警察署協議会会議録 名称 大阪府浪速警察署協議会 開催日時 令和6年6月28日(金曜日)午後2時から午後3時10分までの間 開催場所 大阪府浪速警察署6階講堂 出席者 委員 林会長 中野委員 田河委員 粟辻委員 谷口委員 冨田委員 竹中委員 木村委員 警察 署長 副署長 総務課長 会計課長 生活安全課長代理 地域課長 刑事課長 交通課長 警備課長 広聴相談係長 議事概要 1会長挨拶 委員の皆様、警察署幹部の皆様、本日も御多忙のところ、本年度、第一回目の警察署協議会に御参加いただきまして誠にありがとうございます。 本協議会も、警察幹部の皆様より、各委員の皆様から事前にいただきました警察行政等に関する「御意見・御要望」について、御回答をいただけるとお聞きしております。 今後暑くなってまいります。浪速署職員の皆様におかれましては、パトロール等あると思いますが、体調に気をつけていただき安全なまちを目指して御活躍されることを期待しております。 以上で、私の挨拶とさせていただきます。 2署長挨拶 今年の3月26日付けで浪速警察署長に着任いたしました。よろしくお願いいたします。 着任以後、各関係団体の会議や会合等に参加させていただいておりますが、地域の方々の地域を愛する強い思いを感じておりますし、地域の安心・安全に対する活動への関心も非常に強く感じております。 また、警察署の活動等に関しても、非常に好意的に御支援、御理解いただいております。 ただ、この警察署協議会にあっては、警察署に対する応援の声だけではなく、地域の代表である皆様からは、浪速警察署に対する厳しい御意見、御要望をいただければ、今後の浪速警察署の活動に関して非常に参考になりますので、本日は皆様からの貴重な御意見をいただけたらと思います。 どうかよろしくお願い申し上げます。 3各幹部の挨拶 副署長以下、各幹部の挨拶 4報告及び質疑応答 (1)「匿名・流動型犯罪グループの対策強化」に対する回答 【警察】 匿名・流動型犯罪グループは、「トクリュウ」と呼ばれており、最近ではニュース等で取り上げられている新しい犯罪グループとなります。 これまでの犯罪組織というと代表的なものとして暴力団がありますが、「トクリュウ」と呼ばれる組織は暴力団とは違って組織の上下関係や命令系統等がハッキリとしておらず、SNSやインターネットで集められた緩やかな結びつき同士の者で構成され、それらを指示役が実行犯として使い、全国的に「強盗、詐欺」等の凶悪事件を繰り返し敢行し、現在国内の治安上の脅威となっています。 この「トクリュウ」の特徴として、実行犯はSNSやインターネットを通じて、いわゆる「闇バイト」で集められ、お互いのことを全く知らない間柄でその場だけで構成され、犯罪行為が終わるとバラバラになるという離合集散という特徴から、実行犯を捕まえても犯行実態の把握ができないという特徴があります。 主犯にあっても、匿名性の高いSNSを使用し実行犯に指示をするだけで、海外等にいる主犯までなかなかたどり着くことができません。 ですから ・実態が非常に不透明であり、組織全体を把握できない ・実行犯を捕まえても、指示役等の組織の上部へたどり着けない ・その結果、グループ全体の検挙、解体が難しい という問題点があります。 以上の問題点から、警察の取り組みとして、部門横断的に戦略的な実態解明、取締りを推進しているところです。 そこで委員の皆様にお願いとして、警察だけでなく府民の皆様からも、些細なことでも匿名でも構わないので、警察に情報を挙げてほしいのです。 【質疑なし】 (2)「SNS等を使用した詐欺手口」「クレジットカードの不正利用の被害防止」「特殊詐欺の防止策」に対する回答 【警察】 大阪府下における特殊詐欺の認知件数は、令和元年をピークにいったん減少しましたが、令和3年以降増加の一途をたどっており、大阪府下では、令和5年2,656件、被害総額36億6,140万円、浪速署では、本年5月末時点8件、被害金額781万円となっており、昨年に比べて件数、被害額等増加しています。 浪速署で認知した特殊詐欺の手口は2種類で、還付金詐欺、架空料金請求詐欺となります。 還付金詐欺とは、税金還付等の必要な手続きを装って、携帯電話で銀行へ誘導し、ATMでお金を振り込ませるという詐欺です。 架空料金請求詐欺とはパソコンを利用している最中、メール等でウイルスに掛かっていると連絡が入り、その修理名目でアップルカード等の電子マネーを購入させられるという詐欺です。 これらの詐欺についての対策としては 1公的機関への確認 還付金詐欺は公的機関を騙って行われることからそのまま話をするのではなく、いったん電話を切断し公的機関へ確認 2家族への相談 普段から家族と緊密に連絡を取り合い、不審な電話があれば直ぐに気がつくようにしておく 3固定電話機に防犯対策を講じる 防犯機能付き固定電話への買い換え、自動録音付き電話に変える事で、録音されて証拠が残る事を嫌がる詐欺グループからの電話が減ったりする、当署は無償貸与をしている 4銀行口座への防犯対策 口座の使用が入出金のみしか使っていない方は振込限度額を0円設定する の4点を対策としていますので参考としてください。 次に、「SNS等を使用した詐欺手口」ですが、インスタ、ツイッターで有名人も登録していると謳い信用を高め、「絶対に儲かる」とSNSの登録やセミナー参加を誘い接触してきます。 その後、セミナーやSNS上のやりとりで、詐欺グループの仲間が一般人を装い「私も〇万円儲かった」等と、あたかも利益があったように見せかけ、その後いったん少額を振り込ませた後、利益と称して幾らかのお金が実際に振り込まれます。 その結果、相手を信じてしまい、さらに大きな金額を振り込んで詐欺被害にあうという手口です。 防止策としては 1怪しい儲け話に乗らない 2投資等の不審なグループには登録しない 3連絡が来てもメッセージを拒否する 4金融庁の登録の有無を確認する という対策で被害を防止できます。 次に、ロマンス詐欺についてですが、有名人や海外居住者と思わせ、SNS等のやり取りで相手に恋愛感情を抱かせて、お金を振り込ませるという手口です。 具体的には、結婚を約束し、そのためのお金が必要と称してお金を振り込ませるという内容です。 防止策としては実際に会ったこともない相手を信じないことです。 SNS投資詐欺やロマンス詐欺に関しては被害額が49億円と特殊詐欺の被害額を上回っている状況です。 次に、クレジットカードの不正利用 フィッシング詐欺についてですが、実在の会社を騙って偽のメールを送り付け、クレジットカード番号や暗証番号、個人情報を入力させ、不正にカード情報を入手しクレジットカードを使用するという詐欺です。 防止策としては、不審だと思えば、当該企業に連絡して確認する、その際にメールで送られている連絡先は詐欺グループの番号である可能性が高いので、そこには電話やメールをしない、必ず、公式の連絡先に連絡して確認するという対策になります。 以上です。 【質疑なし】 (3)「電動キックボードへの対策」「駐車除外標章の不正使用対策」「自転車通行時の注意点、管内の交通事故多発交差点マップ」に対する回答 【警察】 電動キックボードは16歳以上であれば運転免許がなくても乗れることから、若者を中心に利用されていますが、その利用者は交通ルールを十分に理解しているとは言いがたく、違法な歩道通行や定員外乗車などの違反が散見されます。 よって、当署管内においては、昨年から自転車と同様に、電動キックボードの指導取締りを積極的に行い、利用者の交通ルール遵守の徹底を図っています。 また、利用者に対する啓発活動として、毎月8日に浪速交通安全協会、浪速警備業協会と合同で、声かけやリーフレット配布等をしており、来月には交通機動隊からサインカーで広報啓発活動を実施する予定です。 駐車禁止除外指定標章の不正利用についてですが、交付された方が実際に使用していない等の不正使用があれば返納を命じられる事もあります。 また、「車庫代わりの路上駐車」等は、交付された方が正規に使用していたとしても除外されません。 委員の御指摘の不正に使用している車両については、駐車取締りの際に車両に掲出されている駐車禁止除外指定標章から交付された方に連絡し、現状と聴取した内容から適正使用か判断し、不正な使用であれば駐車違反として措置しています。 次に、浪速区内における自転車関連の人身事故については、昨年157件発生、人身交通事故全体の45.5パーセントと約半数が自転車関連の事故で約9割が交差点付近で発生しています。 これらの傾向からも、当たり前の事ですが、自転車であっても交通ルールをしっかりと守ってもらい、交差点では一旦停止して左右を確認し、事故防止してもらう事しかありません。 また、交差点に限定したものではありませんが大阪府警のホームページの「交通情報」「交通事故発生状況」を選択し「あなたのまちの交通事故マップ」に御覧になりたい情報を選んでいただけますと事故発生情報を確認できますので参照していただければと思います。 以上です 【質疑なし】 5外国人留学生の現状について(委員からの意見) 現在エール学園では1967年に開校し、今年で開校57年になります。 これまで多くの外国人留学生を受け入れて8学科、27か国、約1,600名の外国人が在籍しています。 近年のエール学園の留学生を取り巻く状況としては、急激に学生達の国籍が変化しており、とりわけ南アジアの学生が増えてきたという特徴があります。 10年ほど前までは、中国、台湾、韓国の学生が大半を占めていたのですが、東北の震災や、政治的、経済的、社会の安定度等の外的な要因から、それらの学生が激減しました 近年は、べトナムの学生が増えていましたが、ベトナムの経済発展や日本の円安等の影響もあり、この1年から2年の間で、ミャンマー、ネパール、バングラディシュ、スリランカ等の学生が増えています。 このように、国内外の様々な政治、経済、政情等の外的要因の影響を受けながら、様々な国の学生を受け入れておりますが、それぞれの国によって文化、宗教、慣習、国民性等が様々であり、学校での指導も苦労しているところです。 しかし、これは留学生に限った事ではないと思います。 今後、様々な形で外国人材の受け入れが進む中で、異なる文化、宗教観を持った人達との付き合いが増えれば、今まで以上に他国の文化、宗教について考えなければなりません。 警察の方々も、パトロールをするうえで、また事件事故で外国人を取り扱ううえで、人種や国籍に対して、また文化や宗教等に対しても、先入観で判断せずに、正しい知識を持ったうえで、相手をよくみることが大切だと思います。