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Q1 「悪質商法」とは、どのようなものですか?

Q1 「悪質商法」とは、どのようなものですか?

A1
いわゆる「悪質商法」とは、一般消費者を対象に、組織的、反復的に敢行される商取引であって、その商法自体に違法又は不当な手段・方法が組み込まれた商法をいいます。
そして、その手口は実にさまざまで巧妙です。
「悪質商法?私には関係ないわ」と思っている人も、用心して下さい。
悪質商法の魔の手は、そうしたあなたの「心のスキ」を狙い、忍び寄って来ます。
いざというときに適切な対処ができるように、基本的な知識を身につけておくことが大切です。
手口は多種多様ですが、ここでは特にトラブルの多い手口について紹介します。

「点検商法」
「点検に来ました」等と家庭を訪問し、「雨もりで湿気がひどい」「白アリがいる」「このままでは家が潰れる」等と嘘を言って、不安をあおって商品を売りつけたり、高額な工事契約を締結させる商法。

「預り金商法」
「元本保証、銀行預金より何倍も利率がよい、必ずもうかる」等と言ってお金を預かる商法。
そのうち連絡が取れなくなり、元本どころか一銭も回収できなくなることがあります。

「マルチ商法」
「商品を販売して会員を増やすだけで、リベートが得られる」等と言って連鎖的に会員を増やしていく商法。
この商法は「特定商取引に関する法律」で「連鎖販売取引」として細かく規制されています。
もしあなたが会員になれば、この法律に基づいて取引の契約をしなければ、法律違反に問われることがあります。
「誰でも」「簡単に」もうけられるという甘い言葉には十分注意しましょう。

「催眠商法」
「日用品を無料で配る」等と宣伝して店舗等に誘い込み、最終的には高額な商品(布団、健康器具等)を売りつける商法。
集団催眠状態にして売りつけることから、催眠商法と呼ばれています。

「内職商法」
「自宅でラクに高収入!」等と言って内職希望者を勧誘し、内職の作業に必要だからという理由で、高額なパソコンや機械を購入させたり、内職の保証金として金を支払わせるという商法。
実際には、仕事が少なく収入が得られなかったり、仕事の内容が非常に複雑で効率が上がらず収入が得られなかったりします。

「アポイントメント商法」
電話などで販売目的を隠し、「会ってお話がしたい」「あなたは当選者です」等と言葉巧みにアポイントを取り、喫茶店や事務所に誘い出し、強引に契約を結ばせる商法。
異性が親しげに話しかけて来たりすることから、若い人が被害に遭いやすい商法です。