被害にあわないために(マンション等の防犯対策)
多くの人が生活する共同住宅等は、どろぼうも住人と同じ入口から侵入します。どろぼうが中に入る前に、侵入を防止するのが理想ですが、次のような対策をとって防犯環境を整備しましょう。
また、共用部分については十分な明るさを確保しましょう。
専用部分
ポイント
生活の場であり、最も平穏が要求される場所です。防犯性能の高い建物部品等を活用し、どろぼうの侵入を阻止する必要があります。
玄関ドア
- 簡単に破壊できない丈夫なドア、しっかりと固定された枠のドアを設置する。(ドア等の交換は分譲マンションであっても事前に管理組合との協議が必要です。)
- ドアチェーン、ドアガード等はついていますか?
- 郵便受けやドアスコープがついている場合は簡単に取り外したり、破壊されないような措置が必要です。
ドア表側
ドア裏側
- 外開きドアでデッドボルト(かんぬき)が外から見える場合は、こじ破り等防止のために、ガードプレート等を設置する。
- 録画機能のついたカメラ付インターホンや、手紙等の抜き取りを防止する機能のついた郵便受けもある。
玄関側 (カメラ)
室内側 (モニター)
錠前
- ピッキング、サムターン回し、カム送り解錠に対応することはもちろん、破壊やこじ破りにも強い錠前を複数個取り付ける。
- 平成16年4月に公表された「防犯性能の高い建物部品目録」(CP認定錠)に登載された錠前は、上記の手口に加え、破壊にも極めて高い防犯性能を有している高性能錠前です。
廊下に面した窓
- 面格子は、工具などで簡単に取り外せず、破壊に強い素材・構造のものを設置する。
サッシ一体型の面格子
サッシ一体型の面格子
- 最低限、補助ロックのついたクレセントか、鍵付のクレセントを取り付ける。(クレセントは錠ではありません。)
ベランダ側の窓等
- 外からよく見えることが重要で、洗濯物等が目隠しにならないように注意する。
- 低層階、階段等から乗り移れる箇所、そして最上階は、廊下に面した窓に加え、忍び返しや防犯フィルムの貼り付け、防犯ガラスへの交換が効果的です。
また補助錠や、振動感知センサーや破壊センサーを設置することも有効です。(写真は開閉感知センサー)
防犯性能の高い建物部品の詳細につきましては、住まいる防犯110番(警察庁のホームページ)をご覧ください。(新しいウインドウが開きます)