令和5年大阪府警察重点目標推進結果報告書 地域の安全安心を確保するための地域警察の強化 推進状況 1 地域の日常生活の安全と平穏の確保 ・地域の犯罪や交通事故の発生状況等を分析するなどして、地域の実態を把握し、実態に即した警戒活動を推進しました。 ・職務質問技能指導官によるロールプレイング方式での教養を実施し、職務質問能力の更なる向上を図るとともに、動画資料を活用するなど、効果的な教養により、地域警察官個々の職務執行力の向上に努めました。 ・通信指令室を司令塔として、本部関係所属と警察署が連携した組織的な活動を展開し、被害の拡大防止や被疑者の早期検挙に努めました。 【事例】 ・特殊詐欺事件の被疑者の検挙 警察官になりすましてキャッシュカードを窃取する特殊詐欺被疑事件について、事件認知後、迅速に組織的な初動警察活動を展開し、本部執行隊と警察署の連携により、不審者を職務質問した結果、被疑者と判明し検挙に至るなど、多くの被疑者を検挙しました。 2 地域に即した地域安全活動の推進 ・巡回連絡等を通じて、地域住民の要望等の把握に努め、寄せられた相談等については、迅速に組織で情報共有し、適切な対応に努めました。 ・地域住民等と協働した、通学路等における子供の安全見守り活動等、地域安全活動を推進しました。 【事例】 ・鉄道利用者の安全を確保するための特別警戒等の実施 「鉄道利用者の安全確保に関する包括連携協定」に基づき、鉄道施設内における利用者を狙った無差別殺傷事件を未然防止すべく、鉄道事業者との合同警戒を実施したほか、東大阪市役所、東大阪市消防等との協働による不審者対応訓練を実施しました。 3 地域警察におけるセキュリティの強化 ・交番等の施設のセキュリティ強化、装備品等の整備をはじめ、実際に発生した受傷事故等の検証をもとに教養を実施し、地域警察の強化を図りました。 ・交番をオンライン化するなど、職場環境の改善を図り、業務の効率化に努めたほか、警察機能を最大限に発揮できることを目的とした「交番等の最適化」を推進しました。 【事例】 ・「交番等の最適化」計画の推進 警察機能を最大限に発揮できるよう、交番の数や配置を計画的に統合、移転及び新設する「交番等の最適化」に取り組んでおり、令和5年度は、9警察署9交番を廃止、統合し、令和6年度から警ら連絡所として運用することとなりました。