警察署協議会会議録 名称 大阪府中堺警察署協議会 開催日時 令和6年12月2日(月曜日)午前11時から午後0時10分までの間 開催場所 大阪府中堺警察署6階講堂 出席者 委員 谷野会長、淺尾委員、納谷委員、谷埜委員、中谷委員、森委員 警察 署長、副署長、総務課長、留置管理課長、会計課長、生活安全課長、地域課長、刑事課長、交通課長、警備課長、犯罪抑止戦略官、広聴相談係長 議事概要 1 会長挨拶 先ほどは歳末特別警戒部隊発足式を拝見させていただき、毅然とした規律ある行動を見せていただきました。このようなすばらしい行動をぜひ広報で広めていただき、私たちの安全安心のために活動している警察官の姿をアピールしていただきたいと思います。 発足式で署長もおっしゃっていましたが、特殊詐欺、そしてまたメディアでも非常によく報道されている闇バイトにつきまして、その実態を教えていただきたいと思います。青少年がそのような犯罪に巻き込まれて加害者になったり、また高齢者が犯罪に巻き込まれて被害に遭ってしまったりすることが多いと報道されていますので、そのような点についても詳しく御説明していただければと思います。 委員の皆様からも忌憚のない御意見を出していただき、警察の方からお答えを頂戴したいと思います。 本日はよろしくお願いいたします。 2 署長挨拶 本日は御多忙のところ、歳末特別警戒発足式に引き続き、本年最後となる警察署協議会への御臨席、誠に有難うございます。 皆様方には、平素より警察業務運営に関して、深い関心と御理解をいただいたうえ貴重な御意見を賜っておりますことを、この場をお借りし、改めてお礼を申し上げます。 さて、本年も残すところあと1か月となりましたが、当署管内の犯罪情勢は、特殊詐欺事件が昨年に比べ倍増するほか、近年、首都圏で問題となっている闇バイトと云われている連続強盗事件の前兆、下見と疑われるような不審者情報が複数確認されております。 更に、数日前には小学校へ登校途中の低学年男子児童が、突然犯人に声を掛けられたあと口を塞がれて無理矢理連れ去られるという未成年者略取事件も発生しました。 この略取事件は直ちに犯人を検挙し、被害男児も無事に保護できましたが、地域住民の体感治安が悪化するような凶悪犯罪が発生するなど予断を許さない状況となっております。 我々は、これから各種犯罪や事故が多発傾向にある歳末に向け、署員一丸となり全力で犯罪や事故の抑止活動を強化し、管内の治安維持に努めてまいりますので、今後とも警察業務への御理解・御協力を宜しくお願い申し上げます。 警察署協議会は、委員の皆様を代表者として地域住民から警察への意見や要望を聞き、これを警察活動に反映させる為の諮問機関であります。 本日の協議会においても、この後、当署の業務推進状況や、皆様からの御質問・御要望に対して担当者から説明をさせていただきますので、委員の皆様方は地域の代表者として遠慮なく忌憚のない御意見をお聞かせ下さい。 皆様からの貴重な生の意見を、今後の警察業務運営に反映してまいりますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。 3 管内の犯罪発生状況について (1) 大阪重点犯罪 (2) 特殊詐欺対策 (3) 匿名・流動型犯罪 4 質疑応答 (1) 交通取締りについて 【委員】 警察官が一人で一時停止の取締り検問をしているが、一人で大丈夫なのか。先日女性警察官が男性に絡まれているのを見て心配になったのですが。 【警察】 交通違反取締りに関しては、取締りする違反や実施する場所の状況によって、警察官の人数を調整しています。確かに「1人で大丈夫なのか」と思われますが、常に警察官の位置情報がリアルタイムで警察署の指令場所で把握され、不測の事態が起こった場合は、緊急発信ボタンという機能を使用すれば全警察官に通報され、迅速に対応できるようになっています。またあらゆる事態を想定した訓練も日々行っています。 現在、大阪府警全体で見ると、数十件の受傷事故が発生し、その殆どが「泥酔者保護など飲酒絡み」事案で発生し、幸い女性警察官の受傷事故の発生はありません。今後も受傷しないためにも様々な対策を講じていきたいと考えています。 (2) 自転車乗車時のヘルメット着用について 【委員】 大阪府の自転車のヘルメットの着用率が47都道府県で最低であるということだが、今後どのように取り組んでいくのでしょうか 【警察】 確かに今年7月に警察庁が実施した調査で、大阪府は5.5%と全国ワーストとなってしまい、強い危機感を抱いています。 自転車ヘルメットをかぶらない理由として「ヘルメットの値段が高い」「ヘルメットが荷物になる」といった声がある中で、特に多かったのが「周りがかぶっていないから」という声でした。 「ヘルメットが高い、荷物になる」という問題に関しては、堺市内6警察署と堺市役所の自転車企画推進課とで解決策を模索しているところです。 「周りがかぶっていないから」という問題に関しては、自転車ヘルメットの重要性をもっと多くの方に認識してもらうため、本部が作成した「いのちを守りたい」というDVDを交通安全の講習会で上映しています。このDVDは自転車事故でお子さんを亡くされたり、後遺症が残ったりした親御さんが、自転車ヘルメットをかぶることの大切さをインタビュー形式で訴える内容となっており、大阪府警察交通部公式YouTubeチャンネルでも見ることができますので、ぜひ御覧ください。 また、交通安全意識の高い高齢者の方に中堺警察署長が委嘱する形で「中堺自転車ヘルメットかぶり隊」を結成し、キャンペーンに参加してもらい、ヘルメット着用の気運を高めていただいています。 このように、今後も自転車ヘルメットの着用率を高めるべく様々な活動を展開していきます。 【委員】 大阪府内でもヘルメットの着用率で順位がついているのですか。 【警察】 そのとおりです。大阪府の平均は5.5%ですが、中堺署は7.8%と着用率は高くなっています。 堺市は市の条例があることからか着用率は高いのですが、堺6署の中でも中堺署は特に高いです。 更に着用率を上げていくために、今後も対策を取っていきます。 (3) 自転車の乗り方やルールを学ぶ機会について 【委員】 自転車の乗り方やルールを学ぶ機会が、大人や高齢者にもあればよいと思うのですが。 【警察】 現在中堺警察署では、要請をいただいた企業や団体に出向いて、交通安全の講習を実施しております。大阪は自転車のマナーの悪さやルール無視が非常に目立っており、自転車が関連する交通事故も多く発生していますので、講習では先ほど紹介したDVDを上映したり、自転車の安全な乗り方やルールについての話をさせていただいています。 また場所が必要ではありますが、実際に自転車を使用した講習も可能ですし、自転車シミュレーターという機械を使用した講習も可能です。 (4) 自転車のトラブル抑止のためのパトロールの強化について 【委員】 夕方午後3時30分から午後4時頃、八田荘小学校北側東西道路で自転車のトラブルが多いので、交通違反の抑止のため、制服の警察官に巡回してほしい。 【警察】 同場所は自転車の走行に関する苦情や交通事故が比較的多い場所で、高校生による悪質な自転車走行が見られており、現在当署から高校に対して指導助言の申し入れ中です。 学校側へ自転車等の走行マナーについて、改善するよう求めるとともに、小学生や幼稚園児が帰宅する時間帯にパトロールや交通マナーの指導を行い、ボランティア団体の見守り隊と連携していきたいと考えています。 制服の警察官の姿を見せるだけで交通違反・事故の抑止に繋がり、防犯的にも非常に有効であるので、可能な範囲で工夫しながら「制服警察官による見せる警戒」を実施し、住民の皆様が不安に思うことを早い段階で把握して、安心して生活できる環境にしていきたいと思います。 (5) 捜査中の警察車両の駐車場所について 【委員】 地域の方から「防犯カメラ捜査に来ていた警察官が、玄関口に黙って車を停めていた。先に声をかけてくれれば車を停める場所を指定できたのにと不信感を抱いた」と警察に対する苦言がありました。 【警察】 地域の皆様にはせっかく協力していただいているのに、このような気分の悪い思いをさせてしまい、本当に申し訳なく思います。 この方以外にも同様の御指摘をいただいていることもありますので、今後このようなことがないように、捜査員だけでなく中堺警察署全署員に対してしっかり注意・指導を行っているところです。 できる限り事前に電話等でアポイントを取って協力依頼の了解を求めてから伺うようにいたします。 ただ、子どもの連れ去りや殺人事件など一刻一秒を争う事案に対しましては、飛び込みで伺うこともありますので、御理解をお願いしたいと思います。