警察署協議会会議録 名称 大阪府門真警察署協議会 開催日時 令和5年7月4日(火曜日)午後2時00分から午後3時05分までの間 開催場所 大阪府門真警察署講堂 出席者 委員 西川会長 北田副会長 鈴木委員 森高委員 山田委員 江戸委員 隅田委員 警察 署長 副署長 総務課長 会計課長 地域課長 交通課長 警備課長 生活安全課長代理 刑事課長代理(犯罪抑止戦略官) 広聴相談係長 議事概要 1 署長あいさつ 本日は、大変御多忙な中、本年第1回目の門真警察署協議会に御出席いただき誠にありがとうございます。 また、平素より警察業務の各般にわたり、深い御理解と御協力を賜り、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。 本協議会の開催につきましては、コロナの影響で令和2年は未実施、令和3年は1回開催、令和4年は書面開催でありましたので、対面による通常開催は約1年半ぶりとなります。 また、本年は、任期満了により退任された2名の委員の後任として新たにお二方の委員に加わっていただいております。 どうぞよろしくお願いいたします。 御存じのとおり、警察署協議会は、皆様方の御意見や御要望などの意向を警察署の業務運営に反映させるためのものでございます。 署員一同、安全安心な街、門真を目指し、邁進していく所存であり、門真署の雰囲気も良く、士気も高く業務成績も非常に良い状況にあります。 本日の会議におきましても、御意見や疑問がありましたら、御遠慮なく積極的に発言をお願いいたします。 結びに、本日、御出席の皆様の益々の御健勝、御多幸を祈念いたしまして、私の挨拶とさせていただきます。 2 会長あいさつ 久方ぶりの協議会ですが、この間、警察署幹部の異動や協議会委員の改選がありました。 署長をはじめ、署員の皆様におかれましては、日々門真市の安全安心な暮らしに対して御努力いただいていることに感謝を申し上げます。 コロナ禍が続いていましたが、5月8日よりコロナウイルスが第5類感染症に移行し、各個人が適切に判断することになりました。 しかし、それから2ヶ月近くが経ちましたが、再びコロナウイルス感染者が増えてきているという報道もあり、やはり各々が今後も気を付けていかねばなりません。 この警察署協議会は、平成13年6月に警察署の業務運営に地域住民の意向を反映させるために設置されました。 門真市内の治安情勢や交通事故などの発生状況については後ほど担当課より現状などの報告があると聞いております。 私達、委員からも日ごろ各地域で気になっていることがあれば積極的に意見を出し合い、よりよい門真市の安全安心なまちづくりの一助になることを願います。 以上で私の挨拶とさせていただきます。 3 門真市の治安情勢について(令和5年5月末現在) (1) 犯罪発生状況 〜刑事課長代理〜 (2) 特殊詐欺事件の発生状況等 〜刑事課長代理〜 (3) 交通事故発生状況 〜交通課長〜 4 質疑応答 (1) 地域の防犯力強化に向けた、住民の防犯意識の向上方策について 【委員】 特殊詐欺対策は浸透しつつありますが、より悪質な犯罪である強盗傷害事件がメディア等で取り上げられています。 地域の防犯力強化と各家庭、個人の防犯意識を高める方策について教えてください。 【生活安全課長代理】 御指摘の点につきましては、ソフト面とハード面の両方の充実が重要だと考えております。 まず、ソフト面は「人」、つまり門真市民の防犯意識です。 門真市の安全は門真市民が守るという心がけがとても大事で、治安向上を担う門真警察署員が勤務に励んでいる姿を見ていただくことで、市民が防犯ボランティア活動に参加していただくきっかけを作っていきたいと思っております。 例えば、犬の散歩中に行うワンワンパトロール、ランニング中に行うランニングパトロール、その他、通勤しながら、買い物しながら、散歩しながらなど「何々しながら」の「ながら防犯」も立派な防犯ボランティア活動であり、住民全員が防犯意識を向上していくことによって、地域防犯力の向上に繋がっていくと考えております。 また、現在は特殊詐欺も多発しておりますので、金融機関の方に窓際で高齢者の方が電話しながらATMを操作している時に声かけをしていただくことによって、何件もの未然防止に繋がっておりますが、さらに発生件数を減少させるために、警察が高齢者の方に防 犯講習を実施し、修了証などを発行することで防犯意識を向上していけるのではないかと考えております。 次に、ハード面ですが、一言で言えば「防犯環境の整備」です。 地域でいえば、防犯灯や防犯カメラの設置であり、各家庭であれば、窓ガラスに防犯フィルムを貼る、ピッキングに強い鍵に取り替える、玄関にセンサーライトを取り付けるなど、防犯に強い街にしていくことです。 各家庭で防犯部品を取り付けるにはコストがかかるため、中々普及しにくいですが、空き巣や強盗を防ぐにはとても効果的ですので、是非、防犯環境の整備について考えていただきたいと思います。 【委員】 分かりました。 (2) 門真市による防犯カメラの設置場所について 【委員】 門真市内で防犯カメラの設置の助成をされると聞いていますが、どのような場所を検討されていますか。 【生活安全課長代理】 現在、門真市には476台の防犯カメラが設置されておりますが、カメラの増設については、更なる治安向上につながるものと考えています。 令和4年に制定した門真市の基本方針により、今後10年間で800台まで増設していく予定であり、現在は1年間に50台ずつ増設している状況です。 場所については、犯罪発生状況や住民の方からの要望を総合的に勘案して、門真市と協議して設定しています。 【委員】 ありがとうございます。 (3) 地域警察官の受傷事故防止方策について 【委員】 最近、長野県の警察官殺害事件等の、悪質な犯罪がマスコミで報道されていますが、安全・安心なまちづくりに御尽力いただいている警察官の安全対策はできていますか。 【地域課長】 受傷事故防止方策について、ハードとソフトの両面からお答えいたします。 まず、ハード面については、交番等の設備面があげられます。 特に、吹田で発生した警察官殺傷事件から交番のセキュリティが強化されており、防犯カメラの設置や資器材配備の充実等を行っています。 次に、ソフト面について説明いたします。 これは、個々の警察官への教養や訓練の実施についてです。 日頃から、柔剣道や逮捕術などを行い、体力錬成をしている他に、各府県で起きた警察官の受傷事案を参考にして、定期的に実戦的な想定訓練を実施しています。 【委員】 ありがとうごさいました。 (4) 自転車のマナーアップ方策について 【委員】 地域の住民から、門真市は自転車の通行マナーが悪いとの意見をよく聞きます。 特に、無灯火で走行する自転車が多いので、自転車の交通マナーの向上について教えてください。 【交通課長】 門真市だけに限らず、大阪府全域で自転車通行のマナーアップが課題となっております。 まず、交通安全教育について御説明いたします。 当署では、企業や学校に赴き、交通安全教室や各種講習会等の交通安全教育を実施しており、自転車の無灯火運転は、ドライバーからの発見が遅れて交通事故に遭う可能性が非常に高くなる、非常に危険な行為だということ伝え、ルールの遵守を図っています。 また、街頭活動中に無灯火の自転車を発見すれば職務質問を行い、ライトの点灯やヘルメットの着用等を指導し、盗難防止についても防犯指導しています。 【署長】 少し補足をいたします。 各警察署管内で、自転車の交通事故が多い路線や自転車の通行が多い路線を自転車指導啓発重点地区路線と設定しており、門真警察署では古川橋駅周辺を重点地区とし、府道八尾茨木線の試験場入口交差点から試験場前南交差点までの間を重点路線に指定しております。 通学で自転車に乗る人が多い、交通事故が多い、古川橋駅周辺で自転車に乗った買い物客が多い場所を選んで設定しているのですが、指定した場所から交通のマナーを向上させていこうという試みです。 【委員】 わかりました。ありがとうごさいます。 (5) 自転車用ヘルメットの普及方策について 【委員】 4月から自転車用ヘルメットの着用が努力義務化されておりますが、着用している人がまだ少ないように思います。 今後、市民に周知する対策は検討されていますか。 【交通課長】 御質問のとおり、自転車のヘルメットの着用については、本年4月から着用が努力義務化されております。 当署では、先ほど申しあげましたが企業や学校に赴いて、交通安全教室や各種講習会等を実施しております。 7月1日には、ららぽーと門真で大阪府や大阪市、様々な企業が参加して実施された「夏の交通事故防止運動」の広報啓発キャンペーンを実施して、自転車用ヘルメットの着用率をアップするために啓発活動を行いました。 その他、交通安全運動中のキャンペーンにおいても自転車利用者に対し、大阪府警で作成したヘルメット着用の広報ちらしを警察署のホームページや窓口、交番等に掲示しております。 地域課や交通課においては、朝夕の交差点立番の街頭活動時に通勤通学の自転車利用者に対し、ヘルメットの着用を呼びかけています。 また、一時期は自転車用ヘルメットを被りたいが販売していないという意見もよく聞きましたが、最近ではヘルメット製造メーカーも増産しているようなので、解消しつつあります。 まだまだ着用率も低く浸透しているとは言いがたい状況でありますが、警察だけでなく門真市役所等の行政とも協力して、積極的に着用を呼び掛けて参ります。 【署長】 今の説明に補足いたします。 過去の自転車事故の統計で、頭部を損傷した方の死亡率は令和3年までは非常に多く、たまたま令和4年は少なかったのですが、それでも40数パーセントの方が頭部損傷が原因で亡くなっています。 ヘルメットを着用していない場合、交通事故にあった際の死亡率がヘルメットを着用している場合に比べて非常に高いということや、自転車事故死者の大半が頭部を損傷するといった危険性を説明して広報啓発活動を行い、ヘルメットを着用するという意識を持っていただくことが大事です。 【委員】 ありがとうごさいました。 (6)「交番だより」の継続した配布要望及び防犯カメラの増設について 【委員】 以前から「交番だより」をお巡りさんが自宅に配ってくれており、母が警察官に見守っていただいていると言って、とても感謝しています。 さて、堂山地区は非常に高齢者が多く、また、昨今、凶悪犯罪も多発していますので、防犯カメラの台数も1年間で50台程度ではなく、もっと増設してほしいというのが住民の多数の意見なので、住民側からも門真市に「防犯カメラを1台でも多く設置してほしい」と働きかけていこうと思います。 【警察】 御意見ありがとうごさいます。 どうぞよろしくお願いいたします。 (7) 警察が関連しているステッカーを作成、配布してほしい 【委員】 以前、大阪府警から警察の「旭日章」の使用を承認いただき、門真警察署と門真市特設防犯委員会が連名してステッカーを作成し、飲食店などに配布して入口に貼ってもらい、反社会的勢力の立ち入りやトラブル防止に非常に役立っていました。 しかし、ステッカーの作成枚数も少なかったので、すぐになくなってしまい、それ以来、作成出来ていません。 昔は、大阪府警察が作成したステッカーが何種類もあり、玄関に貼るなどして防犯に非常に役立っていました。 予算の関係もあるのかもしれませんが、防犯に役立つステッカーを作成し、配布していただきたいと思います。 【警察】 分かりました。 御意見ありがとうごさいます。 (注意)当サイトでは、テキストに機種依存文字を使用しておりませんので、一部表記が異なることがあります。