オレオレ詐欺
親族等を名乗り、「会社の金で株をやった。お金が必要だ。無理なら会社をクビになる。」等と言って、現金をだまし取る手口です。
オレオレ詐欺！（息子編）
息子になりすまして、現金をだましとる手口！！
犯人 「もしもし、お母さん？○○（息子）やけど・・・。ちょっと風邪引いて声の調子が悪いねん。」
（注意）息子と声が違うことをごまかします。
被害者「○○か？病院には行ったんか？」
犯人 「今から病院行ってくるわ。あと、携帯電話が壊れて新しい番号に変えたから、今から言う番号に登録し直しといて。また電話するわ。」
（注意）本当の息子に電話されないようにします。
被害者「番号変わったんやな？体調には気ぃつけやぁ。」
後日 ・ ・ ・
犯人 「もしもし、お母さん？病院行ったけど、喉が腫れてるだけで大丈夫やったわ。それより、ちょっと相談があるんやけどな ・ ・ ・。」
犯人 「実は、友人と会社のお金を使って株を購入したことがバレた。でも、すぐ会社に300万円を返済すればクビにならない。お金は必ず返すから、助けてほしい。」
または
犯人 「実は、不倫相手を妊娠させてしまって、相手の旦那と揉めてる。弁護士に相談したら、示談金300万円で和解できそうやねん。お金は必ず返すから、助けてほしい。」
（注意）トラブルになって困っていると不安をあおった後、お金を払えば解決できる等と解決策を示して、親心につけ込みます。
被害者 「えぇ！？何してんの！！（息子が困っているし、助けてあげないと。）銀行の定期預金を解約すれば、なんとか300万円は用意できそうやけど・・・。」
犯人 「ほんまにありがとう。今、弁護士と相談してて手が離せない。お金は弁護士事務所の人に取りに行ってもらうから渡してほしい。△△駅まで来てくれへん。着いたら連絡してほしい。」
（注意）その後、駅近くの人気のない場所に誘導して、現金をだまし取ります。
- 息子さんが以前から使っていた電話番号にかけて確認しましょう！
- 家族の質問や合い言葉、留守番電話の活用等で詐欺対策を！
オレオレ詐欺！（警察官編、現金詐取型）
警察官になりすまして、現金をだましとる手口！！
犯人 「もしもし、こちら○○警察署の生活安全課の◇◇です。実は詐欺グループの犯人を逮捕したのですが、犯人が持っていた名簿にあなたの名前がありました。名簿に載っていた被害者の銀行口座からお金を引き出されています。」
（注意）「逮捕」「名簿」「引き出されている」等の言葉で不安をあおります。
被害者 「えっ！本当ですか！？いったいどうすればいいんでしょうか？」
犯人 「こちらで預金を保護しますので、すぐに口座からお金を全額引き出してきてください。銀行内部にも犯人がいますので、警察から電話があったことは、絶対に言わないでください。お金を引き出してきたら、また電話してください。銀行では引出し理由を聞かれますが、リフォーム代とか適当な理由で引出してください。」
（注意）銀行内部にも犯人がいると思い込ませて、銀行員から説得されても、理由を付けて引き出すように指示します。
被害者 「もしもし、今、お金をおろしてきました。」
犯人 「犯人が偽札にすり替えているかもしれません。引き出してきたお金から10枚ほどお札の番号を読み上げてもらえますか？」
被害者 「わかりました。えーと、番号は○○と●●と・・・・です。」
犯人 「やはり、偽札が混じっていますね。全てのお金を調べる必要があります。部下を自宅まで行かせますので、お金を渡してください。お金は検査後に本物のお札でお返しします。」
（注意）被害者を安心させて、現金をだまし取ります。
被害者 「ありがとうございます。わかりました。それでは自宅で待っています。よろしくお願いします。（大変なことに巻き込まれてしまったわ。でも、あとは警察に任せておけば安心だわ。）」
- この様な電話は詐欺です！警察官が現金を預かることはありません！
- 警察官を名乗る者であっても、お金を要求する話があれば、一旦電話を切り、最寄りの警察署に相談してください！