自分の使っているIDとパスワードを第三者に利用された

事例
- ある日、いつもどおりオンラインゲームをしようと思い、自分の使用しているIDでログインしたところ、アイテムが無くなっており、管理会社に確認したところ、第三者が無断でログインしていることがわかった。
- ある日、いつもどおりネットオークションに自身のIDでログインしようとしたところ、知らない間にパスワードが変更され、ログインできなかった。
- ある日、いつもどおり銀行のインターネットバンキングを利用しようと思い、自分の使用しているIDでログインしたところ知らない間に、残高が減っていたので、状況を確認したところ、第三者が自身のインターネットバンキングを利用して、他人にお金を振り込んだことがわかった。
(注意)不正アクセスとは、第三者のID・パスワードを無断で使用してゲームサイトやオークションサイト等のサービスを第三者になりすまして利用する行為です。
対処方法はこちら
1.パスワードの変更
- 第三者にIDやパスワードが知られ、不正アクセスされている可能性が高いことから、まずパスワードを変更してください
- 他のサービスのパスワードも第三者に知られている可能性があることから、他のサービスのパスワードも変更してください
- なお、パスワードを変更する際には、サイト毎に異なるパスワードを設定してください
また、第三者にパスワードが既に変更されているため、パスワードの変更が行えない場合は、管理会社に対し、現在の状況を記載の上、速やかに連絡をしてください
2.使用しているパソコンのウイルスチェック
- 使用しているパソコン等がウイルスに感染している可能性があるため、必ずウイルスチェックを行ってください
- ウイルスが検出された時は、当該ウイルスに関する情報を管理会社や警察に届出の時のために記録してください
3.会社への通報
- 不正アクセスに遭った状況を管理会社に報告を行って、IDやパスワードの利用状況を確認してもらってください
- また、当該サービスに関するウェブサイト上より不正アクセスに関する情報が提供されている場合もあるので、しっかりと確認してください
4.警察への届出
- 管理会社より届出の指示があった等、不正アクセス行為の禁止等に関する法律に関して届出を行う場合は、あなたの住居地を管轄する警察署に被害状況を示す資料や相手に関する資料を添えて事前連絡をしたうえで相談してください。
(注意1)相談の際は、ID、パスワード、不正アクセスされた時間帯等、被害状況が分かるようにしておいてください。
(注意2)不正アクセスの結果、発生した損害等に対する補償等については、管理会社に相談してください。
5.コンピュータの初期化を行う
- 未知のウイルスに感染している恐れがあることから、必要なデータのバックアップを行った後、コンピュータの初期化を行ってください。
注意
コンピュータの初期化によって、犯人につながる情報が失われる可能性があるので、警察に届出する場合は、自己判断によるコンピュータの初期化は控えるようにしてください。
- バックアップを行ったデータについては、ウイルスチェックを行っても、未知のウイルスに感染している可能性があります。
6.パスワードの再変更
- 「1.パスワードの変更」で変更したパスワードについても、使用しているパソコンがウイルス等に感染していた結果、第三者に知られている可能性があります。
安全性を高めるために、コンピュータの初期化を終えた後に、再度パスワードの変更を行ってください。
サイバー事案に関する通報・相談・情報提供のオンライン受付窓口(警察庁)
各種相談については、最寄りの警察署でも受け付けています。