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青パト隊長の感想

榎本青色防犯パトロール隊 会長 木村武史氏

木村会長・太田副会長の写真

左側が木村会長(筆者)
右側は太田副会長

平成16年6月、「自分たちのまちは自分たちで守る」を合い言葉に防犯ボランティア団体を立ち上げ、平成17年2月に府下第一号となる青色防犯パトロール車による活動に発展させました。
はじめは、20名でスタートし、子どもたちの元気な声を聴きながらの登下校時の見まもり活動、夕方はお年寄りやお勤め帰りの皆さんへのひったくり防止を呼びかけました。
 青パトから流す内容は、手作りで、時間帯や季節に合わせていろいろなバージョンがあります。悪徳訪問販売が横行しているとの情報があれば、これに対する内容を作成し、被害防止を呼びかけました。
 こうした取組みの効果は非常に大きく、ひったくりが鶴見区内でワーストワンであった地域の汚名はすぐに返上することができました。そして何よりの反響は、子どもたちが、挨拶の励行を呼びかけていた私たちに応えてくれたことです。青パトを運転する隊員に子どもたちや地域の方々が挨拶をしてくれるようになったことは、予想外の成果であり、非常にうれしく思いました。
こうして活動を開始して1年が過ぎたころ、榎本地区の青色防犯パトロール活動の効果が注目され、区内の他の連合会等にも広がるようになり、現在では鶴見区の全小学校区で活動が行われるようになりました。住民に安心感を与え、地域全体に「地域の安全を自分たちで守る」という防犯気運が高まり、鶴見区がより住み良い、安全なまちになったと感じます。
平成18年からは、大阪府警察から「安まちメール」が配信されるようになり、犯罪情報をタイムリーに知ることができ、犯罪の防止活動に大いに役立ち、青パトの効果がさらに上がりました。
現在、隊員数は83名に増え、活動も6年目を迎えました。鶴見区内のひったくり等の犯罪も少なくなったように感じます。毎日毎日、単調に思える隊員のパトロール活動も、単に犯罪の防止効果だけでなく、隊員自身の目に、日々のまちの皆さんの生活が焼き付くことにより、今まで知らなかったまち全体の様子を知ることができるようになりました。子どもたち、お年寄り、障がいを持っておられる方のこと、また地域の問題点等、活動を通じてたくさんのことを知りました。
活動を通じて身についたこうした視線が、各種活動に活かされ、今後の活発で安全・安心なまちづくりの活動力の源になっています。

榎本青色防犯パトロール隊の活動の写真

[榎本青色防犯パトロール隊の活動]