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大阪商業大学

大阪商業大学出身の警察官の写真

出身学科 経済学科

卒業年 令和3年

所属 警察署 地域課

出身地 大阪府

メッセージ

元4番指名打者、ただいま交番で奮闘中

警察官に対する憧れは、幼い頃から「警察官はやっぱりかっこいい。」という想いがあったからです。こう思ったきっかけは、私は小学生の通学時に交番の前を通った際、交番の前で立番をする制服姿の警察官がとても格好良く、優しい笑顔で挨拶をしてくれ、幼いながらも警察官は街の安全を守る正義の味方と思ったからです。また、私が生涯の仕事として警察官を志したのは大学4年生の時です。私は高校生の頃から野球を続けてきて、社会人野球の道に進むか、幼い頃から抱き続けた警察官になる夢へと進むかで悩んでいました。ですが、警察官になりたいという想いが強く、両親も私が、警察官になるという夢を応援してくれましたので、他府県警の採用選考を受験せず、私が生まれ育った大阪という地で警察官になることを決意しました。
現在、私は地域課に所属し、交番で勤務しています。交番の仕事内容は、街の人々の安全を守るためにパトロールを行い、不審者を発見すれば職務質問を実施して犯人を検挙します。その他にも交通取締りや、各家庭を訪問して要望を聞いたり特殊詐欺等の犯罪に対する防犯指導を行う巡回連絡等、様々な仕事があります。いつ何が起こるかわからない状況の中で、常に緊張感を持って仕事に取り組んでいます。決して楽な仕事ではありませんが、犯人を捕まえて被害者の無念を晴らしたり、府民の方が安心して暮らせるために様々なことに取り組む警察官の仕事に、非常にやりがいを感じると同時に、そんな警察官であることに誇りを持っています。
私がこの仕事をしていて一番嬉しかったことは、府民の方から「ありがとう」という言葉をかけてもらったことです。現在、全国で特殊詐欺という犯罪が多く発生しています。毎日のように「アポ電」と呼ばれる犯人からの電話が高齢者の方にかかってきて、電話で犯人にだまされた方が多額の被害に遭ってしまいます。先日も私が勤務する警察署の管内で、朝から多くのアポ電がかかっていたのですがその時に、犯人が使っている車の特徴が判明しました。私はすぐに犯人を捜しに行き、近くで先輩が不審な男を発見したので、私は応援に駆けつけて、職務質問に加わりました。犯人の男は何とかして逃げようとしましたが、私は先輩や上司と一緒に、粘り強く職務質問を行った結果、犯人を逮捕することができました。その後、私が交番に戻ると、被害者の方が交番に来ていて、捜査員が被害に遭われた時の話を聞いているところでした。そして、被害者の方に犯人を逮捕したことを伝えると、私達に対して涙を浮かべながら「本当にありがとうございました」と言ってくれました。私はその言葉をかけてもらった時に、警察官という仕事を選んで良かったと心の底から思いました。
「警察官の仕事ってどんな仕事なんだろう」と思っている人は沢山いると思います。実際に警察官という仕事は様々な部署があり、色んな事件や事故を取扱います。警察の仕事はとても種類が多く、一言で言い表す事は難しいですが、とてもやりがいのある仕事ですし、やりたい仕事内容を必ず見つけることができます。その中でも西日本最大組織の大阪府警を受験するにあたって、柔道や剣道、スポーツ経験が無いと合格しにくいといったことをよく耳にすると思いますが、そんなことは関係ありません。私も柔道や剣道は未経験でした。受験資格を満たしている方であれば「警察官になりたい」という強い気持ちを持って努力すれば、誰でも「警察官になる」という目標に辿り着けると思います。私は就職活動時に、大阪府警察が開催しているセミナ-に積極的に参加したことで警察官という仕事についてより具体的なイメージを持つことができました。更に、色々な人と情報交換をすることができた事が良かったと思っていますし、当日の採用選考にも自信を持って挑めました。不安や心配する事もあると思いますが、それは皆同じなので大丈夫です。最後まで諦めず頑張ってください。