特殊詐欺等の被害の現状について 手口別の認知件数では、令和六年八月末の速報値において、特殊詐欺全体では一千七百四十一件で前年同期比で百二十四件減少している。 認知件数が増加している主な手口は、オレオレ詐欺が前年同期比百二十パーセント増加の百七十八件、還付金詐欺が前年同期比三十三パーセント増加の八百三十五件である。 減少している主な手口は、預貯金詐欺が前年同期比八十一パーセント減少の六十一件、架空料金請求詐欺が前年同期比五パーセント減少の四百五十六件である。 次に、手口別の被害金額では、令和六年八月末の速報値において、特殊詐欺全体では三十八億七千九百四十四万円で前年同期比で十四億四千二百九十六万円増加しており、昨年一年間の被害金額である三十六億六千百四十万円を既に上回っている状況にある。 被害金額が増加している主な手口は、オレオレ詐欺が前年同期比十一億六千六百五十九万円増加の十五億三百四万円、架空料金請求詐欺が前年同期比一億一千五百七十万円増加の八億七百九十四万円、還付金詐欺が前年同期比五億二千四十九万円増加の十一億三千四百十四万円である。 また被害金額が減少している主な手口は、預貯金詐欺が前年同期比八十三パーセント減少の四千九百四十六万円、キャッシュカード詐欺盗が前年同期比六十パーセント減少の一億八千七百三十七万円である。 次に、インターネット・バンキングの現状は、主な交付形態が振込のものでの被害件数と被害金額での比較をすると、令和六年八月末で、件数は百七十九件、十六パーセントを占めているが、金額は十六.二億円、五十一パーセントを占め、前年同期比較では、件数で十四件、二パーセント、金額で二千万円、三パーセントと増加傾向にある。 手口ごとの件数では、令和五年八月末ではオレオレ詐欺が六件、架空料金請求詐欺が八件であったが、令和六年八月末では、多い順に、オレオレ詐欺が九十二件、還付金詐欺が三十二件、架空料金請求詐欺が三十件となっている。 被害金額での割合では、インターネット・バンキングについては、令和五年八月末で百万円未満が四十三パーセント、二百万円未満が二十九パーセント、二百万円以上が二十九パーセントであり、令和六年八月末で百万円未満が三十四パーセント、二百万円未満が十五パーセント、二百万円以上が五十二パーセントであった。一方インターネット・バンキングを除くその他の振込方法では、令和五年も六年も百万円未満の被害が七十パーセント、六十三パーセントと被害の多くを占めており、このことから一件あたりのインターネット・バンキングでの被害金額は大きいと言える。 最後にインターネット・バンキングの被害元口座上位五行では、全国規模の銀行が四位までを占め、ネット系の銀行が五位という状況から、大手金融機関が上位を占めている。