警察署協議会会議録 名称 大阪府河内長野警察署協議会 開催日時 令和6年4月23日(火曜日)午前10時30分から午前11時30分までの間 開催場所 大阪府河内長野警察署 剣道場(講堂) 出席者 委員 岩本会長 徳竹副会長 木下委員 中西委員 三浦委員 尾ノ上委員 横山委員 高比良委員 牧主委員 警察 署長 副署長 総務課長 会計課長 生活安全課長 地域課長 刑事課長 交通課長 警備課長 交通課長代理 広聴相談係長 1会長あいさつ 先日、新聞を見ていると4月には春の全国交通安全運動が行われ、全国では55人の方が亡くなられたと掲載されていました。 この結果は過去最少とのことで、その背景には自動車の安全装置の発達もありますが、署の皆様方の普段からの事故防止への取り組みのおかげだと感謝しております。 また、河内長野市は人口123,000人をピークに毎年1,000人づつ減っており、その背景には企業の他市への移転等があります。 一方、河内長野市の良いところは、大阪府下でも一人当たりの犯罪件数も少ない安全安心な町と聞いております。 今後も、この良い状況が続くように皆様よろしくお願いします。 話は変わりますが、私は一昨日、富山県の方で自転車の大会に出ていました。 そこは能登半島の氷見市をスタートするのですが、そこは1月の震災の影響で未だに住宅が傾いたり、瓦がずれブルーシートが被せられていたり、道路も所々亀裂があったりしていましたが、多くが修復の痕が見受けられ、国が最優先で修復したことが伺われました。 私自身も早く復興が出来たらと願っております。 この後、河内長野市内の犯罪発生状況等の説明等があるとお聞きしておりますが、より良い会に出来たらと思っています。 2署長あいさつ おはようございます。 新年度になりまして、皆、心機一転、課長等も数名変わっておりますので、後ほど自己紹介もしたいと思っています。 先ほど、会長からもありましたが、管内では春の交通安全週間では大きな事故、死亡事故はありませんでした。 ですけども、特殊詐欺等が発生しておりまして、後ほど事例を出しながら、手口等を御説明させていただきます。今日の会は、色んな意見を聞かせていただいて、警察運営に反映していきたいと思いますので、忌憚ない意見を宜しくお願いします。 3管内の刑法犯認知状況及び交通事故発生状況等について 【刑事課長】 はじめに、当署管内における刑法犯認知状況について説明します。 まず、当署管内の令和5年度中の刑法犯認知件数は合計で約370件、令和4年度中より約40件増加という状況にあります。 府下の刑法犯認知件数では、府下66署中62番目の下から5番目に認知件数が少ない署ということになっております。 令和6年2月末の集計では、刑法犯の総数が65件、令和5年2月末時点とほぼ同数となっており件数からも安全安心な街と位置づけられると思います。 と言いましても、一つ課題があります。 それは特殊詐欺の件数が増えているということであります。 全体としては少ないですが、特殊詐欺だけが増加しているのが今後の課題であり懸案事項であります。 そこで、特殊詐欺についてお話しさせていただきます。 特殊詐欺については、昨年、当署において18件認知しておりますが、署で被疑者を割り出したという結果には至っておりません。 この手の被疑者の検挙は非常に難しく、その理由は4点あります。 1つ目は、犯行グループの拠点が海外に置かれている場合が大半ということです。 昨年、ニュースでになった「ルフィー」を中心とした組織犯罪も海外を拠点に置いていました。 海外に拠点を置かれていることが、検挙の難しさの要因となっております。 2つ目は、高齢の被害者が多く、自分自身が騙されているという認識が薄いことです。 被害に遭って、騙されてお金を振り込み、翌日になって家族の方が話をして「それ詐欺やで」と言われ、そこで警察に相談して発覚したということもあり、警察が認知した時には既にお金も引き出されていたということも検挙の難しさの要因となります。 3つ目は、騙された被害者は指定された口座にお金を振り込みます。 その口座は売買された口座が多く、実際に使っている被疑者にたどり着けないということが要因です。 4つ目は「受け子」「出し子」という組織の末端被疑者については捕まる可能性もありますが、上層部への突き上げ捜査が困難となっています。 ですので、受け子一人を捕まえても、芋づる式にグループ全体が捕まるということは難しい現状です。 この様な状況から、特殊詐欺と言いますのは検挙が難しい犯罪となっています。 したがいまして、被害に遭う前に防犯・啓発活動をするということが非常に重要になってきます。 この点につきましては、後ほど、生活安全課長の方から説明させていただきます。 【生活安全課長】 特殊詐欺(サポート詐欺)等の現状について 河内長野市内における特殊詐欺の状況は、3月末現在、認知件数、被害額数、アポ電共に減少している状況にありました。 しかし、4月に入ってから架空請求詐欺、いわゆるサポート詐欺が大幅に増加して、先週末現在でプラスに転じました。 サポート詐欺とは自宅パソコンでインターネットサイトを閲覧中、サイトを見るためクリックすると、警告音が鳴り、警告画面が出ることがあります。 突然パソコン画面に警告画面が出ることで、被害者をパニック状態にさせ、お金をだまし取る、それがサポート詐欺です。 大阪府内では、こうしたサポート詐欺が増えていて約120件発生しています。 このうち河内長野管内での認知は6件です。 最近、河内長野であった事例で、このサポート詐欺の手口を説明します。 最近の事例では、男性が自宅パソコンでインターネット検索をしていると「ウイルスに感染しています」というポップアップ画面がでました。 画面にあるサポート先に電話すると自称アメリカ人の社員が出て「ウイルス対策としてソフトを入れるので5万円分の金券ギフトカードをコンビニで購入するように」と指示がありました。 これが、コンビニで売っているカードです。 電話の指示通りコンビニでカードを購入し、裏面にあるカードの番号を自称社員に伝えました。 番号を伝えるということは、このカードに入っている金額の権利を譲渡することになります。 番号を相手方に伝えたところ、「番号が間違っている、返金手数料を含め、8万円のカードを購入して番号を送ってほしい」と言われました。 このように何度も理由をつけてカード購入、番号送付を指示され合計約40万円のお金をだまし取られました。 最後は、20万円のカードを購入する際に、コンビニ店員が気づいて110番してくれて、この詐欺被害がわかることになりました。 これがサポート詐欺の手口です。 サポート詐欺を防ぐ一番有効な手立ては、カードを売っているコンビニ店員が、被害者に声かけして止めることです。 警察は、各コンビニに被害者を見分けるための声かけ要領チェックシートをくばり、高齢者や繰り返しカードを購入する人がいれば、店員に声かけしてもらい、警察に通報して貰うようお願いしています。 チェックシートは表裏になっており、表面は購入者ご自身に確認してもらう用で、裏面は店員がだまされている可能性のあるお客さんをチェックする用になっています。 他に防犯チラシも配ってます。 しかし、店長ならまだしもバイトの人はなかなか判断がつかなかったり、あまり強い関心がないのか、声かけしづらいみたいです。 コンビニで5万円以上のこうした金券カードを購入した場合、コンビニ側がレシートに収入印紙を貼付する必要があります。 ここに着目し、河内長野では管内の全コンビニ29店舗を回り、「収入印紙を使用する場合、チェックシートを確認し警察へ通報願います」というカードを配布しています。 このカードをコンビニ店内の収入印紙を置いている場所に設置してもらうことで、コンビニ店員に積極的な通報を促します。 こうした「気づき」「通報」が浸透するよう、生活安全課では、日々各店舗を指導してまわっています。 以上、警察は日々こうした広報活動して、1人でも特殊詐欺の犯罪被害を防止しようと取り組んでいます。 協議会の委員の皆様も、御協力お願いいたします。 【交通課長】 管内の事故の特徴と高齢者事故の防止施策について まず、管内の物損交通事故に見られる特徴について説明します。 当署においては、令和5年中の概数ではありますが、物損交通事故約1900件、人身事故約230件、死亡事故3件が発生しています。 そのうち、駐車場内で発生した物損交通事故が約600件、割合にして約3割を占めています。 都市部に比べて、どの商業施設も駐車場の広さにゆとりがあるにもかかわらず衝突する事故が多いのが特徴です。 広い駐車場は、他の車や歩行者の動きが読みにくく、多方面に注意を向けなければならない側面があることを注意喚起していきます。 次に、管内の高齢者事故の具体的特徴について説明します。 交通事故の状況は、一つとして同じものはないのですが、特に御高齢の方に注意していただきたいのは、体調不良時には運転をしないでいただきたいということです。 運転中に体調不良に陥ったり、意識を失ってしまって交通事故につながってしまっている交通事故が続いております。 例えば、風邪をひいて発熱している、持病のため体調がすぐれないという状況で運転したことによって、運転継続ができないような体調不良や、意識を喪失してしまい、交通事故を起こしています。 季節も移ろい、これから暑い時期に入りますので、その日の体調には十分注意していただいて、睡眠は取れたか、疲れはないか、発熱などはないか、水分は摂ったか、医師から運転に関する注意はなかったかをよく振り返っていただいた上で、自転車・バイク・車の運転をして貰う様にあらゆる機会を通じて広報等実施していきます。 最後に、高齢者事故防止の具体的施策について説明します。 交通課では、御高齢の方を対象に、自動車の運転技能に関する実技講習や、自転車の交通ルールに関する講習会を実施するとともに、市役所と協同して、市役所ホームページや市役所公式ラインに交通安全情報を提供する等の広報啓発活動を実施しています。 また、主要交差点における信号無視、歩行者妨害違反等の取締り、早朝・薄暮の時間帯における交通監視警戒活動を行っています。 【地域課長】 地域課の取組について説明します。 地域課は、制服を着て交番、駐在所で勤務しており、各種事件、事故の現場に真っ先に到着する役割を担っております。 先ほど説明させていただいた、現在の懸案事項であるサポート詐欺や還付金詐欺等の通報がされた場合、最初に現場に到着するのは地域課員になります。 その都度、通報者の方に詳しい事情をお聞きし、防犯指導を実施する等して、一人でもだまされる被害者を出さないことを目標に活動しております。 また、巡回連絡で住民の方々のお宅を訪問する際や、地元の方々の集まりでお時間をいただいて、最近多発している犯罪情報や防犯指導をタイムリーに実施させていただいています。 もう一件、昨年の話になりますが、地域課の活動について御紹介させていただきます。 令和5年10月4日、インドネシア国家警察の研修生に対して河内長野警察署において、駐在所業務を紹介するという機会がございました。 この企画は、日本政府が行っている、インドネシア国家警察改革支援プロジェクトの一環になります。 大阪府警での研修は2週間程度の期間でしたが、様々な研修の中で駐在所業務の研修について、当署が選ばれました。 研修日程は一日だけでしたが、有意義な研修となる様、様々な研修を計画しました。 駐在所業務の紹介となりますので、駐在所勤務員がどれだけ地域住民の方々と一体になって業務を進めているかという事を見ていただくため、当署として次の様な研修を計画しました。 まず一つ目は、天見小学校の協力をいただき、駐在所勤務員が小学生に対して、実際に指紋採取や足跡採取を経験してもらう鑑識教室を実施し、インドネシアの方々にも駐在所勤務員と一緒に子供達と交流してもらうという企画でした。 小学生に対しても、インドネシアの方々との交流は新鮮であったと思います。 次に駐在所管内にお住まいのお宅を訪問し、巡回連絡の状況を紹介させていただきました。 巡回連絡の紹介の合間に、インドネシアの方々から地元の方々に対して、駐在所勤務員の印象などを質問し、住民の方からの意見を直接聞いていただく等、非常に有意義な研修となりました。 次に滝畑駐在所に移動し、駐在所勤務員が車両に積み込んでいる盾やさすまた等の装備品の紹介を行いました。 透明の盾やさすまた等の説明を受け、帰国した後の装備品の開発にも役立てると仰っていました。 次に滝畑ダムに移動し、大阪府の船舶を借りて、滝畑ダム内の警戒について体験をしていただきました。 当署と大阪府が協力して滝畑ダムの安全を守っている事を体験していただくことが出来ました。 今御紹介した研修は、日本政府主体のプロジェクトの一環であり、非常に注目度が高く、ニュースでも取り上げられました。 今回は、インドネシア国家警察改革支援プロジェクトの研修先に河内長野警察署が選ばれ、河内長野市にお住まいの皆様と河内長野警察署とが協力して行っている防犯意識の高いまちづくりへの取り組みについて、インドネシア国家警察の方々へ研修を行えた事と、河内長野市の魅力を全国的に紹介出来たと思いますので、この機会に警察署協議会の皆様に御紹介させていただきました。 今後とも、地域課の活動に対する御理解、御協力をお願いします。 【警備課長】 雑踏警備の目的及び内容について 令和6年5月19日に予定されている河内長野市市制施行70周年記念事業における雑踏警備対策について、御協力を賜りたく、目的及び警備内容について説明させていただきます。 まず、雑踏警備とは、多くの市民・府民の方が安心してイベントを楽しめる安全で事故の無い行事を目的として、主催者及び管理者と協力して、警察が行う警備の一つになります。 大阪での雑踏警備は、年始の住吉大社、夏の風物詩である天神祭等の各種花火大会、岸和田の地車祭等が有名ですけども、日本の警察で大きな失敗事例がございます。 忘れてはならない2001年7月21日の明石の市民花火大会で発生した事故です。 この時の事故では、死者11人、負傷者183人を出す大事故となり、多くのお子さんも犠牲になりました。 この様な事故を二度と起こさない為にも警察として万全の警備を行っていきますので御協力をお願いします。 次に行事内容ですけども、河内長野市市制施行70周年記念祝賀地車パレード実行委員会が主催となります。 来月の5月19日日曜日に、場所は河内長野市役所を出発地点として、ラブリーホール周辺道路から河内長野駅まで曳行いたします。 また、各種地車が集まってくる千代田、長野、高向、三日市地区の各町内道路を回る予定にしております。 参加地車は26台、行事参加者は約2,600人、観客動員数は約2,400人を予定しております。 警備概要は、人が多く集まる場所として、河内長野市役所周辺、及び河内長野駅での自主警備員を中心とした警備を行う予定です。 また、交通整理が必要な場所として、河内長野警察署前交差点や本町等での交通整理を予定しています。 安全で事故の無い、楽しい本行事が無事に終わりますよう、河内長野署も署長以下で警備にあたっていきますので、何卒、御協力の程、宜しくお願いします。 4 質疑応答 高齢者の交通事故に関しての施策について 【委員】 高齢者の運転免許返納の促進についてどのような施策をとられているのでしょうか。 河内長野市は、場所的に坂が多いので、返納してしまうと生活がなかなか不便になると思うのですが、警察だけで無く、民間団体とも、もっとコラボして、返納した時のサポート体制を民間企業だとか商店街だとかと連携して、お互いが良い方向に行けば良いと思います。 その連携を進めていただきたい。 また、以前に芸人さんが載ったポスターをいただいたが、「貼ってください」と持ってこられても、お店として貼りづらい時もあります。 その辺も「見たいな」とか「貼りたいな」とか思えるキャッチフレーズに今後は改善していただけたらと思います。 【交通課長】 確かに、芸人さんを好きな人にとってはうれしくても、全く興味の無い人にとっては貼りずらいという場合もあると思います。 おっしゃられる通り、広報媒体を使った返納促進については、色々な報道等を通じてやっているのですが、河内長野市を含め、郡部に行くと、どうしても車が無いと生活できないという地域もあります。 国全体の施策として、都市部と郡部とは全く環境が違うので、それを一括りにしてはどうかというのもあります。 当然、返納に関しての企業とのサポート、確かにおっしゃる通り、実際に窓口に来て返納される方もいますが、運転経歴証明書というのも希望によりお出しする場合もあります。 これを取得することで、タクシーチケット等の割引があり、自治体によっては、色々と力を入れているところもあります。 当然、警察としても自治体や企業に働きかけて、その環境を整える為の働きかけが必要だと考えています。 5閉会 これを持ちまして、令和6年度河内長野警察署警察署協議会を終了します。 (注意)当サイトでは、テキストに機種依存文字を使用しておりませんので、一部表記が異なることがあります。