警察署協議会会議録 名称 大阪府堺警察署協議会 開催日時 令和6年11月28日(木曜日)午前10時30分から午前11時40分までの間 開催場所 大阪府堺警察署6階講堂 出席者 委員 隈元会長、芳賀委員、星野委員、木村委員、杉本委員、大久保委員、柴藤委員、南野委員、和田委員 警察 署長、副署長、総務課長、留置管理課長、生活安全課長、地域課長、交通課長、刑事課長、交通課長、警備課長、広聴相談係長 議事概要 1 会長挨拶 今回、皆様方とお顔を合わせながら協議会を開催することができまして大変嬉しく思っております。 年末に向けて多種多様な事案の発生が増えますが、堺警察署の皆さんの活動のおかけで、市民は安心して生活することができております。 本日の会議では、お互い忌憚のない意見を交換しながら、より安心安全なまちづくりを実現するため、有意義な会議になるよう努めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 2 署長挨拶 平素より、警察署協議会委員の皆様方には様々な警察活動に対し、多大なる御支援・御協力を賜り、厚く御礼申し上げるとともに、大変心強く思っております。 堺警察署では、副署長をはじめ、信頼できるスタッフとともに、住民の方々が安心して生活できるよう、警察活動全般に尽力しております。 本日は些細な事柄でも、忌憚のない御意見、御質問をいただきますよう、お願いいたします。 3 犯罪情勢(令和6年10月末)・・・総務課 ・堺区の刑法犯認知件数は、検挙数が増えて、認知件数は減少した。 ・現在、全国的にインターネット・スマホを使ったSNS型投資詐欺や、恋愛関係に陥らせて財産をだまし取るロマンス詐欺による被害が増加している。 ・特殊詐欺の被害額は、既に昨年を上回っている。 ・なかでも、払いすぎた医療費が戻ってくるなどと嘘を言い、ATMで何度もお金を振り込ませる還付金詐欺が止まらない。 ・堺区内の還付金詐欺は、単純計算で10月末で月約440万円の被害が出ている。 ・SNS型投資詐欺とロマンス詐欺は、特殊詐欺より認知件数が少ないが被害額は上回っており、堺区内でも高額の被害が出ている。 ・大阪府下ではこれらの詐欺で1日約4,900万円が犯罪組織に流れていることになる。 全国警察が組織をあげて、検挙と抑止の対策を強化している。 ・次に、現在最も危機感を有しているのが、住宅狙いの侵入強盗事件である。 ・組織を挙げて、歳末に向けて警戒強化に取り組んでいる。 ・堺署管内は薬物事犯も多く、検挙人員は、南大阪では最多を争っており、若年層への大麻の蔓延も懸念される。 ・10月末時点、大阪府下の交通事故死者数は、全国でワースト4位、堺区は残念ながら府下最多の6人の方がお亡くなりになった。 ・交通死亡事故の絶無を期すため、交通取締りをはじめ各種対策や取組みを強化している。 4 SNS型投資詐欺、ロマンス詐欺対策について・・・生活安全課 ・10月末時点、大阪府下のSNS型詐欺とロマンス詐欺の被害額は100億を超えており、危機的状況にある。 ・動画のとおり、必ず儲かるという話など当然なく、SNSで知り合った相手に騙されるケースが後を絶たない。 ・10月に開催した安全・安心まちづくり堺区民大会は、ボランティア団体オバスターズの寸劇の様子がテレビニュースで放映された。 ・本願寺別院で安心安全まちづくり大声大会を開催し、堺区長にもご参加いただき、新聞やテレビで広報された。 ・各種イベントや防犯教室等あらゆる機会を通じて、詐欺被害防止の啓発活動を行っている。 5 自転車に関する道路交通法改正について・・・交通課 ・11月1日に道路交通法の改正があり、自転車の違反に関する罰則が強化された。 ・自転車に乗車しての「ながらスマホ」の罰則が、5万円以下の罰金から6か月以下の懲役又は10万円以下の罰金に改正された。 ・自転車の飲酒運転は、これまでは「酒酔い運転」でなければ処罰の対象とされなかったが、「酒気帯び運転」も対象となった。 ・運転手に酒を提供した者も罪を問われる。 ・11月1日以降大阪府下で70件以上の検挙があり、堺署管内でも4件の検挙があった。 ・自転車用ヘルメットの着用について、自転車乗車中の交通事故で亡くなる方の約60パーセントが頭部を強打して亡くなっている。 ・令和6年1月から3月に大阪府警察が独自に調査した結果、自転車用ヘルメットの着用率は大阪府下では約5.8パーセント、堺市全体では約5.6パーセント、堺区は約3.5パーセントと着用率がまだまだ低いのが実態である。 ・自転車用ヘルメットの着用については、これまで以上に広報啓発活動に注力している。 皆さまのお力添えもいただきながら、交通事故のない堺区を目指している。 6 大阪・関西万博の開催について・・・警備課 ・開催まであと136日、来年4月から約半年間開催される大阪・関西万博について、堺区には4つのアクセスルートが設置予定である。 ・主要駅からのシャトルバス、パークアンドライド駐車場専用シャトルバス、堺旧港から船に乗る水上ルート、そして大和川沿いのサイクルライン(建設中)等、自転車を使うルートである。 予想される来場者数は2,800万人、このうち350万人近くが訪日外国人と見込まれている。 ・開催期間中は不特定多数の方が堺区内の交通機関を利用するということもあり、事故なく推移させるために警備対策には万全を期す必要がある。 ・安全開催に向けて、皆さまのご理解ご協力をお願いする。 7 堺警察署の留置施設について・・・留置管理課 ・堺署留置施設の特徴の説明 8 質疑応答 ○野生動物の処置について 【委員】 人的被害はないのですが、狸に畑を荒らされる被害を被っている。 このような人を襲うことのない動物に対してどのような策があるのか。 また、どこへ連絡すればよいか教えてください。 【警察】 農作物が荒らされるのであれば、堺市農政部、住宅など生活に被害が出るのであれば、堺市環境共生課が担当になります。 動物の種類や被害の状況により異なりますので、その都度、行政窓口に相談してください。 【委員】 ハクビシンの場合はどうですか。 【警察】 狸の場合は、在来種なので捕獲して処分するというのは難しいのですが、ハクビシンやアライグマの場合は、外来種であり、有害鳥獣として許可があれば捕獲できます。 いずれにしても一般の方が勝手に捕獲することはできないので、まずは市役所に相談して下さい。 一方で、動物が現に人を襲っているなど、人の生命・身体に危害が及んでいる場合や、危害が及ぶおそれがあるといった場合は、警察や消防も現場に赴いて、市役所と連携しながら被害防止に当たりますので、躊躇せずに110番通報して下さい。 ○スマートフォンを利用した犯罪(スマホ犯罪)について 【委員】 スマホ犯罪について、特に小学生向けの啓発活動や取組みについて教えてほしい。 【警察】 本部少年課少年サポートセンターと堺警察署少年係が連携して各小学校や中学校、高校を訪問し、非行防止教室を開催しています。 堺区内の公立小学校16校も順番に回っています。 非行防止教室では、小・中学校では、SNSで知らない大人と知り合って誘拐される、または裸の画像を送って脅迫される等、犯罪に発展しやすいケースについて注意喚起を行っています。 高校では、それに加え、いわゆる「闇バイト」に加担しないための注意喚起も行っています。 ○大阪関西万博開催に伴う交通対策について 【委員】 大阪・関西万博まで6か月足らずです。駐車場の設置、シャトルバスの運行で交通渋滞や交通機関の混雑等を懸念する意見もあり、警察でも対策を練っておられると思います。 大阪・関西万博の成功を祈っております。 【警察】 堺東駅を発し、堺駅を経由して会場へ行くシャトルバスは、一日9便を計画している。開場時間帯は1時間に一本もないので、交通渋滞を引き起こす可能性は、さほどないと見込んでいます。 一方で、パークアンドライド方式で一般車が駐車場に向かう際は、高速道路を降りて最短ルートで駐車場に向かうのではなく、迂回ルートをシミュレーションするなど、万博協会と連携して渋滞緩和のための対策を検討しております。 【委員】 昨今、犯罪も多様化しており、全国警察に言えることですが、我々の堺の安心・安全を守るためにも、現状の警察官の数で足りるのか、拡充できないのかをお聞きしたい。 【警察】 警察官の増員は簡単ではありません。 警察では警戒の空白を生じさせないための態勢の見直しを行っており、人的リソースを必要なところにシフトしたり、業務の合理化・効率化も進めています。 堺警察署の警察官一人に対する人口負担率は、大阪府下の平均と同程度ですが、今後、各部門のバランスを考えた人員配置を行い、区民の方々が安心して生活できるよう努めてまいります。