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防犯等マニュアルリーフレット_女性版(HTML版)

女性のための安全サポートブック

警察庁
Nationai Police Agency

夕方から深夜にかけて女性への犯罪が多く発生しています!

警察庁が平成30年に行った調査によれば、被害を受けた女性の9割が一人でいる時に被害を受けています。

1. 道路

人通りが少ない住宅街や田畑に沿った道路上で夜早い時間帯に被害に遭った事例がありました。

  • 人通りが少ない住宅街
  • 片側が田畑

このほか、道路の片側が線路、川、ビル等の駐車場など歩道の片側に人目が少ない場所がある路上を歩く時には、前後から近づいてくる人に注意しましょう。
予防策 遠回りになっても人通りがある道を歩く

2. 駐車場・駐輪場

夜間帰宅途中の女性が追跡され、駐車場で被害にあった事例、駅近辺の駐輪場から自転車に乗って帰宅しようとした際に、駐輪場の出口付近で被害に遭った事例がありました。

  • 駐車場
  • 駅の駐輪場

予防策 人が近づいてきた場合は警戒して離れる

3. 公園

自宅への近道の公園内の通路で、人通りが少ない平日の昼間に徒歩で帰宅途中に女性が被害に遭った事例がありました。

  • ベンチやトイレ
  • 木陰や植え込み

人通りの少ない公園は昼間でも、ベンチやトイレ、木陰などの外から見えにくい場所を通る時には注意が必要です。
予防策 人が少ない時間帯の公園を通るのは避ける

4. 集合住宅の共用部分

路上から後を尾けられ、集合住宅の共用玄関や階段で女性が被害に遭った事例がありました。

  • 共用玄関
  • 階段

集合住宅の共用部分は人通りも少なく、人目につきにくい場所や外から見えにくい場所が少なくありません。
予防策 集合住宅に近づいたら後ろからついてくる人などに気を配る

すべての女性が安全に暮らせる社会を
~犯罪被害からあなたを守るために~

女性の犯罪被害の防止は、地域社会全体で取り組むべき課題です。警察では、警戒パトロールに加え、声かけ、つきまとい等の前兆事案に対処する子供女性安全対策班を設置しており、警察署においても常時被害相談を受けつけています。また、地域によっては防犯ボランティアの皆さんも夜間にパトロールを行っています。皆さんも、犯罪の実態を知った上で、日ごろから防犯を意識して行動することが大切です。

どんな事件が起きているの?

いつ?

  •  夕方から深夜にかけての発生が多く見られる

このほかにも、人通りがない場所などでは日中も注意が必要

どんな事件が?

  •  人通りのない道で後ろから体を触られる
  • 駐車場で抱きつかれて乱暴される
  • 自転車にバイクで近づき、前かごからバックをひったくる

など

どこで?

  •  道路
  • 駐車場・駐輪場
  • 公園
  • マンションやアパートなどの共用玄関や廊下、階段、エレベーター

など

女性が犯罪に巻き込まれる事例を知り予防策を取れるようにしましょう!

実際の犯罪の事例を知り、駅から自宅までの道や自宅の周りなど、危険な場所がないか確認してみましょう。毎日の生活を思い出し、普段から防犯の意識を持つことで、とっさの行動を取れるようになります。また、友人や同僚、家族などに犯罪の事例や防犯対策について教えてあげましょう。

1. 道路

事例 イヤホンをしながら、人通りの少ない道を帰宅していると、急に背後から体を触られた。
予防策 スマホ操作、イヤホンで音楽を聴くなどの行為をしない方が、周囲に注意が行きわたる。

事例 ジョギングをしながら近づいてきて、駅の方向をたずね、教えようと目をそらしたすきに体を触られた。
予防策 危険対応策 急に近づいてくる人がいないか、周囲に気を配り、危険を感じたら体をつかまれないよう距離をとって人通りの多い道や店舗まで逃げる。

事例 道路を歩いていたら、後ろから来たバイクにバッグをひったくられた。
予防策 特に人通りが少ない道では、バッグは道路と反対側に持つ。

2. 駐車場・駐輪場

事例 駐車していたコインパーキングで、車に乗ろうとした瞬間、背後から体を触られた。
危険対応策 駐車場では自分以外の車の中から急に出てくる人がいたら、素早く自分の車に乗ってロックをする。

3. 公園

事例 自宅までの近道の公園を歩いている時に、後ろに人の気配を感じて振り返ると、急に体を触られた。
予防策 人通りの少ない時間帯には、外から見えにくい場所が多い公園は通らない。

4. 集合住宅共用部分

事例 エレベーター内で二人きりになった時に、見知らぬ人から体を触られた。
予防策 エレベーターで知らない人と二人きりになることを避ける。二人きりになった時は、壁を背にしてすぐに非常ベルが押せる位置に立つ。

事例 共用玄関を入って階段を上がろうとした時に、後ろからついてきた人に体を触られた。
予防策 危険対応策 自宅のある集合住宅に近付いたら後ろを振り返り、ついてくる人に気をつける。危険を感じたら、人通りの多い道路や店舗まで逃げる。

犯罪リスクを減らすために女性の皆さんに日頃意識していただきたいこと!

  •  人通りがある・明るい・お店などの逃げ込める場所があるところを通る
    通り慣れた道でも、スマホやイヤホンをしない方が注意力があがり周囲の異常に気付けます。
  •  後ろからついてくる人や急に近づいてくる人がいないか気を配る
    時々後ろを振り返るなどして周囲に気を配り、そのような人がいたら体をつかまれないように距離をとり、人通りの多い道や店舗まで逃げましょう。
  • 防犯ブザーや音の出るアプリを起動したスマホを持つ
    体をつかまれるくらい近づかれそうになったら、防犯ブザーを鳴らしたり大声を出したりしましょう。
  • 自宅のある集合住宅の共用玄関や廊下、階段、エレベーターで油断しない
    集合住宅の中に入っても自分の家の中に入るまでは「屋外」であると意識して、後ろからついてくる人や近づいてくる人に気を配りましょう。
  • バッグは車道と反対側に持つ
    バッグなどは建物側に持ちましょう。自転車の前カゴに入れる時はひったくり防止カバーやネットを装着しましょう。
  • 被害に遭って困っている人を見かけたら、声をかけてあげて下さい
    新たな被害を防ぐためには、ためらわずに110番することが大切です。

もしものときは・・・
被害に遭った場合や、被害に遭って困っている人を見かけた方は、迷わず110番してください。110番をするほどでもないけれど、不安に思った場合には、警察相談専用ダイヤル「#9110」にお電話ください。最寄りの警察署や交番でも、相談を受け付けます。