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Osaka Prefectural Police

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性犯罪の被害にあわないために

大阪府内の強制性交等・強制わいせつの発生状況(令和2年中)

強制性交等とは

  • 13歳以上の男女に対し、暴行または脅迫を用いて性交、肛門性交又は口腔性交をすることです。
  • 13歳未満の男女と性交等をすることです。(同意の有無を問わない)
    また、
  • 心神喪失もしくは抗拒不能に乗じて、あるいは心神喪失もしくは抗拒不能にさせて性交等することも同様の罪となります。

事例~「心神喪失、抗拒不能に乗じて」の典型的な事例は、多量にお酒を飲んだ時、または飲まされた時に気を失ったり、もうろうとしている状態に乗じて性交等する。

  • 強制性交等の認知件数は、昨年1年間で152件でした。
  • 被害者の約7割が10歳代から20歳代の女性です。
  • 発生場所の約50パーセントがマンション、団地などの共同住宅の室内で、次いでホテルやカラオケ店等での発生となっています。
  • 発生時間は、午前0時台から午前4時台の間が多くなっています。

警察に被害届が出された事件の分析結果です。強制性交等は「暗数」つまり警察に届けが出されていない被害が多いと言われています。          

強制わいせつとは

  • 13歳以上の男女に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をすることです。
  • 13歳未満の男女に対し、(同意の有無にかかわらず)わいせつな行為をすることです。

事例1~道路を歩いている女性の後ろから抱きつき口をふさぎ、身体を触る。
事例2~小学校女児を言葉巧みに誘い出して、身体を触る。

  • 強制わいせつの認知件数(被害届が出された件数)は、昨年1年間で521件でした。
  • 被害者の約7割が10歳代から20歳代の女性です。
  • 発生が多い場所の1位は道路上、2位はマンション、団地等の共同住宅ですが、室内よりも、マンション出入口、エントランス等共用部分での発生が多くなっています。
  • 発生時間は午後10時台から翌午前1時台の間が多くなっています。

夜間に限らず、仕事、学校、遊びの行き帰り等、日常の生活行動の中でも被害はみられます。

いざという時のために

いざという時の、女性のための防犯対策の動画をご紹介します。

動画の中には、相手から逃れるための護身術も紹介しておりますが、是非、次のことを知っておいてください。

  • いざという時に、声が出ない、抵抗しようにも身体が動かない状態になる人がいます。
    (過度な外的ストレスに対する身体の反応です。)
  • 男性の腕力で本気で押さえ込まれたら、多くの女性は動けません。また圧倒的な力の違いによる恐怖心で身体が固まってしまいます。

それなら動画なんか見ても意味ないじゃないか・・・いいえ、知らなければ何もできませんが、知っていれば「護身術が使える可能性」があります。

しかし、そのような状況にならないことが一番です。普段から「いざという時」にならないための行動を取ってください。

性犯罪被害にあうリスクを減らしましょう!

(男女ともに様々な犯罪被害にあわないための防犯対策にも応用できます。)

道路上で・・・・

  • 仕事等を終えて、帰宅途中に被害にあうケースが多いです。少し遠回りであっても、なるべく人通りの多い、明るい道を選びましょう。やむを得ず、人気の少ない暗い道を通らなければならないときは、周囲の状況に注意を向け、顔を上げて毅然とした態度で、早足で通り抜けましょう。
    また、防犯ブザーを手に持ったりカバンの外側に付ける等して、いつでも鳴らせるようにしておきましょう。
  • スマートフォンを操作しながら、イヤホンで音楽を聴きながら歩くと、不審者(車)が近づいてきても気づきません。また、手元のスマホや耳元の音楽に集中することでとっさの出来事への対応が遅れ、性犯罪などの犯罪被害だけでなく、交通事故にあうリスクも高くなります。
  • 見知らぬ人に声をかけられたら、むやみに近づかず、相手の手がすぐには届かない程度の距離を開けて対応しましょう。犯人の中には、被害者の親切心につけ込み、道を聞くふりをして、油断させてからわいせつ行為に及ぶという悪質な者もいます。
    「一緒に連れって行ってほしい」「車に乗って案内してほしい」・・・・安全性が保障されない見知らぬ人間と行動する危険性を想像してください。

帰宅時・・・

  • マンション等の共同住宅内では、エントランス、階段、通路、エレベーター等の共有スペースでも性犯罪が発生しています。自宅(自室)近くであっても、帰宅して玄関を確実に施錠するまで決して気を緩めないようにしましょう。
  • マンションがオートロックドアであっても、居住者が入る後ろからつけて行くなどの方法で侵入することが可能であり、こうした事例も多数あります。
  • 一戸建て、マンションを問わず、玄関ドアを開けているところを後ろから襲われ、被害に遭うケースもあります。
  • エレベーターには、なるべく知らない人と2人きりで乗らないようにしましょう。もしエレベーター内で2人きりになってしまった時は、操作盤の前で壁を背にして立ち、同乗者に背を向けないようにしましょう。またこのような場合、近くの階で先に降りて、やり過ごすのも1つの方法です。
    もし危険を感じたら、階数ボタンを全部押して止まった階ですぐに降りましょう。

自宅にいるとき・・・(侵入盗対策にも有効です。)

  • ドアの鍵は家に入ったらすぐに締めましょう。
  • 就寝中に、鍵を掛け忘れた玄関ドア、ベランダのガラス戸、窓等から室内に侵入されるケースがあります。就寝前には必ず戸締まりを確認しましょう。
  • 在宅中、人が訪ねて来たときは、確実に相手の身分を確認できるまでドアを開けないでください。業者を装って、ドアを開けさせて侵入してくるケースもあります。
  • ドアチェーンやU字ロックは「施錠」の代わりにはなりません。
    夏場、暑いからといって「ドアチェーンやU字ロックをしてドアを開けっぱなし」という状態は大変危険です。

電車の中の痴漢対策についてはこちら

性犯罪被害を受けたら・・・・あなたは悪くない

「性犯罪被害にあったのは気をつけていなかった自分が悪いから・・・」と被害届を出すのをためらう人がいます。

被害を受けた人は悪くありません。悪いのは犯人です。警察に被害届を出そうかどうか迷ったときは、下記の相談窓口(「警察・大阪府の相談窓口」)にご相談ください。
また、男性も性犯罪被害にあうことがあります。男性の被害者も被害届を出しにくい心理に陥りがちだと考えられます。しかし、被害者は決して悪くありません。一人で悩まずに警察や各種相談窓口に相談してください。

強制性交等被害の「暗数」について

平成29年に内閣府がこんな調査をしました。無作為に選んだ男女3,376人に「無理矢理性交等されたことがありますか。」と質問したところ、「あった。」と答えた人は164人でした。

しかし、そのうち警察に連絡・相談した人はわずか3.7パーセントでした。

また、その164人のうち、知っている相手からの被害が約79.9パーセントであり、全く知らない相手から被害にあった人は約11.6パーセントでした。

知っている相手の内訳は「配偶者、元配偶者:約23.8パーセント」「交際相手、元交際相手:約23.8パーセント」「職場、アルバイト先の関係者:約14パーセント」「親族:約12.1パーセント」「通っていた学校、大学の関係者:約6.1パーセント」「職場、アルバイト先の客:約3パーセント」「SNSなどインターネット上で知り合った人:約2.4パーセント」「地域活動や習い事の関係者:約1.8パーセント」「生活している施設の関係者:約1.8パーセント」でした。

令和2年中に認知した強制性交等の件数は152件でしたが、届け出ることができずに苦しんでいる被害者が大勢いることは想像するに難くありません。

警察・大阪府の相談窓口

(注意)リンク先にある「性暴力救援センター・大阪(SACHICO<サチコ>)」は、被害直後 の証拠採取や、洗浄、被害者が希望すれば警察への通報など、あなたの大きな力になってくれる性犯罪被害相談の窓口です。