝撃を吸収し頭部を保護していました。 (独立行政法人産業技術綜合研究所、金沢大学、株式会社オージーケーカブト協力) 交通事故の被害軽減には、頭を守ることが大切です。 自転車に乗るときは、必ずヘルメットを着用しましょう。 体験談「ヘルメットのおかげ」(40代男性) 自転車で通行中に自動車と衝突した私は、投げ出され道路脇のコンクリートブロックに 頭を打ち付け、事故後の診断で慢性硬膜下血腫が判明しました。 もしヘルメットをかぶらず、直接頭を打ち付けていたと思うと… 自転車用ヘルメットは、スポーツタイプ、カジュアルタイプ、ファッションタイプなど好みにあわせていろんなタイプから選べます。 サイズにあった自転車用ヘルメットを正しくかぶることで、死亡リスクは4分の1になります。 出典:公益財団法人交通事故総合分析センター「交通事故分析レポートナンバー97」 ヘルメットをご購入される皆さまへ 1.実際にかぶって、頭の形とサイズにあったものを選びましょう。 2.一度でも大きな衝撃を受けたヘルメットは、絶対に使用しないでください。 3.ヘルメットは徐々に材質劣化が進むため、使用開始後3年を目安に買い換えましょう。 4.自転車用ヘルメットとしての安全基準に適合する「SGマーク」「JCF(日本自転車競技連盟)公認、推奨マーク」などがついたものを選びましょう。 大阪府警察、株式会社オージーケーカブト