警察署協議会会議録 名称 大阪府河内警察署協議会 開催日時 令和4年6月29日(水曜日) 午後1時35分から午後2時25分までの間 開催場所 大阪府河内警察署 講堂 出席者 委員 後藤会長 森内委員 廣瀬委員 尾畑委員 島本委員 岡本委員 西岡委員 金治委員 松下委員 塚脇委員 下谷委員 警察 署長 副署長 総務課長 会計課長 生活安全課長 地域課長 刑事課長 交通課長 警備課長 広聴相談係長 議事概要 1 署長挨拶 既に御挨拶をさせていただきました委員の方もおられますが、改めまして、今春の異動で河内警察署長を拝命しました。 どうぞよろしくお願いします。 最近の大阪における新型コロナウイルスの感染状況を見ますと、ここ1週間くらいは増加傾向が続いているようですが、全体的には落ち着いているのではないかと思います。 本日は、委員の皆様には、お忙しい中、お集まりいただき、誠にありがとうございます。 また、平素より警察行政各般にわたり、御理解と御協力を賜り、重ねて御礼を申し上げます。 さて、当署管内における治安情勢につきましては、全刑法犯の認知件数は、現時点におきましては前年とほぼ同水準で推移している一方、検挙件数につきましては前年より増加しております。 交通死亡事故件数につきましても、前年よりも減少しております。 一方、全国的に問題となっております特殊詐欺につきましては、後ほど刑事・生活安全両課長から詳しく説明いたしますが、管内における認知件数は現時点で11件、高齢者宅を狙ったアポ電は現時点で85件と、決して看過できる状況ではありません。 そこで、当署といたしましても、一人でも多くの犯人を捕まえ、また、市民の皆様が被害に遭われないよう、今後も特殊詐欺に重点をおいた各種対策を推進して参りたいと考えているところです。 委員の皆様方から忌憚のない御意見や御要望をお聞かせ願えればと思い、本日の警察署協議会に諮問させていただくこととした次第ですので、どうぞよろしくお願い申し上げまして、簡単ではありますが、私の挨拶とさせていただきます。 2 会長挨拶 河内警察署協議会開催に際しまして、御挨拶を申し上げます。 署員の皆様におかれましては、管内治安の維持のため、昼夜を問わず警戒検挙活動に取り組んでいただいており、その御苦労に対し深く敬意を表します。 管内の犯罪の発生状況にありましては、まだまだ厳しい状況にあるようです。 新型コロナウイルスの感染状況は、一息ついているようではありますが、署員の皆様方も十分注意してください。 「市民が安心して暮らせるまち」の確立に向け、街頭犯罪の抑止、交通死亡事故の防止等に積極的に取り組んでいただきますようお願い申し上げます。 私達住民も「安全なまち河内」を目指し、警察・自治体等と連携しまして、地域安全活動に取り組んで参りますので、どうかよろしくお願いいたします。 結びになりましたが、日々暑さが増し厳しい季節となりますが、署員の皆様方の御健勝と御活躍を祈念しまして、私の挨拶とさせていただきます。 3 副署長、各課長あいさつ 4 各協議員あいさつ 5 議事 (1) 特殊詐欺事件の情勢について(刑事課長) プロジェクター(パワーポイント資料)を用いた説明 (2) 特殊詐欺事件に対する防犯、抑止活動について(生活安全課長) プロジェクター(パワーポイント資料)を用いた説明 6 質疑応答 (1) 特殊詐欺の被害者について 【委員】 特殊詐欺の被害者は、高齢者が圧倒的に多いのですか。 【警察】 被害者のほとんどが高齢者です。 高齢者の方が騙されやすいと考えています。 【委員】 独り暮らしが狙われやすいですか。 【警察】 それは関係ありません。 家族と同居している高齢者に対しても「家族や警察には言わないように」等と口止めをしてきます。 【委員】 独居老人は「高島屋のカード等作っていない。」「息子は遠いところに住んでいる。」等、自分にはかかってこないと思っているようです。 【警察】 独居の高齢者だけが狙われるわけではありません。 【委員】 そうなると、高齢者のいる世帯はものすごく多いですね。 (2) 不審なメールについて 【委員】 商品を頼んでもないのに、宅配業者から「届けに行ったが不在であった。」等のメールが届きました。 どうしたら良いですか。 【警察】 大手の配達業者であれば、窓口の連絡先を調べて確認してください。 インターネット上の番号は危険な面もあるので慎重に行ってください。 【委員】 老人会で毎年名簿が配布されていますが、名簿には個人の住所や電話番号も載っています。 個人情報を載せて回さないようにとの声も上がっていて、そのような対策も良いと思います。 (3) 特殊詐欺グループの検挙について 【委員】 受け子や出し子が捕まったとして、どのくらいの割合でトップまでたどりつけるのか。 【警察】 確かな確率は申し上げられませんが、ゼロではありません。 (4) 特殊詐欺被害防止の広報啓発活動について 【委員】 特殊詐欺の広報活動についてですが、老人会での話で、以前河内警察署の女性警察官だったと思いますが、寸劇で分かりやすくやっていただき、良かったと思うことがありました。 走行する車でのマイク広報も聞こえてきますが、寸劇のような活動の方が分かりやすく、効果があるのではないかと思います。 【警察】 そのような施策については、どんどん活用していきたいと思います。 参考ですが、特殊詐欺の前段階として、電話、メール等で個人情報を聞き出そうとする行為がありますので、少しでもおかしいと思うことがありましたら、個人で判断することなく第三者に相談したり、警察相談窓口を活用する等していただくようお願いします。