交通部 交通鑑識課員からのメッセージ
1 担当業務について
(注意)左の写真は、ひき逃げの現場に残された、約3ミリメートルの塗膜片から車両を特定している作業です。
交通鑑識の仕事は、ひとことで言うと、事故を起こした車の損傷部位・程度、事故現場の痕跡等を調べて、証拠を収集し、交通事故捜査に役立てることです。
それに加えて、各種資料の収集・整理・統計業務が私の担当業務になります。
2 やり甲斐について
ひき逃げ事件の逃走車両について事故現場に残された割れたレンズ片や事故現場周辺の防犯カメラから車種特定を行い、そこから逃走車両の発見につながったときにやり甲斐を感じます。
被害者に怪我を負わせたにもかかわらず、そのまま逃走するという許せないひき逃げ事件があります。そのひき逃げ事件発生時には、全く判明していない逃走車両を発見するため、上司や同僚とともに「逃げ得は許さない」という気持ちで、現場に残っている路面の痕跡やレンズ片、塗膜片、防犯カメラ映像等から地道に車両を絞っていき、逃走車両にたどりついた時の達成感には毎回やり甲斐を感じます。
3 休日の過ごし方
休日は、警察学校の同期と遊んで過ごすことが多いです。
警察学校の生活を共にした仲の良い同期と休みを合わせて、趣味のスキューバダイビングに行ったり、ドライブをしてきれいな景色を見に行ったりすることでリフレッシュになります。
警察官になる前は、警察官は休みもなく遊びに行けないというイメージがありましたが、休みの日に趣味を楽しむことができ、しっかりとリフレッシュができます。
(注意)コロナ禍前の過ごし方です。
4 警察官をめざしている皆さんへ
警察官の仕事は、厳しいと感じることもありますが、それ以上にやり甲斐のある仕事です。
「やっていけるかな」と不安に感じている方もおられると思いますが、警察官を目指してください。
皆さんと一緒に勤務できることを楽しみにしています。