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大阪公立大学

大阪公立大学出身の警察官の写真

出身学科 商学科

卒業年 令和2年

所属 警察署 地域課

出身地 大阪府

メッセージ

地域住民に寄り添い、警察と地域住民を繋ぐ仕事

私が警察官になった一番の理由は、昔から困っている人を助けることができる仕事に就きたいと考えていたからでした。私は困っている人達をいち早く助けることができるのは警察官という職業の最大の魅力だと思います。警察官になって分かったことですが、警察官の仕事は私が想像していた以上に多岐にわたって相談や通報を受け、対応にあたっています。実際に現場で通報された方からの話を聞くと、「最初はこんなことで通報してもいいのかなと思っていたけど、警察官ならなんとかしてくれるのではないかと思って連絡しました。すぐに対応していただき安心できました。」等と言われることがよくあります。まだ警察官になって日が浅い私にまで感謝してもらえることに喜びを感じ、警察官という仕事を選んで本当に良かったと思っています。
私は現在、交番で勤務しています。地域警察官の仕事は地域のパトロールや府民の方々が犯罪被害に遭わないように防犯情報の発信を行ったり、遺失拾得物の受理の他、110番通報を受けて、様々な事件事故等にいち早く駆けつけ、府民を助けることを任務とする警察の顔となる仕事です。警察官の仕事は例えば暴行事案であれば刑事課、交通事故であれば交通課のように、様々な事件、事故を各専門の課で取り扱いますが、地域警察官は通報に基づいて、あらゆる事案の現場に向かって初動捜査を行い、それを刑事課や交通課などに引き継ぎます。つまり地域警察官は、警察と府民をつなぐ役割を担っているのです。困っている人々からの通報を受けて、一番早く現場に到着するのは制服を着た私たち地域警察官です。私たちが迅速かつ適切に対応することは、それぞれの府民が抱える問題を早期解決することに繋がります。そのため責任も大きいですが、やりがいのある仕事です。
最近は役所職員を騙って「医療費の還付金がある。今すぐATMに行って、指示通り操作すればお金が返ってくる」等と電話を掛けてお年寄りからお金を奪う詐欺が頻発しています。ある日、高齢女性が「役所から還付金が返ってくるという電話があり、ATMでお金を振り込んでしまった。助けてください」と泣き顔で交番に駆け込んできました。私は、すぐに刑事課と連携して対応した結果、お金をだまし取られるという被害を食い止めることができました。後日、その女性が交番に来られ「あの時は本当にありがとうございました。だまされたと気付いて自分を責めていたのですが、お巡りさんに『悪いのはあなたではなく、だました犯人です』と言ってもらえて、気持ちが楽になりました。」と言っていただき、地域住民の安全を守るプロとして役立つことができ、とても嬉しく思ったのを今でも覚えています。
皆さんは何を基準にご自身の職業を選びますか?警察の仕事は、やりがいや楽しさもありますが、精神的、体力的な厳しさもあります。そんな時に自分を支えてくれるのは、「警察官を志した理由」です。もう一度、自分の就職活動における軸を整理してみてください。自分の中でしっかりとした軸を確立した上で、自身のなりたい職業を選んだのなら、仕事が辛い、苦しいと思った時にこそ、その軸が自分を支えてくれると思います。もし、軸を決めた上で警察官という職業を選ぼうという強い気持ちがあるなら、ぜひその熱い想いを大阪府警察にぶつけてください。大阪府警察ははそんな想いを持った方をお待ちしています。