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Osaka Prefectural Police

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性犯罪の被害にあわないために

大阪府内の強制性交等・強制わいせつの発生状況(平成30年中)

強制性交等とは

  • 13歳以上の男女に対し、暴行または脅迫を用いて性交、肛門性交又は口腔性交をすることです。
  • 13歳未満の男女と性交等をすることです。(同意の有無を問わない)
    また、
  • 心神喪失もしくは抗拒不能に乗じて、あるいは心神喪失もしくは抗拒不能にさせて性交等することも同様の罪となります。

事例~「心神喪失、抗拒不能に乗じて」の典型的な事例は、多量にお酒を飲んだ時、または飲まされた時に気を失ったり、もうろうとしている状態に乗じて性交等する。

  • 性交等の認知件数は、昨年1年間で150件でした。
  • 被害者の約8割が10歳代から20歳代の女性です。
  • 発生場所の約4割がマンション、団地などの共同住宅内の室内です。
  • 発生時間は、午前0時から午前1時ころの間が多いです。

警察に被害届が出された事件の分析結果です。強制性交等は「暗数」つまり警察に届け出られていない被害が多いと言われています。           

強制わいせつとは

  • 13歳以上の男女に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をすることです。
  • 13歳未満の男女に対し、(同意の有無にかかわらず)わいせつな行為をすることです。

事例1~道路を歩いている女性の後ろから抱きつき口をふさぎ、身体を触る。
事例2~小学校女児を言葉巧みに誘い出して、身体を触る。

  • 強制わいせつの認知件数(被害届が出された件数)は、昨年1年間で690件でした。
  • 被害者の約7割が10歳代から20歳代の女性です。
  • 発生場所の1位は道路上、2位はマンション、団地等の共同住宅ですが、この場合は、室内よりも、マンションの出入口、エントランス等共用部分での発生が多いです。
  • 発生時間は午後9時から午前1時ころの間が多いです。

仕事、学校、遊びの行き帰り等、日常の生活行動の中で被害にあっています。

★加害者からの聞き取り結果を分析したところ・・・              

平成12年に、科学警察研究所の研究官が性犯罪の犯人から聞き取り調査等をした結果の研究論文から、犯人が犯行場所を選んだ理由、被害者を選んだ理由等を引用して紹介します。

  • 犯行場所を選んだ主な理由
    強姦(暴行又は脅迫を用いて13歳以上の女子を姦淫すること、平成29年に強制性 交等に改正、以下同じ)、強制わいせつとも、犯人の多くが「人通りが少ない」「人目 につきにくい」場所を選んだと説明。
  • 犯人が被害者を選んだ主な理由
    強姦、強制わいせつとも、犯人の多くが「おとなしそうに見えた」「警察に届けることはないとおもった」「1人で歩いていた」と説明。
    以前から性犯罪被害者に対して指摘されていた「挑発的な服装だった」と説明する犯人は少なかった。

(引用文献:警察学論集 平成12年第53 巻第5号164ページから180ページ 内山絢子「性犯罪被害の実態(3)」)

以上のことから、調査対象となった犯人の多くは、犯行前に相手を選んでから犯行に及んでいることや、犯行場所は「目撃されにくい場所」等を選んでいたということがわかります。

いざという時のために

いざという時の、女性のための防犯対策の動画をご紹介します。

動画の中には、相手から逃れるための護身術も示しておりますが、是非、次のことを知っておいてください。

  • いざという時に、声が出ない、抵抗しようにも身体が動かない状態になる人がいます。
    (過度な外的ストレスに対する身体の反応です。)
  • 男性の腕力で本気で押さえ込まれたら、多くの女性は動けません。また圧倒的な力の違いによる恐怖心で身体が固まってしまいます。

それなら動画なんか見ても意味ないじゃないか・・・いいえ、知らなければ何もできませんが、知っていれば「護身術が使える可能性」があります。

しかし、そのような状況にならないことが一番です。普段から「いざという時」にならないための行動を取ってください。

性犯罪被害にあうリスクを減らしましょう!

(女性のための防犯対策ですが、男性が被害にあわないための防犯対策にも応用できます。)

道路上で・・・・

  • 仕事等を終えて、帰宅途中に被害にあうケースが多いです。人通りの多い道、明るい道を選びましょう。やむを得ず、一人で人気の無い暗い道を歩かなければならないときは、周囲の状況に注意を向け、顔を上げて毅然とした態度で、早足で通り抜けましょう。
    また、防犯ブザーをいつでも使えるようにして持っておきましょう。
  • スマートフォンを操作しながらや音楽プレーヤーを聴きながら歩くと、不審者が近づく音が聞こえません。また、スマホや音楽に集中することで「上の空」状態になってしまい、とっさの出来事に対する対応が遅れます。つまり、性犯罪だけでなく、ひったくりや交通事故にあうリスクも高くなります。
  • 見知らぬ人に声をかけられたら、相手との距離を開けて対応しましょう。犯人の中には、被害者の親切心につけ込み、道を聞くふりをして、油断させてからわいせつ行為に及ぶという悪質な者もいます。
    「一緒に連れって行ってほしい」「車に乗って案内してほしい」・・・・安全性が保障されない見知らぬ人間と行動する危険性を想像してください。

帰宅したら・・・

  • マンション等の共同住宅内では、エントランス、階段、通路、エレベーター内で性犯罪が発生しています。
  • マンションがオートロックドアであっても、居住者が入る後ろからつけて行くなどの方法で侵入することが可能であり、こうした事例も多数あります。
  • 一戸建て、マンションを問わず、玄関ドアを開けているところを後ろから襲われるケースがあります。
  • エレベーター内では、操作盤付近に同乗者に背を向けずに立ちましょう。
    危険を感じたら、ボタンを全部押して止まった階で降りましょう。
    また、見知らぬ男性と自分だけの場合は、一旦降りてやりすごすのも1つの方法です。
  • 自宅のそばに帰り着いても、家の中に入るまでは、まだ「屋外」です。道路上と同じように周囲の状況に注意を向けましょう。

自宅にいるとき・・・(侵入盗対策でもあります。)

  • ドアの鍵は家に入ったらすぐに締めましょう。
  • 就寝中に、鍵を掛け忘れた玄関ドア、ベランダのガラス戸、窓等から室内に侵入されるケースがあります。就寝前には必ず戸締まりをしましょう。
  • 在宅中、人が尋ねて来たときは、確実に相手の身分を確認できるまでドアを開けないでください。業者を装って、ドアを開けさせて侵入してくるケースもあります。
  • ドアチェーンやU字ロックは「施錠」の代わりにはなりません。
    夏場、暑いからといって「ドアチェーンやU字ロックをしてドアを開けっぱなし」という状態は大変危険です。

電車の中の痴漢対策についてはこちら

性犯罪被害を受けてしまったら・・・・あなたは悪くない

「性犯罪被害にあったのは気をつけていなかった自分が悪いから・・・」と被害届を出すのをためらう人がいます。

被害を受けた人は悪くありません。悪いのは犯人です。警察に被害届を出そうかどうか迷ったときは、下記の相談窓口にご相談ください。

また、女性だけでなく男性も性犯罪被害にあうことがあります。男性の被害者は、女性の被害者に比べて更に被害届を出しにくい心理に陥りがちだと言われています。しかし女性と同じく被害者は決して悪くありません。一人で悩まずに警察や各種相談窓口に相談してください。

強制性交等被害の「暗数」について

平成29年に内閣府がこんな調査をしました。無作為に選んだ男女3,376人に「無理矢理性交等されたことがありますか。」と質問したところ、「あった。」と答えた人は164人でした。

しかし、そのうち警察に連絡・相談した人は約3.7%でした。

また、その164人のうち、知っている相手からの被害が約88.8%であり、全く見知らぬ相手から被害にあった人は約11.6%でした。

知っている相手の内訳は「配偶者、元配偶者:約23.8%」「交際相手、元交際相手:約23.8%」「職場、アルバイト先の関係者:約14%」「親族:約12.1%」「通っていた学校、大学の関係者:約6.1%」「職場、アルバイト先の客:約3%」「SNSなどインターネット上で知り合った人:約2.4%」「地域活動や習い事の関係者:約1.8%」「生活している施設の関係者:約1.8%」でした。

平成29年中に認知した強制性交等の件数は117件でした。

しかし、認知件数以上の強制性交等被害があり、届け出できずに苦しんでいる被害者が大勢いることは想像するに難くありません。

警察・大阪府の相談窓口

リンク先にある「性暴力救援センター・大阪(SACHICO<サチコ>)」は、被害直後 の証拠採取や、洗浄、被害者が望めば警察への通報など、あなたの大きな力になってくれ る性犯罪被害相談の窓口です。