神戸学院大学

事件発生時、防犯カメラ等を活用して犯人の検挙に繋げる仕事

私が大学生のときに「刑事一代 平塚八兵衛の昭和事件史」という本を読んで、刑事という業種に憧れを持ち、警察官になろうと考えるようになりました。また大学のOBで現在、警察官である先輩と話す機会があり、その際に「警察官の仕事は楽じゃないけど、やりがいを感じることも多いし、良い経験ができると思うよ。」と、話していただいた事もあって、そこで警察官に絶対なろうと決意しました。
現在は直轄警察隊に所属しており、主に防犯カメラの捜査をしていますが事件が発生した際に大阪府下に設置されている防犯カメラ等を活用して、犯人が逃走した経路や犯人像を割り出せたときに喜びを感じます。さらに現在の勤務部署である直轄警察隊は、他の部署からの応援要請があれば、それに応じて色々な課の業務を行うので、様々な業務に携わることができるところに面白さを感じています。また私は管区機動隊員でもあります。管区機動隊は災害警備や治安警備の際に都道府県を越えて出動することもあり、国のため、国民のために仕事ができ、とてもやりがいのある仕事だと実感しています。
地域警察官として交番で勤務していた際、高齢男性が負傷している様子で歩いているのを見かけました。その方は「大丈夫、転んだだけ」と言っていましたが、とても体調が悪そうだったので119番通報をして救急車を呼び、その方は近くの病院まで搬送されることになりました。すると後日、その方の奥さんが交番に訪れ、「ありがとうございました」と感謝の言葉を私に言ってくださったときに、この仕事をして良かったと思いました。
警察官採用選考には、筆記試験だけでなく体力試験もあるので、勉強だけでなく体力錬成も早いうちから取り組む方がいいと思います。また警察官の業務をより詳しく知りたいときは、セミナーが開催される機会があるのでそこに参加するのがいいと思います。