大阪府安全なまちづくり推進会議【総会】
第23回大阪府安全なまちづくり推進会議総会
平成14年に制定された「大阪府安全なまちづくり条例」に基づき、大阪府、警察、自治体、事業者、府民及び民間団体等で構成する「大阪府安全なまちづくり推進会議」を設置し、府民が安心して暮らせる「安全なまち大阪」の確立に向けて、オール大阪体制で安全なまちづくりに取り組んでいます。
令和7年度 大阪府安全なまちづくり推進会議活動計画
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第23回大阪府安全なまちづくり推進会議総会の様子
日時
令和7年6月20日(金曜日) 午前10時30分から午後0時まで
場所
大阪市中央区大手前3-1-43 ホテルプリムローズ大阪「鳳凰の間」
出席者
大阪府警察本部長
大阪府副知事
行政、事業者団体、府民・地域団体等
合計30団体の代表者 学識経験者2人
総会内容
1 開会
大阪府警察本部長挨拶
2 犯罪情勢説明
大阪府の犯罪情勢、サイバー犯罪情勢
3 議題
- 令和6年度 活動結果
- 令和7年度 活動計画(案)
- 第10回 特殊詐欺対策検討部会 結果報告
- 大阪府安全なまちづくり大使の活動報告及び再委嘱(案)
4 報告発表(要旨)
(1) 大阪府安全なまちづくり条例の改正について(大阪府治安対策課)
- 条例改正による主な規定(4項目)
- 携帯電話で通話しながらATMの操作禁止
【義務化(ATM設置者・65歳以上の高齢者)】 - 金融機関からの通報等
【義務化(金融機関)】 - ATMでの振込上限額の設定
【義務化(金融機関・70歳以上、過去3年間ATMで振込実績なし、金融機関への届出住所が大阪府内・・・1日10万円以下)】 - プリペイド型電子マネー販売時の確認
【義務化(プリペイド型電子マネー販売事業者・購入者)】
- 携帯電話で通話しながらATMの操作禁止
- 条例改正の周知啓発
義務が課せられる府民や事業者に対して、条例改正内容を広く周知するため、大阪府警察、府内市町村、事業者、民間団体等と連携し、様々な媒体で重点的に周知、啓発活動を行う。
大阪府の取組(一例)
YouTube(ユーチューブ)広告動画
SNSのよる発信

チラシ・ポスター

安まち通信
ホームページ
防犯キャンペーン
青色防犯パトロールカー
(2) 大阪府の事業説明(特殊詐欺被害防止緊急対策事業について、大阪府治安対策課)
- 特殊詐欺対策機器購入補助事業
- 大阪府では、特殊詐欺対策機器を購入して高齢者に機器を貸し出す市町村に対し、機器購入費用の2分の1、1台あたり4千円を上限として補助を行っており、この事業は平成29年度から行っている。(65歳以上の高齢者のいる世帯数の設置率2.8パーセントを目標数値として設置促進を図る。)
- 対策機器は、自動通話録音機、自動着信拒否機、防犯機能付き電話機の3種類あり、自動通話録音機と自動着信拒否機は既存の電話機に取り付ける機器で、防犯機能機付き電話機は自動通話録音機及び自動着信拒否機の両方の機能を有する電話機。
- 特殊詐欺の多くは自宅の固定電話に電話がかかってくることから始まるため、固定電話対策を行うことが非常に重要であり、引き続き特殊詐欺対策機器の普及を進めていく。
- YouTube(ユーチューブ)広告事業
- 新しい広報活動、繰り返し行える広報(YouTube(ユーチューブ)広告)
YouTube(ユーチューブ)を視聴する大阪府内居住の65歳以上の高齢者をターゲットに、ダイレクトな広報を行う。 - YouTube(ユーチューブ)広告の種類
スキップ不可のインストリーム広告(15秒間)を採用 - 視聴回数の設定
配信期間は3ヶ月間、約450万回の配信を想定
- 新しい広報活動、繰り返し行える広報(YouTube(ユーチューブ)広告)
(3) ナッジ理論を活用したATM防犯対策の取組について(近畿大学)
- 本プロジェクトのねらい
- 令和7年8月一部改正された「大阪府安全なまちづくり条例」が施行
- 特殊詐欺の被害防止のため、銀行ATMで携帯電話の通話しながらの操作が禁止
- 行動経済学の「ナッジ」を活用した工作物をATMに設置
- 工作物の設置が人々のATMで携帯電話の通話の抑制に寄与できるか
- ナッジとは
- 行動経済学の研究トピックの一つ
- 人々により良い行動を取ってもらうための仕組みや働きかけ
- ATMにおいて自然と通話しなくなるように工作物を設置
- 工作物の設置がATM利用者の携帯電話通話を抑制するかを検証
- ATMに設置した工作物
- ATMへのミラーシートの設置
ミラーに映った自分の姿を見て、携帯電話使用を抑制する効果を期待 - ATMへの目のシートの設置
誰かに見られていると感じ、携帯電話使用を控える効果を期待 - ATMへのカラーコーンの設置
携帯電話使用者をATM外に誘導する効果を期待
- ATMへのミラーシートの設置
ATMへのミラーシートの設置
ATMへの目のシートの設置
ATMへのカラーコーンの設置
- 検証結果
- ナッジ介入側(工作物なし)
ATM利用者数平均(1時間あたり)98.6名
ATMで携帯電話を触っている人の平均(1時間あたり)4.6名 - ナッジ介入中(工作物設置)
ATM利用者数平均(1時間あたり)118.4名
ATMで携帯電話を触っている人の平均(1時間あたり)0.7名
- ナッジ介入側(工作物なし)
工作物の設置により、携帯電話使用者が減少。
- アンケート結果
- 「日頃ATMで通話することに抵抗を感じますか?」
((1、抵抗は全くない)から(10、非常に大きな抵抗を感じる)まで)
回答の平均は5.45 - 「工作物を見た後にATMで通話することに抵抗を感じますか?」
((1、抵抗は全くない)から(10、非常に大きな抵抗を感じる)まで)
回答の平均は5.79
- 「日頃ATMで通話することに抵抗を感じますか?」
工作物の設置により、ATM利用者の携帯電話通話に対する抵抗感が増加。
- 結論
- ナッジを活用した工作物のATMへの設置
ATMにおける携帯電話使用者の減少
ATM利用者の携帯電話使用に対する抵抗感の増加 - 工作物によるナッジ介入
ATM利用者の携帯電話使用抑制に一定の効果があると言える - 今後の予定
複数の工作物の制度を上げたうえで、長期的な検証
ATM利用者属性と工作物の効果の検証
- ナッジを活用した工作物のATMへの設置
(4) 仮想体験ツールを活用したSNS型投資・ロマンス詐欺等の被害防止啓発活動について(大阪府立都島工業高等学校の報告発表)
被害が増加の一途をたどっているSNS型投資・ロマンス詐欺や、社会問題となっている闇バイトへの加担防止について対策を講じるため、被害やトラブルにおちいる過程を仮想体験できるツールを操作した。
- SNSを利用した詐欺や闇バイトは、スマートフォンを持つ人にとっても、すぐ身近にある犯罪で、学生から大人、高齢者まで、誰もが使えて、わかりやすい手口を学ぶことができるツールにしなければいけないと思い、制作を進めた。
- 完成した仮想体験ツールは、「SNS型投資詐欺」、「SNS型ロマンス詐欺の男性とのやりとり」、「SNS型ロマンス詐欺の女性とのやりとり」、「闇バイト応募トラブル」の4つになり、いずれも二次元コードをスマートフォンで読み込むと。自動でLINEに移り、そして、犯人側とのメッセージのやりとりを通じて、被害に遭うまでの流れを仮想体験するものになる。
- これらの仮想体験ツールのメリットは、利用料金がかからず、使用人数に制限もなく、二次元コードを読み込むだけで誰でも手軽に体験できるという点になり、仮想体験ツールが広まり、詐欺被害に遭う人や闇バイトに応募する人が一人でも少なくなれば嬉しい。
詐欺・闇バイト体験広報チラシ
SNS型ロマンス詐欺体験
闇バイト応募トラブル体験
5 大阪府安全なまちづくり大使への感謝状贈呈及び再委嘱式
- 感謝状の贈呈と委嘱状の交付
「大阪府安全なまちづくり大使」を務める「西川ファミリー」(西川きよし氏、ヘレン氏、忠志氏、かの子氏)の功績をたたえ、会長代行(岩下大阪府警察本部長)から西川きよし氏に感謝状を贈呈した。
その後、会長代行から西川ファミリーの皆様に今年度の委嘱状を交付した。 - 特殊詐欺等の被害防止に関する注意喚起、決意表明
府民安全対策課生活安全指導班及び大使にて特殊詐欺等の被害防止に関する注意喚起及び、大使による決意表明をいただきました。
6 総括
大阪府森岡副知事
7 閉会
















