先輩からのメッセージ（保健師）

私たち保健師は、健康診断結果に基づく個別保健指導や集団健康教育、メンタルヘルス等の健康相談、休職者の職場復帰支援等、組織で働く職員が健康になるための様々な施策を実施しています。
私は現在、担当警察署を巡回し、主に、健康診断結果を踏まえた生活習慣の改善点等を話し合ったり、一人ひとりの悩みや疾患に合わせてアドバイスしたり、朝礼で生活習慣病やメンタルヘルスなどの講話を行ったりと、職員と直接関わりながら、個々の健康および職場全体の健康づくりを支援しています。

生活習慣を改善すべきだと理解していても実行できない職員も少なくないため、まずは、行動に移す意欲を出してもらえるような保健指導を心がけています。実際に、体重増加に伴い高血糖や脂質異常を引き起こしていた職員で、得意としている運動の強化から始め、徐々に食習慣等の生活改善に取り組むようになった結果、減量に成功し血液検査結果が改善された事例もあります。職員一人ひとりの個性や生活リズムを踏まえた保健指導を実践することで、適切な生活習慣を身に付けてもらえるよう、日々努力しています。

安全・安心なまちづくりのために日々業務に取り組んでいる警察官は、ひとたび事件が発生すれば業務が忙しくなり、ついつい自分自身の健康のことは後回しになってしまうことが多い印象があります。しかし、自分自身が最大限の力を発揮することができるのは、心身の健康があってこそです。今後も引き続き、職員がより一層、健康に興味・関心を持てるような健康増進活動に力を入れていきたいと考えています。

保健師は、職員本人の身体疾患やメンタルヘルスに限らず、その職員の部下の健康管理に至るまで、様々な相談に対応していきます。そのため、自分一人では対応が困難なこともありますが、産業医や心理士、先輩保健師も同じ職場にいますので、連携・相談しながら考えていくことができます。明るくて風通しの良い職場なので安心してください。一緒に大阪府警察職員の健康を守り、安全・安心なまちづくりの確立に貢献しましょう。

大阪府警察本部警務課人事第六係まで
06-6943-1234 内線26221
午前9時00分から午後5時45分
（土曜日、日曜日、祝日及び年末年始を除く。）