警察署協議会会議録 名称 大阪府堺警察署協議会 開催日時 令和6年7月2日(火曜日)午前10時30分から午前11時40分までの間 開催場所 大阪府堺警察署 署長室 出席者 委員 長谷川会長代理 芳賀委員 星野委員 木村委員 杉本委員 大久保委員 久野委員 柴藤委員 南野委員 和田委員 警察 署長 副署長 総務課長 生活安全課長 交通課長 交通課長代理 広聴相談係長 議事概要 1会長代行挨拶 今回新しい署長、課長をお迎えして初めての協議会でございます。 力を合わせて堺署を盛り立てていきたいと思います。 7月は行事の多い月となっております。昨日早速「社会を明るくする運動」堺市大会がありました。 我々協議会も堺が明るい町になるように頑張っていきましょう。 2署長挨拶 平素より、地元の活動をはじめ、生活安全部門、交通部門、それぞれ警察行政の各般にわたって、お力添え、御支援をいただいていることを改めまして感謝申し上げます。 着任して3か月が経ちますが、堺の町の豊かな歴史、物作りの伝統等、本当に素晴らしい町だと実感し、日々この町の治安維持に尽力しているところです。 3堺の治安情勢について (1)犯罪発生状況(令和6年5月末) ・大阪府下全体ではコロナ禍の収束以降、犯罪は増加傾向であるが、堺署管内はやや微減傾向にある。 ・その中で問題となっているのが知能犯罪(詐欺)である。 ・対面で人を騙すのではなく、インターネット・スマホなどのSNSを利用した非対面型の詐欺が後を絶たない。 ・特殊詐欺の被害については、大阪府下では今年は5月末現在で一日1,500万円のペースであり、堺区では一日100万円の被害が出ている。 ・堺区では特殊詐欺のうち、約半数が還付金詐欺である。 ・高齢者を狙った特殊詐欺に加えて、件数は少ないが、被害額が大きいのが投資詐欺・ロマンス詐欺である。 SNS等で親しくなって投資を勧められ、最初は少し儲かるが、続けて投資するといつの間にか連絡が取れなくなり、お金も返ってこないというもので、若い人も騙されるケースが増え続けている。 ・最近は、ある犯罪を実行するためにSNSを通じて悪い仲間が集まるという動きがあり、これを「匿名・流動型犯罪グループ」と位置づけて、このグループの摘発と実態解明を進めている。 ・堺管内は薬物事犯も多く、昨年の検挙人数は50人を超えた。若者への大麻の蔓延等が懸念される。 (2)詐欺の被害に対する取組み ・みなさんを詐欺の被害から守るために、警察だけでなく事業所コンビニエンスストア等、社会一体となって被害を防いでいかなければならない。 ・吉村大阪府知事は、特殊詐欺を防ぐため、  ・高齢者のATMでの携帯電話の使用の禁止  ・コンビニで電子マネーカードを買う際にお店側が利用目的を確認することを努力義務とする との条例改正を検討するという意向を示している。 ・警察では、「自動録音機」を警察から積極的に配り、自宅へ赴き取り付けも行っている。 ・特殊詐欺と投資・ロマンス詐欺を行っているのは同じグループの可能性がある。海外に拠点があるケースもあり、全国の警察を挙げて取り組まなければならない。 ・特殊詐欺等は、今まで子どものために貯めてきた財産が一瞬で奪われてしまい、騙されたことのショック、お子さんから責められることのショック、そしてまたそれをこれからの余生でずっと抱えていくショックの三重の苦しみを与えるひどい犯罪である。 皆様の大切なお金を守るために全力で取り組んでいきたい。 (3)交通事故発生状況と対策 ・大阪府は2年連続交通死亡事故がワースト1位だったが、今年は減少傾向にある。 ・堺署管内では今年既に4件の死亡事故が発生しており、大阪府下では一番多い。 ・堺区の重大事故の特徴としては、大阪府下平均と比べると、自転車乗車中の事故が多く、二輪車の事故は比較的少ない。また高齢者の事故が増えている。 ・7月8月の高齢者事故防止対策、また年間を通じてのヘルメット着用運動等、全署を挙げて交通死亡事故抑止対策に取り組んでいるところであり、皆様にも御協力をお願いしたい。 ・効果的な対策のアイディア等、御忌憚のない御意見を聞かせてもらいたい。 4特殊詐欺の現状と対策 ・堺管内では発生の約半数が還付金詐欺である。 ・「医療費の過払いがあり、還付金がある」「手続き期限は過ぎているが、本日中であればATMで手続きできる」「ATMに着けば電話してください」このような流れで自分の口座からお金を送金させる。 ・ATMでは絶対に還付金は受け取れない。 ・被害防止のための堺署の対策  ・堺区録音機いっぱいプロジェクト 協力企業から自動録音機を寄贈してもらい、65歳以上の方の自宅電話に無償で取り付ける  ・「ストップ ATMでの携帯電話」運動 ATMへのポスターの貼付、音声での注意喚起の実施 ・ATM付近では携帯電話で通話しない ・携帯電話で通話しながらATMを操作している高齢者に声を掛ける  ・地域住民と連携した防犯活動 60歳以上の女性協力団体「オバスターズ」との活動 ・堺区から1件でも特殊詐欺の被害がなくなるよう、皆様と協力していろいろな施策に取り組んでいきたい。 5駐車監視員活動ガイドラインの改定 ・今年に入って死亡事故が4件も発生している厳しい情勢であり、交通取締り、広報啓発活動に加えて、更なる対策として現在のガイドラインを改正する。 ・現在のガイドライン(平成30年に制定)では堺東駅周辺が最重点路線となっている。 ・6年ぶりに現状に沿った改正をするために、交通状況の的確な把握、限りある人員の効果的活用、関係機関との連携強化に基づいて、真に取締りが必要な場所の選定を行った。  ・駐車違反は、堺駅から堺東駅エリアに集中  ・交通事故は、堺東駅前に集中 ・以上の理由から、  ・堺東駅と堺駅前を最重点地域  ・大小路筋を重点路線 に指定する。 ・堺警察署のホームページにも掲載するので、よろしくお願いします。 6質疑応答 ・特殊詐欺について 【委員】 特殊詐欺の被害に遭うのは高齢者の中でもどのような方なのでしょうか。 【警察】 誰もが被害者になる可能性があります。一度被害に遭って用心している方も再度騙されることもあります。 【委員】 特殊詐欺の犯人からの電話で20分以上話をしていて騙されたという話を聞いたのですが、そんなに長々と電話をしてしまうものなのでしょうか。 【警察】 一人暮らしの方は親切に話してくれる相手に、つい長い時間電話で話してしまい騙されてしまうことがあります。 身に覚えのない電話には出ない、おかしいと思ったら早く切ることが被害に遭わない一番の方法です。 【委員】 非通知でかかってきた電話番号の解析はどの程度できるのでしょうか。 またあやしい電話番号を登録する仕組み作りなどはできないでしょうか。 【警察】 残念ながら、今の実情では非通知番号の解析はできません。通知された番号であれば、どこからかかってきたかを調べることはできます。 あやしい番号については、今は050で始まるIP電話や番号の前にプラスが付く国際電話等については事業者に設定を依頼することで、電話がかからないようにすることができます。 【委員】 特殊詐欺の中でも還付金詐欺の被害が多いのはなぜでしょうか。 【警察】 還付金詐欺は犯人が姿を現さずにお金を手に入れることができるので、捕まるリスクが低いのです。 逆にキャッシュカード手交型というキャッシュカードを直接取りにくる手口もあります。こちらは今年堺署管内で発生した事件はすべてビデオ捜査等で犯人を検挙しています。 【委員】 高齢者のお金の振り込みに関して、窓口で手数料がかかないようにすればATMを使わないようになるのではと思うのですが。 【警察】 犯人は、「ATMでないと受け取れない」「新しい機械でないとできない」等言葉巧みに無人のATMに誘導します。金融機関には引き続き協力を依頼していきます。 【委員】 自動録音機はどうすれば付けてもらえますか。 【警察】 生活安全課に連絡していただければ、すぐに対応いたします。 【委員】 特殊詐欺の防止のために、校区の高齢者の集まり等に交番の警察官に来てもらい積極的に注意喚起をしてほしい。 警察官がお話してくれた方が真剣に聞いてくれると思いますので。 【警察】 高齢者が集まるあらゆる機会にぜひ行かせていただきたいと思います。 地域課の受持ち地域警察官などが行かせてもらうようにします。 ・駐車車両について 【委員】 堺浜の地区ですが、大型トラックがエンジンをかけたまま休憩をしていて、自転車が走りにくくなっています。 【警察】 その地区は、万博のパークアンドライド駐車場が建設予定で、道路環境の整備に力を入れています。今まさに対策をしているところです。 今後も重点的に対策を続けていきます。 ・交通標識、標示について 【委員】 交通標識が汚れたり薄れたりしていて、気になる箇所がいくつかあるので、改善してもらいたいと思います。 【警察】 具体的に場所を教えていただければ順次改善していきますので、また教えてください。 【委員】 路面のスクールゾーンの標示が見えにくいのですが、道路管理者はどこになりますか。 【警察】 交通課を通じて堺市に連絡させてもらいます。 交通規制に関するもの、止まれの標識や信号機は警察、スピード等の標示は道路管理者の管轄となります。