警察署協議会会議録 名称 大阪府池田警察署協議会 開催日時 令和4年7月5日(火曜日)午後2時00分から午後3時15分までの間 開催場所 大阪府池田警察署講堂 出席者 委員 玉置会長 加納副会長 松室委員 浅田委員 村上委員 藤田委員 深井委員 伊藤委員 岸上委員 警察 署長 副署長 総務課長 会計課長 生活安全課長 地域課長 刑事課長 交通課長 警備課長 交通課長代理 広聴相談係長 議事概要 1 会長あいさつ コロナ禍で協議会の開催が見合わせられる中、本日、無事に協議会が3年ぶりに開催され、本当によかったと感じております。 統計上では犯罪が減っておりますが、警察官の皆様は高い感染リスクの中、日々警察業務と向き合っておられ、本当に感謝しかないと思います。 この警察署協議会は、警察署の業務や運営に地域住民の考えが反映されるための組織と聞いています。 協議会を通じて警察署と我々との相互理解がより一層高まることを期待して挨拶とさせていただきます。 2 署長挨拶 本日はお忙しい中、池田警察署協議会に参加していただきありがとうございます。 また、平素から警察行政全般にわたる御協力に感謝申し上げます。 当署では、犯罪を発生させない各種取組によって皆様の安全を守るという方針で活動しております。 池田小学校事件が起きてから21年が経過し、今のところ管内で大きな犯罪は発生していないものの、去年発生しました北新地での放火殺人事件のように、どこでこの様な犯罪が起きるかわからない時代となっています。 当署では、小学校の安全に関して、全校の防犯診断を実施し、加えて不審者侵入対応訓練を進める方針です。 また、登下校の見守り活動や、交通立番、警ら活動の実施等を指示しております。 本日お越しの委員の皆様をはじめ、地域住民の方の御協力をもって当署の警察業務が成り立っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。 3 議事 (1) 池田市内での犯罪発生状況と防止対策について 【委員】 池田市内での犯罪発生状況、とりわけ特殊詐欺の発生状況や防止対策等について教えてください。 【警察】 当署管内における犯罪は増えてきております。 発生状況は、5月末現在で凶悪犯3件、粗暴犯14件、窃盗犯110件、その他の刑法犯が19件となっています。 特殊詐欺の手段として行われる詐欺盗が増加している現状にあり、ランドクルーザー、レクサスといった高級車が盗まれる自動車盗も多発しています。 当署における特殊詐欺につきましては、昨日現在で、警察官を騙ったり、全国保証協会を騙ったりするアポ電が52件発生しており、実際に被害に遭った方が去年より4件増えて、15件となっています。 内訳は、預貯金詐欺5件、架空請求詐欺2件、還付金詐欺2件のほか、一番多いのがキャッシュカード等をすり替える詐欺盗で6件発生しており、府下的にもこの手口が多く発生しています。 昨日現在の大阪府下における被害額は約14億6,000万円となり、令和3年の同時期に比べて、被害額で約2億4千万円増加している状態にあります。 大阪府警では、防犯対策の一環として、通称「安まちアプリ」の登録推奨活動を行っています。 このアプリを登録していただくと、特殊詐欺の発生情報等が迅速にお手元に届くようになっています。 いわゆる「アポ電」は特定地域で集中的に発生する傾向にあるので、池田市内や隣接市で認知した際は、このアプリで高齢者世帯等にタイムリーな情報提供ができるよう、迅速に発信しています。 特殊詐欺以外でも、子供への声掛けや不審者の徘徊情報も配信していますので、是非とも登録していただけるよう地域の方への呼び掛けをお願いします。 また、スマートフォンをお持ちでない方へも情報が届くよう、防犯教室の開催、警察官による巡回連絡、青色防犯パトロールカーによる広報活動や池田市の協力の下、防災無線を使った注意喚起を行っています。 その他、石橋商店街でのスポット放送等の啓発活動や、自動録音機能等が付いた防犯機能付き電話の取り付けを推奨する活動を行っています。 更に、池田市内のATMコーナーに人感センサーを設置して、センサーが感知すれば、特殊詐欺を警告する音声が流れて、本人若しくは周りの人に注意喚起を促す予定になっています。 (2) 登下校時等における子供の見守り活動及び交通事故防止活動について 【委員】 池田小学校事件を契機として、全国で子供の登下校時における見守り活動や交通事故防止活動の取組が必要との声が多く聞かれました。 池田署では、小中学校の登下校時における子供の見守り活動や交通事故防止活動をどのように行っているのか教えてください。 【警察】 登下校時等の見守り活動について説明します。 小学校区に対する警戒については、制服警察官である地域課員に対して、特に強く警戒強化を指示しており、通学路における警ら活動、主要交差点における立番警戒、交通指導取締りを行い、各校区の見守り活動の方と協力しています。 制服の警察官が活動すると、府民に対して安心感を与えることになり、更に犯罪の抑止効果が見込まれますので、まず制服の警察官が街頭に出て姿を見せること自体が重要と考えています。 次に、交通部門の観点から説明します。 登下校時における交通事故抑止活動として、主要交差点や小学校前等のポイントを定めて、交通警察官による立番、小中学校の通学路における交通指導取締まり、小中学校における交通安全教育と広報活動を実施しています。 【委員】 最近、子供110番の旗を掲げている家を見かけないのですが、今はどのようになっていますか。 【警察】 子供110番の旗は、警察でなく市役所で配布しており、詳しい配布数や配布先等について、現状では把握していませんので確認のうえ回答いたします。 【委員】 子供の見守り活動に関連して、私が住む校区ではPTAが中心となり見守り活動に従事し、保護者や子供が感じる学校区の危険個所について把握等するようにしています。 もし、警察で子供の見守りに関し、不審者や何らかの事案が起きた時に学校への連絡等情報の発信はあるのでしょうか。 【警察】 本日の配布資料の中にもありますように、大阪府警では安まちアプリへの登録をお願いしています。 このメールに登録していただくと、学校区より広い、当署管内で発生した不審者情報等をその都度リアルタイムに配信していますので、地元住民の方へ登録の呼びかけ等を委員の皆様にしていただきたいと思います。