ビジネスメール詐欺の被害にご注意!
最近、大阪府内で、ビジネスメール詐欺と呼ばれる手口のサイバー犯罪が発生しています。
ビジネスメール詐欺とは?
ビジネスメール詐欺は、仕事上の電子メールを装って相手をだます詐欺のことをいい、英語で「Business E-mail compromise」と表記され、その頭文字を取って「BEC」ともいいます。
手口は、特定の企業の経営者や役員、得意先などを装って、その企業の経理担当者に、
- 仕入先の振込先金融機関口座が今月から変更になった
- 急に買収案件が成立したので至急この口座に振込をして欲しい
などと偽のメールを送り付けるもので、被害額が高額となる傾向があります。
代表的なビジネスメール詐欺の手口
1、口座の変更を依頼する
- 振込先口座が変わった旨の電子メールを送り付ける

- 経理担当者が指定された口座に振込をする

- 後から騙されたことに気付く

犯罪者が経営幹部になりすまし、振込を指示する
- 犯罪者が経営幹部になりすます

- 経理担当者が指定された口座に振込をする。

- 後から騙されたことに気付く

被害に遭わないために
1.ビジネスメール詐欺の特徴
ビジネスメール詐欺には、
- 早急に支払うよう指示される。
- 相手の電子メールアドレスが、実際の取引先や経営幹部のものと同一であるか酷似している(例えば、「.com」の代わりに「.co」が使われていたり、「l」の代わりに「1」や、「_」の代わりに「-」が使われていたりする)。
また、相手の電子メールアドレスが、gmailやyahooメール等のフリーメールの場合もある。 - 指定された振込先が、ネット専業銀行(インターネット銀行)や海外の金融機関の口座である。
等の特徴があります。
2.被害防止対策
- 取引先の電子メールアドレスは、必ず事前に登録しておき、それ以外のメールアドレスとはメッセージのやりとりをしない。ただし、相手の端末がウイルス感染していた場合には、効果が期待できないことがあります。
- 通常と異なる支払方法が指示された場合には、事前に電話で取引先と直接連絡を取り、金額や振込先等の事実関係を確認すること。