大阪工業大学

地域の治安を守る仕事

私の父は公務員であり、私は学生の頃から将来は自分も人の役に立つ仕事がしたいと思っていました。しかし、大学在学時には部活動の兼ね合いで公務員試験を受験する機会が得られず、一般企業へ就職することになりました。その会社では主に営業をしていましたが、本当に自分がしたい仕事ではないと感じるようになりました。その時、既に警察官になっている幼なじみから大阪府警察の魅力や仕事のやりがいを聞く機会がありました。学校生活や勤務のことについて不安もありましたが、やはり人のためになり、自分のためにもなる仕事はこれしかないと思い、警察官を志望しました。
現在私は、パトカーの乗務員として交番で勤務をしています。仕事内容は地域のパトロール、交通取締り、事件事故の対応など多岐に渡っています。またパトカーに乗っていると事件・事故の現場に向かう際、1番に現場へ到着することが多いので、常に緊張感を持ち、様々な状況を想定しながら勤務しています。日々の業務の中で、府民の方の悩みが解決できたり、感謝されたりすると、警察官になってよかったなと思います。
交番で勤務していたとき一人の女性が、「母親が家に帰ってこない、高齢なのでとても心配です」と訪ねてきました。私はすぐさま捜索を開始し、捜索してから約1時間後、駐車場で倒れているその女性を発見しました。その日は雨で女性は全身濡れており、震えていたためすぐに救急車を要請しました。後日その女性から連絡があり、「見つけていただいてありがとうございました。」と言われた時には、警察官として府民の方を守るという使命を果たすことができ、警察官になって本当によかったと感じました。
警察官を目指す上で、実際の仕事内容はとても気になるところだと思います。そうした不安や疑問を解消するためにも、大阪府警察が行っているセミナーに参加して、気になることがあればどんどん質問してほしいです。また、大阪府警察官採用センターでは、フリーダイヤルを設置しているため、電話で質問しても良いと思います。また大阪府警察では、一度社会人を経験した、いわゆる転職者に対しても広く門戸を開き歓迎しています。警察官になりたいという想いがあれば、遅くありません。