警察署協議会会議録 名称 大阪府岸和田警察署協議会 開催日時 令和3年12月2日(木)午前9時20分から午前10時40分までの間 開催場所 大阪府岸和田警察署 柔道場 出席者 委員 中井会長 西村委員 新田委員 村田委員 田中委員 川本委員 畑野委員 上田委員 鈴木委員 東委員席 警察 署長 副署長 総務課長 生活安全課長 地域課長 刑事課長 交通課長 警備課長 広聴相談係長 議事概要 1会長あいさつ コロナ禍で緊急事態宣言等の影響により、約2年ぶり、本年初めての協議会となりました。 今回、本協議会の開催前に若手警察官による通常点検を見せていただき、年末に向けての警察の皆様の力強い意気込みを感じることができました。 是非、岸和田の治安維持のために、皆さんの力を合わせて頑張っていただきたいと思います。 2署長あいさつ 警察署協議会委員の皆様には平素から当署の警察活動にご指導、ご支援をいただきまして誠にありがとうございます。 また、昨年来からのコロナ禍により、ほぼ2年ぶりとなります協議会にご出席いただきましたこと、改めて御礼申し上げます。 市民生活の安全安心に向けた取組みといえば、警察の執行力だけで為し得ることではありません。 委員の皆様方は市民の代表者といたしまして、お住まいの地域住民からの意見要望等を身をもって感じられておられると推察しております。  どうか、この協議会に限らずご遠慮なく、どのような機会でも結構ですから、担当、最寄りの警察官に地域の方からの御意見御要望等をお伝えいただければと思います。 署員にはしっかりと皆様の声を反映するよう伝え、地域の皆様の安全安心なまちづくりに全力で取り組んで参ります。 今後とも岸和田警察署に対して更なるご支援とご協力をいただきますよう重ねてお願い申し上げます。 3業務概要説明 (1)総務課      警察による犯罪被害者支援について (2)生活安全課 防犯対策活動の状況について (3)地域課 コロナ禍における地域警察活動について (4)刑事課 特殊詐欺の現状について 窃盗事件の捜査及び選挙への取組状況について (5)交通課 年末の交通事故防止対策について (6)警備課 北朝鮮人権侵害問題啓発週間について 防災について 4議事 (1)犯罪被害者支援について 【委員】 犯罪被害者支援は、警察だけではなく、関係機関と連携して行っていることを、ビデオを見せてもらって初めて知りました。 (2)防犯対策活動について 【委員】 これから年末となります、引き続き防犯対策についてご尽力よろしくお願いします。 (3)コロナ禍における地域警察活動について 【委員】 コロナ禍といえども、各種事件事故が減ったということは全くなかったと思います。 緊急事態宣言も解除されて、今まで以上に事件事故が増えると思いますが、健康に充分留意され活動していただきたいと思います。 (4)特殊詐欺の現状について 【委員】 管内における特殊詐欺事件の特徴を教えてください。   【警察】 高齢者に対する、いわゆるアポ電という、役所の職員等を名乗って被害者を騙す行為から被害に繋がるものが多く、これは全国的な特徴と同じです。 【委員】 テレビや警察の方でかなり注意喚起をしていただいていますが、かなりの被害が出ているみたいですので、今まで以上に注意していかなければならないと思います。 【警察】 生活安全課を中心に、被害に遭わないための注意喚起等をしております。 また、状況によっては「だまされた振り作戦」に協力していただいて被疑者検挙に努めているところです。 【委員】 振り込め詐欺等は一定の流れがあって被害に遭う場合が多いと思うのですが、通帳記入に行ったら、知らないうちに通帳からお金を引き出されて被害に遭ってたという事案は無いのですか。 【警察】 何時の間にか現金を引き出されていたという相談は実際にあります。 クレジットカード等の情報が何時の間にか何らかの事情で他人に知れ渡り、通帳から現金を引き出されたと云う被害は相談や被害届を受理する等の対応をしています。 【委員】 特殊詐欺とは関係ないかも知れませんが、現在、マイナンバーカードを取得しなさいと言われています。 これを預金通帳等と紐付けてしまえば、知らないうちに預金を引き出されてしまうのではないかと不安に思うのですが、その辺はいかがなものでしょうか。 【警察】 情報セキュリティの抜け道を悪用した犯罪が発生した場合は、速やかに対応していきます。 (5)選挙について 【委員】 なかなか、選挙に関する情報は警察の耳に入ることは少ないかと思いますので、私達が協力していかなくてはならないと思います。   (6) 運転免許更新時講習及び運転免許証の返納について 【委員】 2点、お願いがございます。 1点目は、最近、矢印信号になっている交差点が増えてきております。 右折の矢印信号がある場合には、右折レーンの停止線で止まらなくてはいけないのに、時々、交差点の中央まで来て停止する運転手の方を見かけることがあります。 運転免許更新時講習等で矢印信号での交差点への進入の仕方について講習していただけたらと思います。 2点目は、運転免許の返納についてですが、先日、大阪狭山市内で高齢の方が大きな事故を起こされてしまいました。 若い人と違い、お年寄りは何か起こったときにパニックに陥りやすいのではないかと思います。 警察だけでなく各自治体、又は国を挙げて、高齢者の運転免許証の返納に力を入れていただきたいと思います。 【警察】 1点目の矢印信号については、増えてきているのが現状です。      交差点の交通実態に合わせた信号機による規制をしているところですが、委員の御意見を踏まえて、運転免許更新時講習等で説明させてもらおうと考えています。 2点目の、運転免許の返納の件ですが、免許更新に来られた高齢者の方には、免許返納を促したりしているのですが、家族や身近な方、地域住民の方等、社会的に免許の返納を促してもらうのが一番効果的かと思います。 また、高齢者講習時に認知検査等を実施して、検査をクリアできなかった高齢者については更新できない等、更新基準が厳しくなっており、今後、一層厳しくなっていくものと思います。 (7)次世代モビリティについて 【委員】 最近、アクセルが付いていて自動的に走る、見た目は自転車のような乗り物のが、結構なスピードで近所を走り回っています。 これは、自転車なのか単車なのか、また違法なのか合法なのかが分かりません。 【警察】 次世代モビリティといいまして、自転車同様ペダルが付いていて、自転車として使用できますが、アクセル等も付いており電気モーターで走行するときは、原動機付自転車となりますので、運転免許証が必要となります。 違反を発見すれば取締りを実施しておりますので、御協力お願いいたします。 【委員】 また、飲酒運転は岸和田管内にあっては減少していないのが現状のようです。 飲酒運転、次世代モビリティ、高齢者の免許返納等は、家族をはじめ自治体等の地域の協力があってこそ成し得ることだと思います。 (8)二輪車のすり抜けについて 【委員】 臨海線では、大型トラックの間をすり抜けたり、右に左に我が物顔で車線変更をしたり、ハンドルが接触しそうなくらい狭い隙間をすり抜けする等危険な運転をする二輪車をよく見ます。 時間帯からして、通勤通学中の方だと思います。 警察では様々な対策を講じていると思いますが、企業等とタイアップしてキャンペーン等のイベントをしていただき、危険運転をする人が少しでも減ればいいなと思います。 また、そのような時間帯に、交差点等に警察官が立っているだけで少しは抑止できるかと思いますし、通勤時間帯の取締りを強化していただけたらなと思います。 【警察】 二輪車のすり抜けにあっては、二輪車すり抜け運転ストップ運動というキャンペーンを実施しています。 臨海線では、二輪車も大型トラック等との流れに乗って危険な運転をしている場合がありますので、私達も朝と夕方の通勤時間帯は交通課員が毎日、交差点活動をして、危険な運転をする違反者の取締りに当たっております。 講習会につきましても二輪車で通勤する方が多い企業に対する講習会を個別に実施して参りました。 コロナ禍も落ち着いてくれば、そういう企業に対して二輪車での通勤時のマナー、ルールをしっかりと守るように教育していきたいと思いますので、ご協力の程お願いいたします。 【委員】 臨海線での交通マナー等については、警察だけでなく企業、自治体も協力して行わなくてはならないと思います。 (9)イヤホンを着けている自転車及び二輪車の違法性について 【委員】 最近、自転車や二輪車の運転者がイヤホンをして走行しているのを見かけます。あれは違法になるのですか。 【警察】 緊急車両のサイレン等、安全な運転に必要な音が聞こえるようにしていないときは、法令に抵触します。 (10) 地域警察官の姿勢言動について 【委員】 先日、駐車場で隣に駐まっていた車の運転者がドアを開けてぶつけられたのですが、現場に来てくれた制服姿の警察官の対応が良くて非常に感謝しております。 普段は警察官と触れあうことがないのですが、私が警察署協議会の委員であることを知らないと思うのですが、この時の警察官の対応に安心感と良い印象を受けたので、紹介させていただきました。 【署長】 地域課員へのお褒めの言葉、誠にありがとうございました。 これを糧にして今後とも頑張っていこうと思います。