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大阪府警察速度管理指針

大阪府警察速度管理指針

総合的な速度管理の必要性

交通事故死者を更に減少させていくためには、道路の特性に応じて適切な最高速度規制等を実施し、交通指導取締り、交通安全教育、情報発信等により、規制速度の遵守を図るという総合的な「速度管理」が重要です。
交通死亡事故の発生状況や交通取締りの効果等を見てみると、規制速度を超過している車両の走行速度を低下させることが交通事故の防止や被害軽減に結びついていることから、大阪府警察ではこれからも交通事故の発生状況及び道路環境等を適切に分析し、交通事故のない社会を目指してしっかりと「速度管理」を進めていきます。

交通死亡事故発生状況

  • 平成25年中、規制速度の超過がある交通死亡事故は37件発生している。
  • 道路別の交通事故死者数の割合は、幹線道路が約70パーセントを占める。

走行速度と交通事故等の関係

衝突時の速度が30キロメートルを超えると歩行者の致死率が上昇する。

規制速度の遵守による被害の軽減

規制速度の超過がある交通事故は、規制速度の超過がない交通事故に比べて死亡事故となる確率は約6倍となる。

交通指導取締りの交通事故抑止効果

国道170号において重点的に速度取締りを実施した結果、交通死亡事故が平成24年には10件と多発していたが、平成25年には6件と減少した。

道路の区分

大阪府下の道路を幹線道路(国道、主要地方道、一般府道及び指定市町村道)と生活道路(幹線道路以外の道路)に区分し、幹線道路の中でも交通死亡・重傷事故が多発している路線を指定路線とした。

交通事故の特徴と目標

〈幹線道路〉

  • 特徴
    幹線・生活道路の区分でみると、交通事故死者数の割合は、幹線道路が約70パーセントを占める。
    指定路線の特徴については、規制速度を超過して交通事故を起こした場合、死亡事故となる確率が高い。
  • 目標
    規制速度の遵守による交通死亡事故の抑止及び被害軽減
    円滑な道路交通の確保

〈生活道路〉

  • 特徴
    子供や高齢者が被害に遭う交通事故が多い。
  • 目標
    低速度走行を意識付けさせることによる安全な道路交通の確保

目標を達成するための手法(対策)

〈幹線道路〉

  • 速度違反取締り等
    交通事故発生実態等を踏まえて速度違反取締り等を実施することにより、直接、規制速度の遵守を働きかける。
    指定路線については、交通死亡・重傷事故多発路線であることから、重点的に速度取締り等を実施する。
  • 先行取締り等の実施
    過去の交通事故分析から交通死亡事故の多発が予想される期間については、取締り場所を公開する等した上で、先行して連続的に速度違反取締り等を実施する。
  • 円滑な交通に配意した速度規制等
    実勢速度と規制速度とが大きくかけ離れている路線については、優先的に規制速度の見直しを図る。
  • 運転者教養等の実施
    規制速度遵守を促すため、運転者を対象とした交通安全教育、広報啓発等を推進する。

〈生活道路〉

  • 通学路対策等
    当該道路の利用者に歩行者等に配意した低速度走行を働きかける。
  • ゾーン30等による面的な速度規制
    運転者に分かりやすい速度規制により、車両の低速度化を促す。
  • 運転者教養等の実施
    生活道路を抜け道として利用する者に迂回や規制速度遵守を促すため、運転者教育、広報啓発等を行う。

具体的な路線・地域等の例示

〈幹線道路〉

速度違反取締り等を実施する路線の例
国道423号線
府道大阪伊丹線
府道堺狭山線

〈指定路線〉

重点的な速度違反取締り等を実施する路線の例
国道1号
国道170号
府道大阪中央環状線 等府下6路線

〈生活道路〉

ゾーン30等による面的な速度規正を実施する地域の例
大東市浜町・三住町地区
住吉区清水丘地区
和泉市府中町1丁目地区