警察署協議会会議録 名称 大阪府旭警察署協議会 開催日時 令和5年7月11日(火曜日)午後2時00分から午後3時00分までの間 開催場所 大阪府旭警察署4階講堂 出席者 委員 木野会長 廣瀬委員 三木委員 貴田委員 上原委員 秋田委員 堀田委員 羽柴委員 警察 署長 副署長 総務課長 留置管理課長 会計課長 生活安全課長 地域課長 交通課長 警備課長 刑事課長代理 広聴相談係長 議事概要 1 会長挨拶 私は、旭区を30年見てきましたが、この30年で、大分変わったなと感じております。 社会が変わってきているわけですから、旭区も変わって当然なのですが、ただ、変わることの無い旭区の特徴と言うものもございます。 たとえば、旭区民は顔の見える関係を大切にします。 近隣住民の関係もそうですし、昔ながらのお祭りも、今も変わらずやっています。 顔と名前を覚える、これだけで、人と人とのつながりが全然違います。 ですから、警察の顔が見える協議会を開催してくださるのは、とてもいいことだと思います。 本当に、親身になって区民のことを考えてくださっていることがよく分かります。 警察は、なにか事が起きてからしか動いてくれないのではと思う人もいるかもしれないけど、そうじゃないと。 なにか、困ったことや心配なことがあったら、警察に相談したらいいんだと。 解決の道筋を示してくれるんだと。 この会議は、市民の側の声を大事にしていただける会議だと思っていますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。 2 署長あいさつ 皆様、今日はお暑いなか、お忙しいなか、旭警察署協議会に御出席いただき、ありがとうございます。 平素は、警察行政に御理解、御協力していただき、本当にありがとうございます。 この場をお借りしまして、お礼申し上げます。 警察協議会につきましては新型コロナの関係で約3年半ぶりの開催で、令和元年11月の開催を最後に今回まで面前の会議は中止となっておりました。 協議会のメンバーにつきましても、任期満了の交代があり、4名の方に新たに委嘱を受けていただき、新会長をはじめとする9名の方に、委員をお願いすることとなりました。 さて、コロナの関係での行動制限がなくなりまして、日常がやっと戻ってきたと感じております。 警察活動については、やはり、府民の方と対面でふれあう場が大幅に減少しておりました。 そのため、これまで、我々の警察活動が、市民の皆様の御要望を満たしているのかという心配がありましたので、今後は、こういった市民の皆様との対面での交流を積極的に実施していきたいと考えております。 次に、犯罪の発生状況を御説明します。 コロナの関係で社会活動が制限されていたなかでは減少傾向にあったのが、令和5年に、活動が活発になったことで、大阪府全体でも犯罪の発生が増加傾向になってきています。 ただ、当署管内におきましては、若干、減少しており、区民の皆様方の防犯意識の高まりが現れていると感じています。 ただ減少といいましても、大阪府下全体で考えると、旭区の犯罪発生件数は、必ずしも少なくはないというのが現状で、予断を許さない状況が続いており、引き続き我々も、皆様が安全で安心して暮らせる街づくりをしていきたいと思います。 もし犯罪が起こった場合、我々は迅速な捜査活動、早期の検挙、これによって第二第三の被害防止に全力を注いで参りますが、その捜査活動の中で府民の方に御協力いただくことも多々ございますので、御理解、御協力の程をお願いいたします。 また、皆様との協力関係を充実させまして、府民の期待に応える警察活動を推進し、治安の維持という我々の責務を全うしていきたいと考えております。 最後になりますが、こちらに並んでおります、各担当部署の課長・幹部はじめ、旭署員一同、旭区民の皆様の安心・安全を実現するために、日々精進して参りますのでよろしくお願いします。 3 業務概要説明 (1) 刑事課長代理 大阪重点犯罪発生状況 (2) 交通課長 交通事故の発生状況について (3) 生活安全課長 特殊詐欺の発生状況について 6 特殊詐欺DVD視聴 7 議事 (1) 少年犯罪の発生状況について 【委員】 旭区における少年犯罪の発生状況について教えて欲しい。 【生活安全課長】 旭区における少年犯罪の統計としまして、昨年は14件の刑法犯の検挙件数があり、大阪府下66署中、58番目となります。 刑法犯の内訳は窃盗事件、暴行傷害事件等です。 特別法犯は5件検挙しており、内訳は軽犯罪法、条例違反等で、府下66署中、43番目となっています。 大阪府下での少年犯罪の傾向として、SNSに起因する犯罪が多発しています。 また、少年が被害者となる性犯罪、児童ポルノや児童買春なども多いです。 さらに、少年の大麻事件も非常に多く、昨年、大阪府下における少年の検挙数は170件で、全国8番目となっています。 そして、昨今問題となっているのは闇バイト関連です。 ただ、少年犯罪における児童被害の性犯罪、大麻、闇バイトに関しましては、旭警察では現在のところ認知しておりません。 (2) 青少年による大麻等の犯罪について 【委員】 青少年への影響が懸念される大麻について、PTAや地域団体でも撲滅運動に取り組んでいるところであるが、大麻関連の相談を受けても、現物が大麻かどうか判断できないので、匂いなどを体験できるようなサンプルなどは無いか。 【刑事課長代理】 薬物事案に関心を持っていただき、ありがとうございます。 サンプルなど無いかとの御要望ですが、府警本部にも確認しましたが、残念ながら、そういった資料はないとのことでした。 代わりに、現物の写真資料をお手元に配らせていただきました。 大麻、覚醒剤、LSDといった規制薬物の見本になります。 匂いに関しましては、口頭で御説明しますと、一般的には、甘い匂い、青臭い匂い等の強い臭気がするといわれています。 ただ、大麻の匂いは、人によって感じ方が全く違いますので、一概に「こういう匂いだ」という説明はできません。 ですから、皆様の地域活動などで、大麻関連の相談などを受けましたら、遠慮なく当署に連絡してください。 (3) 広聴相談の取扱いについて 【委員】 広聴相談係での取り扱い状況を教えて欲しい。 【総務課長】 広聴相談係で扱うのは、「困りごと相談」と「警察に対する意見・要望」等になります。 当署で取り扱う相談の件数は、毎月約60件ほど、多い月は80件ほどとなります。 内訳は、「SNSに関する相談」「ネットショッピング等における架空請求に関する相談」、「金銭トラブル」、「契約上のトラブル」、「騒音などに起因する近隣住民とのトラブル」、「ゴミの不法投棄」、「男女トラブル」、「家族間のトラブル」、等が多いです。 相談の内容如何によっては、直ちに刑事課・生活安全課などと連携をとり、事件化等の対応をとります。 (4) 自転車の信号無視について 【委員】 交差点で見守り活動をしていると、信号無視をする自転車がとても多いです。 小さい子供を後ろに乗せたお母さんが、信号無視をするんです。 通学途中の子供達が信号待ちをしているのに、その横を大人が自転車で信号無視をして交差点を渡っていくのです。 私も「信号赤ですよ」と注意はするのですが、急いでいるのか、聞く耳を持ってくれません。 そういったことが頻繁にあって、一人が信号無視すると、若い人たちは、一緒になって信号無視をしていきます。 だいたい朝の8時頃なので、交番のおまわりさんに見ていただきたいと思っています。 子供がまねしたらいけませんし、子供が事故に遭ってはいけませんから。 【地域課長】 御指摘の交差点につきましては、警察官を派遣し、警戒方法等を検討したいと思います。 【署長】 最後に、当署の犯罪発生状況など細かく御説明させていただきましたが、皆様にお知らせしておきたいことがございます。 もうすでに登録されているかもしれませんが、「安まちアプリ」というものがあり、登録していただければ、旭区をはじめ大阪府下の知りたい地区の犯罪発生状況を知ることができます。 また、先ほど生活安全課長から、特殊詐欺に対する取組みの話がありましたが、私どもは金融機関と連携をとりまして、高齢の方の高額出金や不自然な出金については、特殊詐欺が絡んでいないかをしっかりお聞きして、確認することにしています。 地域の皆様も、そういった状況を見聞きしましたら、注意喚起していただけたらなと思います。 あと、コンビニで電子マネーを買わされる詐欺も多く発生しておりまして、コンビニの店員さんにももちろん、防犯指導をお願いしているところなのですが、皆様もお客としてコンビニに行ったときに気をつけて見ていただけたらと思います。 コンビニの電子マネーコーナーでモジモジされている高齢の方がいたら、詐欺に遭いかけている可能性が高いです。 そういったところを注意してみていただくことで、区民全体で詐欺を防いでいけたらと思います。