警察署協議会会議録(令和3年第1回・豊能)

警察署協議会会議録
名称大阪府豊能警察署協議会
開催日時令和3年10月8日（金曜日）午後2時00分から午後3時40分までの間
開催場所大阪府豊能警察署3階講堂
出席者
委員
松村会長、中西副会長、倉脇委員、大原委員、中委員、久保委員
警察
署長、副署長、総務課長、刑事(兼生活安全)課長、交通課長、警備(兼地域)課長、総務(兼広聴相談)係長
議事概要
1 会長あいさつ
皆様こんにちは、令和3年の第1回豊能警察署協議会にお忙しい中、お集まり頂きありがとうございます。
私は、以前から委員をさせていただいているのですが、昨年、今年と開催ができず、約2年ぶりの開催となります。
コロナ禍でいろいろと制約を受ける中、署長をはじめ署員の皆様には、豊能町、能勢町民の安全・安心を守るための活動にご尽力いただいていることに対し、この場を借りて御礼申し上げます。
それから、委員の皆様にあっては警察署に対し、安全・安心に関わる意見、要望について忌憚のない発言をよろしくお願いします。
2 署長あいさつ
委員の皆様、御多忙中のところお集まりいただきありがとうございます。
前回の協議会を開催したのは、令和元年10月ですから、本協議会は2年ぶりの開催となります。
新型コロナウイルスの感染予防対策により、警察署協議会の開催は見送られていましたが、警察署協議会は警察改革の柱として導入され、早20年の節目を迎えるとともに、警察組織の業務運営にも確実に根付いております。
後ほど豊能警察署の治安情勢、取組状況等を順次御説明させていただきますが、警察署にとっても府民の方々に御説明できるまたとない機会と考えていますので、御質問、御意見等がございましたら遠慮なくおっしゃっていただきたいと思います。
本日は、よろしくお願いします。
3 治安情勢等報告
(1) 署長
・豊能警察署概要及び治安概要について
・警察事案の特徴と課題について
・豊能警察署の取組状況について
(2) 刑事(兼生活安全)課長
・令和3年上半期の犯罪発生状況及び検挙状況について
・令和3年上半期の人身安全事案の取扱状況について
(3) 警備(兼地域)課長
・豊能警察署の交番、駐在所の設置状況について
・令和3年上半期の110番等受理件数及び事案概要について
(4) 交通課長
・令和3年上半期の交通事故発生状況について
・管内の交通事故の特徴及び抑止対策について
4 議事
(1) パトロールカードの配布活用について
【委員】以前、夜間にパトロールカードが自宅に配布されることで安心を得られていた。パトロールカードの配布を継続的に行うことはできないのか。
【警察】パトロールカードは、巡回連絡時の不在訪問連絡や地域の治安情勢の周知等に活用しています。夜間におけるパトロールは、従来どおり実施しているので、勤務員に対して、できる限りパトロールカードを活用するよう指示します。
(2) 速度取締りの強化について
【委員】国道等で大型自動車が速度を上げて走行すると歩道を歩いていても恐怖を感じる。交通事故防止にもなるので、是非、速度取締りを強化してもらいたい。
【警察】現在可搬式オービスが普及してきており、当署管内でも活用し、不定期に幹線道路以外でも危険個所を選定し、設置して取締りを実施しています。
(3) 防犯カメラの設置について
【委員】交差点等の信号機に防犯カメラを設置することはできないのか。管内において犯罪等が発生した際には、主要交差点を通り、逃走することが多いと思うので、数ヶ所の設置で賄えるのではないか
【警察】主要とされる交差点については、防犯カメラの設置が進んでいます。しかし、犯罪や行方不明者等の事案は、住宅街で発生することが多いので、そうした地域での防犯カメラの設置が課題となるが、予算を伴うことなので、他の行政機関等との連携が必要となると思います。
(4) 高齢者の交通事故について
【委員】高齢者の交通事故が増加していることは、認知していたが、実際に数字で説明を受けるとより現実的に考えられた。
【警察】生活圏がパターン化し、知っている道では運転慣れによる油断が出て、小さな事故が増えてきます。それが、大きな事故につながるおそれがあり、運転経験が長い高齢者ほど危険が高まります。ですから、高齢になれば、家族等と十分に相談して自主返納等を検討してもらいたいのです。
(5) 地域コミュニティ問題について
【委員】毎日、警察官がパトロールしている姿を見て、心強く思っている。地域での世代交代が進み、空き家の増加やプライバシー重視となり、昔の様なご近所付き合いが少なくなって地域コミュニティが弱まってきている。それ故に警察活動が頼りとなるので地域変化への対応をお願いしたい。
【警察】近隣トラブルが増えている。時代が変化し、昔ながらの付き合い方になじめず、警察相談事案となるケースもあります。また、空き家についても不法侵入や火災等の事案に発展するおそれがあることから、警察で把握して対策を強化して行きます。