警察署協議会会議録 名称 大阪府西堺警察署協議会 開催日時 令和5年10月17日(火曜日)午前10時から午前11時までの間 開催場所 大阪府西堺警察署 講堂 出席者 委員 駒谷会長 井上副会長 上田(恵子)委員 桑田委員 小林委員 上田(光隆)委員 高槻委員 古澤委員 警察 署長 副署長 総務課長 留置管理課長 会計課長 生活安全課長 地域課長 刑事課長 交通課長 警備課長 警察署犯罪抑止戦略官(刑事課長代理) 議事概要 1署長挨拶及び運営状況 (1)挨拶 皆様、お忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。 また、平素は私どもの様々な活動に、御協力・御尽力を賜りまして、改めてこの場をお借りして御礼申し上げます。 (2)運営状況 まず、西堺警察署の運営状況について順次報告させていただきます。 当署は、令和3年7月に中堺警察署と分署しております。 中堺警察署と分署しまして、署員数は約6割となりましたが、少数精鋭の部隊としての気概を持ち、勤務に当たっております。 西堺警察署の体制として、まず総務課、留置管理課、会計課、生活安全課、地域課、刑事課、交通課、警備課、犯罪抑止対策室兼直轄警察隊の九つの部署で構成しております。 ア総務課について まず、総務課は、警察全体の福利厚生、逮捕術・剣道・柔道の術科の訓練、証拠品関係、協議会発足の発端となった相談関係を担当する係で構成されています。 特に相談関係については、事件関係、交通関係、情報提供等の相談を年間1,000件以上受理しています。 この相談に関して、受理した者が上司の決裁を受けますが、各上司の決裁において、その都度、必要な措置を講じ、更に、副署長、署長まで決裁処置いたします。全ての相談案件に関しては、副署長、署長が署員からの報告を受け、決裁し、適切に対応しております。 イ留置管理課について 次に留置管理課ですが、西堺警察署は、南方面においては中核の署であり、特に留置管理課については、正に中枢になっております。 留置管理課は、被留置者の人権に配意し、健康状態、被留置人の態度・考え等を事細かく注視しております。 具合が悪ければ、直ぐに病院に搬送する等、どんな些細な事でも見逃さない姿勢で勤務しております。 ウ会計課について 次に会計課ですが、金銭に関わる事、遺失・拾得に関わる業務を行うと共に、庁舎内の管理に関しても会計課が担っております。 会計課は金銭や貴金属を取扱うことを主としていますので、厳格な対応を求められていることから、国、大阪府、府警本部の監査を随時受けており、適切に対応しております。 エ生活安全課について 次に、生活安全課ですが、「少年犯罪」を担当している部署です。 本部所属や他署から、「西堺の少年問題は大変」という声が多く聞こえており、実際、少年犯罪の凶悪化・常習化・低年齢化が極めて顕著であります。 犯罪少年は、管轄外の場所から不良少年等が集結するという特徴もあります。 昨年も本年現時点でも、西堺署における検挙人員の約2割が少年であり、この数は他署と比較しても高いように思われます。 今春以降でも、中学生による強制わいせつ事件、中学生6人組による窃盗事件、大麻所持、電動自転車バッテリー盗や店舗での万引き事件、中高生による集団暴力事件で少年を逮捕等して解決しております。 また、大型商業施設内で「マスクを付けていない赤ちゃんや子供の腹を蹴ります」等と、子供に対する無差別殺傷予告事件が発生しましたが、検挙解決しております。 その甲斐あってか、不良少年・犯罪少年の間では、「西堺署管内で悪さをするとパクられる。うろうろしているだけでも徹底的に追及され補導される。」という噂が流れているようで、現時点では落ち着きつつあります。 ただ、ここで気を緩めてしまうと、元の通りになってしまうので、継続的に常時警戒しながら、健全育成の精神を持って、対応しております。 オ地域課について 次に地域課ですが、当署の約4割が地域課員であり、3交代制で24時間勤務しており、西堺署の触覚として、警察業務の最前線を担っています。 地域警察官の動きが、警察署の明暗を大きく左右する重要な部署であります。 南海本線高架工事に伴い、諏訪ノ森交番を移設しパトカーを配置したいと考えておりますが、これも私どもの一存で決することもできません。 ただ、このような構想があるということを、ご認識いただきたいと思います。 カ刑事課について 次に、刑事課ですが、本年発生の殺人・放火・強制性交強盗、強制わいせつ事件等の重大事件については、いずれも検挙解決しています。 また、先ほど生活安全課の業務で紹介させていただいた「マスクを付けていない赤ちゃんや子供の腹を蹴ります」等と、子供に対する無差別殺傷予告事件に関しても、刑事課、生活安全課が主として署全体が一丸となり検挙解決しております。 キ交通課について 次に交通課でありますが、交通の問題として、交通死亡事故の抑止と管内道路の交通渋滞問題があります。 まず、交通死亡事故についてでありますが、昨年の発生件数は3件だったものが、本年3月時点で3件発生しており、危機的な状況にあります。 これら3件の交通死亡事故は、大きな幹線道路ではなく、いずれも生活道路上で発生しております。 次に交通事故の発生状況でありますが、当署管内では国道26号等の幹線道路上での交通事故が、発生件数全体の約3割強を占めており、発生時間帯としては昼間帯の交通事故が全体の約7割を占めております。 当署の懸案事項の一つである石津西町交差での交通渋滞問題でありますが、この交差点は大阪臨海線にあり、築港新町に出入りする唯一の交差点であります。この交差点の問題は、朝夕のラッシュ時に車が渋滞して動かない、また、横をすり抜けていく車がいて危ない、という苦情が多いことです。ちなみに、この交差点に関して言うと、ピーク時(午前8時から9時の1時間)における交通流数は、約4,500台で約3割が大型車両であり、このようなことから、いつ大事故・死亡事故が発生してもおかしくない状況であります。 この問題に対して、交通取締り等を実施しておりますが、警察だけで解決できるものでもなく、より多くの方にこの現状を理解していただき、問題を解決して行きたいと思っております。 ク警備課について 次に警備課でありますが、災害関係、警衛警護等を担当している部署になります。 警備的に石津交差、築港新町が懸念事項の1つになっています。 その理由として、近い将来、南海トラフ地震が発生すると言われていますが、このような地震、津波等の大災害が発生した場合、臨海地区対策が非常に重要で、交通問題と共通の石津交差が大きな要衝と考えています。 臨海地区から内陸への避難経路は、石津交差に通じる道が一本しかないということが大きな問題であります。 臨海地区には、約180社、約1万人が勤務しており、運搬時等を考慮すると2万人とも3万人ともいう方々が勤務等していると言われています。 しかし、万が一の発生時には、避難経路が一本しかなく、何らかの対策を講じなければ、甚大な被害に至ることが容易に想像できます。 この対策については、警察独自で解決できる問題ではないものの、地震というものはいつ発生するか予測できないもので、このまま放置すれば、甚大な被害は目に見えています。 ただ、先ほども申し上げたとおり、警察だけで解決できるものではないので、あらゆる機会にあらゆる方々に訴えかけ、声を上げ続けることが極めて重要と考えており、また、皆様にもご理解いただき、声を上げていただくことが極めて重要であると考えております。 ケ犯罪抑止戦略室・直轄警察隊について 最後に、犯罪抑止戦略室・直轄警察隊についてですが、ここは若い隊員で構成されており、管区機動隊という機動隊の体制も整えており、先日も警備出動しております。 この部署は、若さと機動性を武器に、早急に動かなければならない時に、迅速に対応できるように、また、犯罪の発生状況を把握し被疑者の検挙、犯罪発生抑止のための対策を打つ部署になります。 2質問事項 (1)【委員】 ・中学生同士のいじめで接近禁止命令が出されることはありますか。 ・学生間の性犯罪事案の対応方法についてどうしていますか。 【警察】 1点目についてですが、現在の法律では、いじめによる接見禁止命令は発出されることはありません。 2点目の学生間の性犯罪についてですが、性犯罪だけでなく、全ての犯罪については、被害児童や保護者の意思を確認して、被害申告の意思がある場合は事件化をはかっております。 犯罪を犯した少年については、少年法に基づき、14歳以上であれば、検察庁や家庭裁判所へ送致しております。 13歳未満であれば、児童相談所へ通告しております。 学校でのいじめについてですが、いじめ防止対策推進法が施行され10年がたちました。 この法律制定きっかけとなったのは平成23年、いじめを受けた滋賀県大津市立中学2年の男子生徒が自殺した事件からで、以後、学校では今まで以上に警察や児童相談所等の関係機関と連携をとっています。 関係機関との連携について御説明します。 いじめ問題について、堺市内の関係機関で定期的に意見交換をおこなっています。 この前の会議でも、昔はなかった、LINE、ツイッター等のSNSを利用した「誹謗中傷事案」が増えていると説明されていました。 警察の対応要領について御説明します。 警察の基本的な考え方ですが、 ・教育上の配慮の観点から、一義的には教育現場における対応を尊重する。 ・犯罪行為がある場合は、被害児童、保護者の意向、学校における対応状況等を踏まえながら、警察として必要な対応をする。 ・被害児童の生命、身体、財産に重大な被害が生じている、又は、その疑いがある場合は、捜査等を推進し、積極的な検挙、補導等の措置を講じるとしています。 警察は、関係機関と連携をとりながら、いじめ問題等を対応しています。 (2)【委員】 ・「いらち運転」というのはどのようなことですか。 ・安全運転を呼びかけるよう事はされているのですか。 【警察】 「いらち」という意味ですが、関西地方の方言で「せっかち」「気が短い」という意味で、「いらち運転」とは、「ゆとり運転」とは逆の、自分本位で心にゆとりのない運転のことで、このような運転はやめましょうということです。 「いらち運転」をする要因として、早く目的地に着きたい等の様々な理由がありますが、いらち運転から起因する違反として、信号無視、速度超過、車間距離不保持などがあります。 そこで、西堺警察署では【安全運転を呼びかける方法】として、商業施設での広報活動を行っています。 また、幼稚園・小学校への安全教育や、管内企業に対する交通安全講習を行っております。 更に、交差点活動による信号無視違反の取締り、国道26号や大阪和泉泉南線などの主要幹線道路での二輪車に関連する、すり抜け、割り込み等の指導取締りを行っております。 最後に、企業とタイアップした交通安全広報等も検討しておりますので、ご協力のほど宜しくお願いいたします。 3議題【だんじりに関して】 (1)10月上旬の開催状況(6日から8日) ア雑踏警備に関して 雑踏警備に関してですが、物損事故等はありましたが、大きな事件・事故等はございませんでした。 8日の西区パレードの際、人数が最も多く、約2,000名で前年と同じくらいの人数でしたが、大きな混雑やトラブルもありませんでした。 イだんじり規制、事故等について まず、だんじりの道路使用許可についてですが、各だんじり地区の責任者から、道路においてだんじりを曳行するのに必要な『曳行日時、曳行場所』の道路使用許可申請を受けて、審査の上で安全に必要な条件をつけて道路使用許可を出しております。 (2)意見・質問事項 【委員】 祭りに関しては、人としての触れあい等もあるので、是非とも残してほしいと思っております。 以前ですが、会社の前をだんじりが走ったりしていまして、それを観ると何となく嬉しいですし、また、通った後は関係者が掃除をしてくれているのか、通りが凄く綺麗になっておりました。 終わる時間等に関しては地区同士で「終了時間は守りましょう」というように話し合っていただいて、また、地域でもそのように言っていただけたらと思います。 本当に綺麗にされていたので、是非、だんじりを続けていただきたいです。 【委員】 だんじりに関して、警察の方が色々な場所を警備されていますが、警察はどこを重点的に見ているのか教えていただければ、集会でその点を他の人も教示でき、より一層安全に祭りができると思います。 【警察】 基本的に、祭りに関しては自主警備をお願いしています。 ただ、大きな交差点であったり、大通りを横断する場合等は警察官が出て規制をいたします。 ですので、基本的は自主警備をお願いしていますが、大きな事故に繋がる虞がある箇所については事前に立入り等の規制を実施することで、事故を回避するよう努めています。 地区の代表の方は、何をして良いのか、何をしたら悪いのか、という事は分かっております。 また、代表の方には、祭りに際して危ない箇所や注意点等を教示させていただいております。 ただ、その考えが、下の者には完璧には伝わっていないという感じがしました。 例えば、祭りの入庫が遅れたことや、警察からの事故の問い合わせで初めて事故の申告をする、といったケースがありました。 ですので、各地区で代表の方を交え、教養や検討を行っていただければ、より一層安全で良い祭りになると感じています。 (注意)当サイトでは、テキストに機種依存文字を使用しておりませんので、一部表記が異なることがあります。