還付金詐欺
自治体(市役所、区役所、町役場)や年金事務所(旧社会保険事務所)などの公的機関の職員になりすまして電話をかけ、「保険料を払いすぎていますから返金します」「医療費を還付します」「すぐにキャッシュカードを持って近くのATMに行ってください」などと言って、無人出張所やスーパー、コンビニ内のATMに誘導し、携帯電話で指示をしながら被害者にATMを操作させ、被害者が気付かないまま犯人側の口座に現金を振り込ませる手口です。
「ATMで保険料や医療費などを返金します」は全て詐欺です。
防犯速報「還付金詐欺(役所職員騙り)」令和6年10月作成 (PDFファイル: 527.1KB)
還付金詐欺(役所職員騙り)
特殊詐欺の中で被害ナンバー1!
犯人(ニセ役所職員)「〇〇市役所の△△です。「累積医療費」返金のお知らせです。以前に関係書類の封筒を送っているのですが、返事がありませんでしたので、電話しました。」
被害者「そんな封筒、覚えてないな・・・お金が返ってくるの?期間過ぎてたんやもったいないな・・・」
犯人(ニセ役所職員)「期限が切れてしまっているので、役所の窓口で手続はできません。しかし今日中でしたら提携する銀行のATMで手続が可能です。ATMに着けば携帯電話で連絡して下さい。ATMの操作を、銀行担当者が電話で教えます。」
被害者「今日中ならできるみたいで良かった、早くしないと・・・とりあえずすぐにATMに行って教えてもらった番号に電話すればいいのね」
犯人(ニセ銀行員)「☆☆銀行の〇〇です。今、ATMの前ですね。周りに誰もいませんね。それでは医療費の返還手続きをお振込みで行いますので、画面の中の「お振込」のボタンを押してください。次に・・・」
被害者「えっと・・・言われたとおりに、この画面の「お振込」やね」
(注意)「お振込」では自分から相手に振り込むことしかできません!
手続後
被害者「あれ?この取引の記録、何?全然知らない人の口座に私、何十万円も振り込んでる・・・どういうこと?なんでこんなことになってるの?騙された・・・」
詐欺ですよ!
- 役所の職員等から「医療費の返金がある」などと電話がかかってくる
- 「封筒を送ったが、届いていないか」と言われる
- 「今日中なら」「ATMで」手続きができると言われる
- 「電話でATMの操作方法を教えます」等と言われる
不安に感じれば、最寄りの警察署にすぐ相談しましょう!