警察署協議会会議録 名称 大阪府布施警察署協議会 開催日時 令和4年11月18日(金曜日) 午後1時30分から午後2時35分までの間 開催場所 大阪府布施警察署 講堂 出席者 委員 平井会長 大西副会長 江浦委員 井ノ口委員 加茂委員 弓手委員 永田委員 松本委員 茨木委員 坂口委員 池田委員 大住委員 石津委員 警察署 署長 副署長 総務課長 留置管理課長 会計課長 生活安全課長 地域課長 刑事課長 交通課長 警備課長 直轄警察隊長 広聴相談係長 議事概要 1 会長あいさつ 本日は、布施警察署協議会、令和4年の第3回を開催いたします。 今年も、後残すところ45日となりました。 今月30日には歳末警戒隊の発隊式も布施警察署にて行われます。 昨日は、大阪府警の各所属対抗の柔道大会が舞洲アリーナで開催されましたが、布施警察署は残念ながら二回戦で敗退したそうです。 本日は、新委員が来られていますので後ほど挨拶をいただきたいと思います。 2 新委員挨拶 この度は、平井会長の推薦もあり、布施警察署協議会の委員という大役を受け、身の引き締まる思いでいます。みなさんよろしくお願いいたします。 3 署長あいさつ 日頃、委員の皆様には布施警察署の諸活動に御理解と御協力、そして、御助言をいただきありがとうございます。 本日は、新委員を迎えての警察署協議会となります。 今回の警察署協議会のテーマは後ほど術科指導者である「吉井先生」から護身術と警察官の制圧要領について披露させていただきますので私の方からは「警察術科の必要性」についてお話しいたします。 警察術科というのは、「柔道・剣道・逮捕術」を言います。 では、何故力を入れるのかと申しますと、警察は「法の実践者」と言われ、法律を街の中で実践するのが警察官であります。 我々は、法律を勉強して知識として身につけ、現場では犯人逮捕や泥酔者保護等の時は、体力が必要となりますので術科に力を入れるのであります。 術科については、署長以下全署員が稽古に打ち込み気力体力の錬成に努めています。 3 議事 (1) 護身術及び警察官の制圧要領について【剣道教師による実技披露】 (2) 管内で発生している事件の特徴について【刑事課長】 本日は、布施警察署管内での「特殊詐欺と自転車盗事件」について御説明をさせていただきます。 まず、特殊詐欺について、大阪府下の発生状況については、昨年の同時期より件数、被害額も増加しています。 布施署管内にありましても、同様に増加傾向にあります。 最近特に多いのが、市役所の職員等を騙る「還付金型詐欺」と言われる手口です。 犯人は、振り込まれた金を、大阪からは遠く離れた銀行やコンビニのATMから引き出してしまうことから、なかなか捕まりにくいことになります。 このような詐欺の被害を防止するために、ATM周りにポスターを貼ったり、注意を促す店内放送(タレント起用)をしてもらう等の対策や、防犯教室、地域警察官の巡回連絡等の機会を通じた広報活動等の防犯対策をしっかりと進めることで、被害の防止を図っているところです。 最近では、このような詐欺の電話がかかってきても、殆どの方が「詐欺の電話」と見破っていただいており、被害に遭わずにすんだ事例が多く見られます。 特殊詐欺については、このような還付金に関する詐欺以外にも「クレジットカードやキャシュカードが不正利用されている」「今から警察官や銀行員がカードの交換に行く」等と言って、自宅にキャッシュカードを受け取りに行き、暗証番号を聞き出し出金する詐欺も多く発生していますので、御注意をお願いします。 次に、自転車盗についてですが、府下的にも今年の後半から急激に増加している状態です。 自転車は、昨年10月同期で布施署管内で大幅に増加しています。 自転車盗は、府下で発生する窃盗事件の約半数を占めています。 特徴としては、約5割が無施錠、約6割がスーパーや駅近く等の駐輪場での被害となっています。 盗難の被害を防ぐためには、「きちんと鍵をかける」「プラスワンでワイヤー錠」等を使って2重の鍵をする。 車体に記名するとともに、防犯登録も行う。 管理者が常駐していたり、防犯カメラが設置された駐輪場を使う等の防衛策をしっかりととっていただくようにお願いします。 これからも、被害の防止と共に、犯人の逮捕にしっかりと取り組み、「安全・安心なまちづくり」への取組みを実施して参りますので、引き続き御協力をお願いします。 (3) 地域課員による犯人検挙の事例について【地域課長】 布施署の地域課員は、全署員の約半数を占めており府下でも多い方です。 これら地域課員が、3交替で24時間勤務して、管内の安全・安心の確保に努めております。 管内では、高齢者を狙った特殊詐欺、女性を狙った痴漢、盗撮、声掛け、つきまとい事案が多く発生しています。 そのような住民に不安を与える犯罪を認知した場合は、犯人を捕まえるため課員を総動員して対応しています。 すべての犯人を捕まえることは難しいですが、7月には特殊詐欺の受け子を捕まえました。 最近では、いわゆる下着泥棒を捕まえています。 犯罪を防止するのも事件を解決するのも、住民の方の協力が欠かせません。 我々は、街の安全・安心を確保するために、日夜、精力的に活動しておりますので、引き続き地域警察活動に御理解と御協力をお願いします。 (4) 交通事故防止について【交通課長】 当署管内の交通事故発生状況についてですが、同時期比、死者数は減っているものの、発生件数・負傷者数共に増加しています。 11月11日に自転車乗車中の男性が列車と衝突するという死亡事故が発生しています。 また、布施警察署管内では、自転車関連事故の発生が多く、その特徴として、自転車関連事故の約8割が交差点で発生し、そのうち約5割が出合い頭事故です。 布施警察署では、街頭での安全キャンペーンや各種安全講習におきまして自転車事故防止に向けた広報啓発活動を推進するとともに、交差点付近における指導・取締活動を徹底しています。 また、薄暮の時間帯は、車はライトを点灯することで、歩行者や自転車は明るい服装や反射材をつけることによって早めに危険を発見することができるので、事故防止につながります。 交通事故死亡者数については、10月、11月、12月の期間が年間通じて最多となっています。日没後1時間以内の事故件数が急増するなか65歳以上の高齢者の死者数が増加しています。 4 質疑応答 (1) 信号設置要望について 【委員】 予てから近鉄「小阪駅」の「小阪・稲田線」の道路拡張に伴い交通量が増え危険なことから信号の設置を要望していますが、現在の状況や取組について教えてください。 【警察】 交通事故については現在の所数件認知しています。 信号設置については、警察本部の担当部署とも協議していますが設置基準に満たないということなのですが、今後も要望はしていきます。 御指摘の現場において、交通課が中心となり交通指導取締りを実施しています。 (2) 2025年、大阪関西万博開催について 【委員】 2025年、大阪関西万博開催に伴う東大阪市への影響について何かありますか。 【警察】 2025年の大阪関西万博が開催されても東大阪市には直接的な影響や動向はありません。 河内署管内になりますが、花園公園において、「花園エキスポ」と言うイベントを今後、毎年開催すると聞いています。 (3) 安まちアプリ配信について 【委員】 安まちアプリに小学生児童等に対するつきまといや声掛け事案の発生が多いが何か対策はとられていますか。 【警察】 当署における児童に対する声かけ事案は昨年20件でしたが今年は現在までに既に20件を超えています。 警察としては、行為者の発見に努め「検挙・警告・諸対策」を実施しています。 また、積極的に「安まちアプリ」を送信しています。