大阪府下における高齢運転者による交通事故の発生状況と特徴
大阪府下における高齢運転者による交通事故の発生状況と特徴について (PDFファイル: 566.6KB)
大阪府下における高齢運転者による交通事故の発生状況と特徴について (テキストファイル: 4.1KB)
大阪府下における高齢運転者による交通事故の発生状況と特徴について(令和4年12月末現在)
大阪府警察本部交通部運転免許課 高齢運転者等支援室
1 大阪府下の高齢者免許人口
10年前と比較して、総免許人口は微増で推移していますが、高齢者(65歳以上)免許人口は約1割増加しており、全体に占める割合も増加しています。
2 高齢運転者による交通事故件数
交通事故全体の件数は大幅に減少していますが、高齢運転者による事故は減少率が低く、全体に占める割合は約2割まで増加しています。
3 高齢運転者による交通事故の特徴(令和4年中)
(1) 類型別
交通事故全体では追突事故が最多となりますが、高齢運転者による交通事故では、出合頭事故が最も多く発生しており、続いて右左折時事故、追突事故の順で発生しています。
(2) 場所別
出合頭事故と右左折時事故が多いことから分かるように、高齢運転者による交通事故は、約7割が「交差点等」で発生しています。
(3) 月別
高齢運転者による交通事故は、毎月約300件以上発生しています。
なかでも、日没時間が早くなる10月から1月にかけて多く発生しています。
(4) 時間帯別
交通事故は朝の8時から10時と薄暮時間帯の16時から18時に多発していますが、高齢運転者による交通事故では午前中の10時から12時も多発しています。
夜間から早朝の0時から6時は、発生件数は少ないものの、件数あたりの死者数の割合が増加し、死亡事故発生率が非常に高くなっています。