警察署協議会会議録 名称 大阪府枚方警察署協議会 開催日時 令和6年2月16日(金曜日)午後2時05分から午後3時15分までの間 開催場所 大阪府枚方警察署4階講堂 出席者 委員 山口会長 林副会長 北山委員 林委員 初木委員 森脇委員 高橋委員 日垣委員 千葉委員 松吉委員 警察 署長 副署長 総務課長 留置管理課長 会計課長 生活安全課長 地域課長 刑事課長 交通課長 警備課長 広聴相談係長 議事概要 1会長挨拶 早いもので2月の中旬となりましたが、今は御承知のとおり、インフルエンザや新型コロナウイルスが大変流行っております。 皆様方も健康には充分留意していただければと思っております。 枚方警察署におかれましても、署員の方がインフルエンザ等に感染し急遽勤務態勢を変更しなければならない等、大変苦労しているとお伺いしました。 そのような最中にも関わらず、我々の生活の安心安全を常日頃から支えてもらっています署長以下、署員の皆様には大変感謝しております。 この後、鑑識教室があるとお聞きしました。 テレビドラマでしか見たことがないので、実際の鑑識の仕事がどういったものか興味津々であります。 自分自身が実際に経験することにより、今後の色々な警察活動の支援になればと思っておりますので、本日はどうぞよろしくお願いします。 2署長挨拶 本年は、皆様も御承知のとおり、元旦に能登半島沖で大地震が発生して甚大な被害をもたらし、今もなお多数の方が避難所生活を余儀なくされているほか、行方不明者の捜索活動も続いております。 当署からも1月中旬に署員が特別派遣部隊の一員として石川県警察に派遣され、捜索活動に従事しましたが、帰任した署員からはテレビ等で見るよりも悲惨な状況で、被災者のことを考えると胸が痛くなる、想像をはるかに超えたものであったと報告を受けております。 現在も、府警職員が石川県警察に特別派遣され捜索活動等に従事しており、一日も早い行方不明者の発見と復興を心から願っております。 昨年は、新型コロナウィルスが5類に移行され、枚方市内でも賑わいを取り戻してきましたが、その一方で、刑法犯認知件数は、大阪府下、枚方警察署管内ともに増加し、特に特殊詐欺については、令和4年の2倍を超える被害件数となる等、非常に厳しいものとなりました。 交通事故につきましても、件数・死者数・負傷者数の全てにおいて、令和4年の件数を上回る結果となりました。 枚方署としましては、昨年の犯罪情勢や交通事故の発生状況を細かく分析し、増加の要因や対策のポイントを検討して、署員1人1人が「安心安全なまち枚方の確立」という同じ方向、同じ目標に向かって全力を注ぎ、目に見える成果を挙げていきたいと考えております。 3管内の犯罪発生状況等について【生活安全課長】 昨年の枚方署管内の全刑法犯認知件数は、前年比でプラス約270件の合計約1,300件の認知があり、大阪府下でも当署と同様に増加となりました。 特に、特殊詐欺については、枚方署管内で約110件の認知があり、前年比ではプラス約110パーセントの増加率となりました。 これは、大阪府下のプラス約28パーセントの増加率と比較しても非常に高い数値となりました。 特殊詐欺のうち、「還付金があるので手続きしてください」等と言って被害者にATMを操作させ、被害者の口座から犯人の口座に送金させる「還付金詐欺」が一番多く発生しています。 特殊詐欺の被害総額は、約1億5,000万円にもなり、1件あたりに換算しますと、約130万円の被害となります。 被害状況につきましては 被害の始まりは固定電話から 65歳以上の高齢者が狙われる 独居や高齢者のみの世帯での被害が半数以上 という実態が見られます。 最後に、最近、犯人側が国際電話を利用して犯行に及んでいる事例が増加しています。 これらの対策のため、KDDI、NTTコミュニケーション及びソフトバンクの三社が共同で運営する海外との発着信の停止を行う窓口である「国際電話不取扱受付センター」に無料申込み手続きを行えば、固定電話を対象に発着信を休止できることから、国際電話を利用しない又は必要としない契約者に対して受付センターへの申込みを促しています。 その他にも、金融機関やコンビニに対し、声かけと警察への通報依頼を引き続き行い、協力をお願いしているところです。 4管内の交通事故発生状況等について【交通課長】 昨年の枚方署管内の交通事故発生状況につきましては、一昨年と比べますと、やや増加、若しくは同程度という数値になっておりますが、事故件数・重傷者数にあっては府下第3位、負傷者にあっては府下第2位と非常に多い結果となっております。 枚方署管内における交通事故の傾向として、事故発生時間帯のピークが、午前8時と午後5時の概ね通勤・通学のラッシュ時間に多く発生しています。 発生場所については、やはり国道一号線が非常に多くなっておりますが、重傷事故になりますと、招提や枚方署周辺、茄子作南の交差点等に集中しています。 枚方署管内における交通事故の特徴につきましては、「バイクと高齢者」になります。 二輪車関連の事故については、府下平均でいえば24パーセントになりますが、枚方署管内になりますと37パーセントと、非常に高い数値となっています。 高齢者関連の事故については、府下平均よりも若干高い33パーセントと、3件に1件は高齢者の方が絡んだ事故になっています。 特に枚方署の特徴としましては、第1当事者、いわゆる原因者の約7割が高齢者となっています。 署員一同、特に交通死亡事故の抑止に全力を注いで取り組んでいきますので、御支援御協力のほどよろしくお願いします。 5議題 特殊詐欺等の手口の傾向について【刑事課長】 特殊詐欺グループには、それぞれ役割があり、分業化されています。 よく聞く「受け子」や「出し子」の他にも、「搬送役」という役目の者もいます。 以前は「受け子」や「出し子」が騙し取った現金等を「指示役」に直接渡していたのですが、警察の検挙が進んだことによって、分業化が行われ、「搬送役」が「指示役」に運ぶ役目となり、なかなか「指示役」まで捜査がたどり着かない現状となっています。 また、若い年代の人でも犯罪に手を染めてしまうのが「助長犯罪(口座売買)」になります。 これは、SNS上の掲示板等で「口座を作って渡したら1件あたり10万円渡す」と言われ、自分の銀行口座を作って犯人グループに渡し、その口座を犯人グループが騙し取った現金を振り替えするのに利用するといった仕組みになっており、お金に困っている若い年代の人が口座売買に手を染めてしまうのです。 次に、特殊詐欺の手口についてですが、最近増加傾向にあるのが「サポート詐欺」になります。 これは、警告音と共にパソコンの画面上にウイルスに感染した旨の表示をさせた後、画面上に表示された連絡先番号に電話をさせます。 すると相手から「ウイルス除去作業をするので、こちらの指示に従って操作してください」と言われ、操作をしていったところ、パソコンが相手に乗っ取られて、ネットバンキングから勝手に送金される、あるいはウイルス除去の代金と称して、電子マネーを買わせる手口になります。 その他にも、特殊詐欺には分類されませんが、SNS等で有名人の名を騙り、投資するためと称して現金を騙し取る「非対面型投資詐欺」や、外国人を騙って恋愛感情を芽生えさせ、現金を騙し取る「国際ロマンス詐欺」という手口もあります。 普段経験しないことが起こり、お金を要求されるようなことがあれば、まず詐欺ではないかと疑い、身内の方や警察に相談していただければ被害も防げると思います。 6質問に対する回答 【委員】 事故多発地帯では、交通事故防止を喚起する必要があると思います。 どのような方策を取られているのか教えてください。 【警察】 交通事故を防止するためには、枚方市民や枚方市内を通過する方に交通事故の危機意識を高めていただくことが最も重要な手段になります。 ・道路情報板 国道一号線等の大きな道路に設置。よく目立ち、自由に文字が変えられることから、今伝えたい内容をリアルタイムで表示できる。 ・サインカー 動く情報板。事故が多発している場所や子供達の通学路などで注意喚起ができる。 ・取締り・検問 違反者の検挙及び運転者の危機意識を高める。 ・デジタルサイネージ 自治体や民間の企業が持っている広報媒体を活用し、注意喚起する。 ・京阪電車、京阪バス等の企業との連携 この他にも、新聞の折り込み広告や回覧板にチラシを入れる等色々な手法で注意喚起を実施しておりますが、足らない点、改善したほうが良い点等多々あると思いますので、今後とも御指摘御指導のほどよろしくお願いします。 【委員】 2026年に法改定され、自転車反則金が導入される等、免許取得が可能な年齢の者が自転車で違反すればバイクと同じように反則金が徴収されると聞きました。 事故が多発しているので、仕方がないと思いますが、警察ではどのように対応されるのでしょうか。 また、キックボードのような比較的新しい乗り物についても、どのように対応しているのでしょうか。 【警察】 大阪府下の全事故のうち、自転車が絡む事故は約35パーセントになり、都市部に行くほど増加しています。 法改正後の対応についてですが、先日パブリックコメントが終了し、今後法改正が進んでいくと思われます。 今回導入されるのが交通反則切符、いわゆる「青切符」で、これが自転車にも適用されるというのが改正の大きな柱になりますが、自転車の乗り方が変わる、警察の取り締まり対象が変わるといったものではありません。 取締りは、交通事故を防止するために行います。 今後も、悪質な違反や地域の方の御要望等を中心に取締りを行っていく方針であります。 次に、電動モビリティと呼ばれる特定小型原動機付自転車についてですが、すでに枚方市内では47台が登録されています。 これらに対する取締りにつきましては、自転車と同様に、悪質な違反を中心に取締りを行っています。 特に注意を要するものが、公道で走行することができない、違法モビリティの存在です。 枚方署管内においても既に検挙事例はありますが、このような違法なものが枚方で蔓延する前にしっかりと取締り・検挙を行っていきたいと考えております。 また、違法モビリティを運転する者の中には、「公道で走ってはいけないと知らなかった」という者もいます。 正規の自転車店で買う場合は、ほとんどが要件を満たしている正規の電動モビリティなんですが、インターネットや量販店で買い、知らずに運転していた方もいました。 販売する側にも公道走行してはダメだということをしっかりと教示した上で販売するように指導も併せて行っていきたいと思います。 【委員】 ニュース等で地震で避難している家に対して空き巣が発生し、治安が悪くなっていると聞きました。 災害が発生した場合、災害の規模にもよると思いますが、万が一警察署が被災した場合等のマニュアルのようなものはあるのでしょうか。 また、被災した現地の警察署へ警察官の派遣等はあるのでしょうか。 【警察】 1点目の被災した場合のマニュアルについてですが、大阪府警では、「大規模警備事案発生時の非常参集要領」が規定されており、大阪府下において大規模な警備事案が発生した場合には、召集の指示がなくても全署員が各自で指定された場所に参集することとなっています。 参集先は枚方警察署になりますが、万が一崩壊等により機能不全になれば、協定を締結している民間の代替え施設に参集して、一定の業務を継続することとなっています。 2点目の被災地への警察官の派遣についてですが、大阪府警から派遣部隊として、発災のあった元旦に1次部隊、1月4日から2次部隊、そして3次部隊として1月7日から救助部隊約100名、1月12日以降は、合計700名が被災地に派遣されています。 最後に、何時起こるか分からない災害に備えて、 ・ハザードマップによる避難所の確認 ・災害時における連絡手段の確認 ・突っ張り棒等による家具の転倒防止対策 ・自治体等が開催する防災訓練の積極的な参加 等、御家族で是非一度話し合ってください。 (注意)当サイトでは、テキストに機種依存文字を使用しておりませんので、一部表記が異なることがあります。