警察署協議会会議録 名称 大阪府此花警察署協議会 開催日時 令和4年6月2日(木)午後1時30分から午後2時30分までの間 開催場所 大阪府此花警察署講堂 出席者 委員 板東会長 米原副会長 高島委員 亀井委員 岸本委員 蔭山委員 正木委員 上田委員 警察 署長 副署長 総務課長 留置管理課長 会計課長 生活安全課長 地域課長 刑事課長 交通課長 警備課長 犯罪抑止戦略官 広聴相談係長 議事概要 1会長あいさつ さて、コロナ情勢も非常に落ち着いて参りました。 昨日のニュースを見ておりましても今後は外国人観光客もどんどん受け入れていく方針であるとのことでございます。 これから、経済活動が盛んになるに連れまして犯罪等の増加に伴い警察署の皆さまもお忙しくなる可能性がありますが、これまでと同様、またそれ以上に引き続き頑張っていただきたいと思います。 また、当協議会におきましても、これまでの警察活動を含めまして、皆さんで闊達なご意見を述べさせていただきたいと思いますので、本日はよろしくお願いいたします。 2署長あいさつ 皆様、本日は暑い中お集まりいただきましてありがとうございます。 コロナ情勢も落ち着き、人の流れが動いています。 犯罪は人と人のふれあいにより起きるわけでして、人が動けば動くほど犯罪の発生率も高くなるということになります。 ですから、USJをはじめとし、人の集まりはゴールデンウィーク前から徐々に増えているのを実感しております。 従いまして、私ども警察の取扱いも同様に増加しているのが現状です。 今後、夏休み等、更に国内各地や海外からの観光客が増加して参りましたら、当然、当署の業務も忙しくなると思っております。 署員一同、一致団結して此花区民の安全安心を確保すべく邁進して参りますので、何とぞ皆さまの警察活動に対する御理解、御協力とお力添えのほど、よろしくお願いいたします。 3業務説明 (1)生活安全課 生活安全課の取組について (2)地域課 巡回連絡に対する取組について (3)交通課 管内の交通情勢について 4質疑 (1)ひったくり防止カバーの取付けキャンペーン及び広報の実施状況 【委員】 防犯協会等が主体で実施していたひったくり防止カバーの取付けについて、最近キャンペーンをやっているのを見かけなくなった。 安まちメール等で広報はしているのか。 【警察】 当署では、本年4月から本日まで、防犯キャンペーンは既に10回実施しています。 今月は15日に実施予定です。 ひったくり防止カバーのキャンペーンや他の防犯キャンペーンも併せて実施しています。 ただ、現在コロナ禍による感染防止対策を優先しており、可能な限りボランティア等の人を集めず、防犯係員、防犯協会員、地域警察官が合同でゲリラ的にスーパーマーケット等に行って実施しているのが現状です。 安まちメール等で告知をすると、たくさんの人が集まってしまうため、もう暫くの間、この様な体制で実施させていただきますのでご理解ください。 (2)西九条駅周辺の治安情勢について 【委員】 最近、西九条駅界隈がとても治安が悪くなったように感じられる。 午前1時頃まで、駅前でかなりの音量で路上ライブをしている。 バイクが爆音をたてて走ったり、一方通行を逆走したりしている。 【警察】 交番では、阪神西九条駅高架下及び向かいの駅の高架下でライブがたまにあることは把握しており、その都度注意をして解散をさせています。 また、駅の高架下等は一部私有地のため警察が立ち退きを求めるのは難しく、今後は鉄道各社と協議し「敷地内でのライブ活動はお断り」的な看板を出してもらった上で対応をしていきたいと考えています。 暴走族についてですが、夢洲、舞洲の方に各地から広い道路を求めて集まってきているのが現状です。 夢洲等の行き帰りに西九条周辺を通過走行するということは把握しておりますが、走行する時間帯については把握が困難で、その都度住民の方からの110番通報に基づき対応しています。 一方通行逆走については、標識には不備がないことを確認しています。 また、取締り等については、事故防止の観点からも危険性を考慮し、通常業務を通じて必要な場所で実施していきたいと思います。 (3)防犯カメラの設置台数について 【委員】 此花区内の防犯カメラ台数が大阪市内ワーストワンであるとの説明があったが、これは公的なカメラのことで個人で設置したカメラは台数に含まれないのですか。 【警察】 警察が確認した私的な防犯カメラも台数に計上しています。 (4) 特殊詐欺の手口について 【委員】 去年は特殊詐欺が増えているということですが、警察では多発する手口を把握し、その対策をどのように一般の方、特に高齢者に注意喚起をしているのですか。 【警察】 今年は特に還付金詐欺が増加しています。 お金が戻ってくると騙して無人のATMに誘導して操作をさせ、お金を振り込ませる手口が多いです。 各所で広報啓発活動を実施し、警察官によるATMの警戒もしていますが、各金融機関にも声掛けによる被害防止対策を働きかけています。 また、若い方の間でも「携帯電話を使用してATM操作をしている高齢者がいれば特殊詐欺ではないか」という認識が広まってきており、先日も大学生カップルが高齢者に声かけをして被害を防止したというケースがありました。 被害が増えているものの被害防止対策の認知度も上がってきていますが、今後も警戒や広報等を地道に積み重ねていくしかないと考えています。 以上