警察署協議会会議録 名称 大阪府枚岡警察署協議会 開催日時 令和5年6月2日(金曜日)午前10時00分から午前11時30分までの間 開催場所 大阪府枚岡警察署4階 講堂 出席者 委員 中川会長 澤田委員 森田委員 西野委員 田原委員 北川委員 奥林委員 警察 署長 副署長 総務課長 会計課長 生活安全課長 地域課長 刑事課長 交通課長 警備課長 刑事課長代理 広聴相談係長 議事概要 1 会長あいさつ この度、枚岡警察署協議会の会長という大役を仰せつかりました。 前会長の後を引き継ぎまして大変身の引き締まる思いでございます。 また、コロナの方におきましてはどうやら収束を迎えるようでございますが、この足掛け4年のコロナ禍におきまして、雇用問題をはじめといたしまして社会が大きく変化しているように思います。 その中で、委員の皆様方のお力添えをいただきまして何とかこの職を全うしたいと考えております。 皆様の御指導をよろしくお願いしたしまして私の挨拶とさせていただきます 2 署長あいさつ 本日は公私共にお忙しい中、また、足元の悪い中、本年度第1回目の枚岡警察署協議会に御出席いただきましたこと、感謝しております。 本年度は、委員の皆様の委嘱改選が行われ、8名の方に再任していただき、新たに1名の方が新しく委嘱されました。 委員の皆様には、委嘱をお受けいただきましたことに対しまして、署員を代表して感謝申し上げます。 また、協議会の冒頭に感謝状を贈呈いたしました、前会長におかれましては、4期8年の長きにわたり、当協議会の運営に尽力いただき、その御労苦に対しまして、改めまして敬意を表しますとともに感謝申し上げます。 本日より、お集りの皆様に、枚岡警察署協議会の運営に携わっていただくわけですが、委員の皆様方におかれましては、市民の代表として、当署の警察業務の遂行に関し、深い御理解と御指導、御鞭撻をいただきますようよろしくお願い申し上げます。 さて、管内の治安情勢について若干私の方からお話しさせていただきますが、5月に入りまして残念ながら交通死亡事故が1件発生しております。 また、昨年より続いている還付金詐欺、金融機関等を騙るキャッシュカード手交型等の特殊詐欺の発生が後を絶たず、昨日現在で既に19件、総額1,988万円の被害額が発生しており、大変厳しい状況が続いております。 特殊詐欺対策といたしまして、先日、管内の金融機関の関係者やコンビニエンスストアの方々にお集まりいただき、「防犯連絡会」を開催し、携帯電話をかけながらATMを捜査している高齢の方々に声をかけていただいたり、当署に通報していただくことで、まさに水際での被害防止に取り組んでいただくよう、協力を依頼しました。 署員が一丸となって管内治安の維持にあたることはもとより、管内の関係団体や関係機関、民間の方々との協力・連携をより一層強めまして住民の皆さんが安心して暮らせる「安全で安心なまち枚岡」の実現を目指して参りたいと考えています。 委員の皆様方から忌憚のない御意見御要望をいただき、警察行政に反映して参りたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いします。 3 業務報告 (1) 総務課(総務課長) ・ 署の人員、施設概要、交番数、警察車両等体制について ・ 警察官募集広報について (2) 会計課(会計課長) ・ 会計課の業務内容について (3) 生活安全課(生活安全課長) ・ 令和5年4月末現在の刑法犯認知状況等について ・ 特殊詐欺防止に向けた取組について (5) 地域課(地域課長) ・ 特殊詐欺被害防止に向けた警戒活動について ・ 瓢箪山駅前交番の建替えに伴う移転について (6) 刑事課(刑事課長) ・ 刑法犯認知件数の増加に対する対応について ・ 東大阪市長選挙及び東大阪市議会選挙について (7) 交通課(交通課長) ・ 交通事故発生状況について (8) 警備課 ・ 土砂災害防止月間について ・ 不法就労外国人問題について (9) 犯罪抑止戦略官(刑事課長代理) ・ 大阪重点犯罪の発生件数等について ・ 特殊詐欺被害の特徴及び抑止検挙活動について 4 質疑応答 (1) 警察官に対する語学教養の実施状況について 【委員】 大阪は訪日外国人が多く、近年外国人による犯罪も増加しているように感じています。 新型コロナによる行動制限も解除され、今後ますます増加することを懸念していますが、外国人犯罪対策として、警察官の方の語学教養や、通訳育成の取組等についてお聞かせください。 【総務課長】 大阪府警察には、本部に教養課という部署があり、その教養課の中に通訳センターがあり、通訳業務と警察官の語学教養に取り組んでおります。 また、通訳の能力のある者を指定通訳員として指定しており、外国当署にも指定通訳員がおります。 (2) 枚岡警察署の今後の防犯施策について 【委員】 枚岡警察署の防犯施策といえば、小中学校に対する不審者対応訓練、通称「ジャッカル」が有名ですが、新型コロナによる行動制限も解除され、今後の防犯活動の予定及び展望について、計画していることがあれば教えてください。 【生活安全課長】 会合等をはじめとした各種広報活動への制限がなくなりましたので、従前のように犯罪抑止のための防犯キャンペーンや防犯教室をしっかりと推進していきたいと考えております。 特殊詐欺の抑止活動については、4月から管内のスーパーマーケット等において、キャンペーンを実施いたしました。 また、関西の金融機関の職員の方々と会議を持ち、携帯電話で通話しながらATMを操作している高齢者の方に対する積極的な声掛け等の協力依頼をしたのですが、本年4月以降、金融機関やコンビニエンスストアの職員の方が、ATM機を操作して、お金を振り込もうとしている高齢者の方に声を掛け、詐欺被害を未然に防止したという事例が6件ありました。 未然防止に御協力いただいた方々には、署長より感謝状を贈呈しております。 そのほか、子どもを守る対策としまして、5月から小学校における防犯教室を開催しております。 また、4月5月は、早朝の通勤通学時間帯に管内の各駅周辺、または通学路に対する、女性や子どもを守る安全対策ということで警戒を実施しました。 (3) 改正道路交通法(自転車用ヘルメット着用の努力義務化)について 【委員】 本年4月1日に施行された、改正道路交通法、特に自転車用ヘルメット着用の努力義務化について、趣旨等詳細を説明願います。 【交通課長】 以前から小中学生及び65歳以上の高齢者に対する自転車用ヘルメットの着用については促進してきましたが、平成30年から令和4年にかけて、重大事故の発生に対する自転車運転者の割合が増加しており、令和3年3月に、政府に第11次交通安全基本計画及び同5月に第2次自転車活用推進計画という会議で、自転車乗車時のヘルメット着用について話し合われ、国会の議決を経て道路交通法が改正されました。 大阪の状況はと言いますと、令和4年の重大事故に占める自転車運転者の割合は34.7パーセントとなっており、全国平均と比べてみますと、10パーセント以上高くなっています。 ヘルメット着用の有無による致死率は2倍以上の違いがあるというデータもあり、今後も街頭活動を通じて、自転車用ヘルメットの着用を促していきたいと考えております。