広島修道大学

365日、府民に最も近い交番で、地域の安全を守る

私が幼い頃、知人が事件の当事者となり、その知人のその後の人生において大きな影響を及ぼした状況を目の当たりにしました。ニュース等による報道がなくとも、様々な事件・事故が毎日のように起こっています。この経験から、事件・事故に遭う人を一人でも減らしたいと思うようになりました。大学生になり自分の将来を考えた時、幼い頃に抱いた思いは消えることはなく、警察官を志しました。広島県出身である私が大阪府警察を選択した理由は、世界有数の大都市である大阪で、大阪府警察の一員として大都市の治安を守っていきたいと考えたからです。また、大阪府警察は職員の生活を取り巻く福利厚生も手厚いため、仕事に専念できる環境が整っているのも決め手の一つになりました。
私は現在、交番で勤務しています。交番での仕事は、事件・事故の対応、巡回連絡、交通取締り、パトロール、職務質問等、多岐にわたります。私達が対応する事案は、一つとして同じものはありません。警察官は事案を解決すべく、適切に対応することが求められます。そのため、難しい現場判断や法的知識が必要となり、その対応を誤れば、府民を危険な目に遭わせてしまうという重大な責任が伴います。府民の安全を守るため、警察官は常日頃から現場スキルを磨くことや法的知識を蓄え、府民の期待に応えられるよう、日々努めていかなければなりません。その努力が実を結び、府民の期待に応えることができた時、最前線で府民の安全を守っているという誇りと使命感を感じることができます。
私の交番が担当する地域において、民家に侵入し入浴中の女性を盗撮する事件が多発していました。住民の皆さんに不安が広がり、一刻も早く犯人を検挙するため、毎晩パトロール活動を実施しました。ある晩、パトロール活動中、不審な男性を発見し職務質問をしました。職務質問を継続するうちに、男に落ち着きがなくなり、話の内容も二転三転していきました。そして、さらに粘り強く職務質問をし、男が所持していたスマートフォンの画像データを確認すると、入浴中の女性を盗撮した動画等があり、男が連続発生していた盗撮の犯人である事が判明し、逮捕に至りました。自分の交番が担当する地域で、連続発生していた盗撮犯人を絶対に捕まえてやるという強い気持ちで毎日パトロールを行い、自分達で犯人を検挙できたことに、仕事に対する達成感とやりがいを感じました。
学校卒業後の就職を考えている方や、転職を考えている方で、少しでも「人のためになる仕事がしたい。」という気持ちがある方は、是非、大阪府警察官採用選考を受験してください。計画を立て、毎日コツコツ勉強すれば必ず合格できます。警察官の仕事は決して楽ではなく、時には危険が伴いますが、皆さんの「人のためになる仕事がしたい。」という気持ちが、必ず実を結ぶ仕事です。大阪府警察が開催しているセミナー等に是非、参加してみてください。そこでは、皆さんの疑問や不安を解消するため、私達警察官が生の声をお伝えします。皆さんと一緒に大阪府警察で働けることを楽しみにしています。