令和元年中の性犯罪の発生状況
強制性交等・強制わいせつの認知状況
令和元年中、大阪府内では、
強制性交等 136件
強制わいせつ 605件
の発生を認知しており、前年よりも、強制性交等は14件、強制わいせつは85件減少しています。
これらの発生状況を分析した結果については、以下のとおりです。
被害者学職別
強制性交等の被害は、学生が全体の約38%を、また強制わいせつの被害は、学生が全体の約46%を占めています。
学生の中では、強制わいせつの被害は小学生が最も多くなっています。
被害者年代別
10歳台と20歳台が非常に多く、強制性交等では約79%、強制わいせつでは約70%を占めています。
発生時間別
強制性交等については午後11時台から翌午前4時台が、強制わいせつについては午後3時台から翌午前1時台の発生が多くなっています。
発生場所別
強制性交等については、マンション等の共同住宅が最も多く、次いでホテルやカラオケボックス、深夜飲食店などの店舗等での被害が多くなっています。
強制わいせつは、約42%が道路上での発生です。
道路上ではイヤホンで音楽を聴きながらや、携帯電話を使用しながら等、いわゆる「ながら歩き」中の被害も多発しています。
次に多いのは共同住宅ですが、室内よりも、エントランス、エレベーター、通路、階段等の共用スペースで多く発生しており、自宅前で玄関のドアを開けようとする際に被害にあうケースもあります。
また、就寝中に鍵の掛かっていない玄関ドアやベランダの窓から部屋の中に侵入されて、強制性交等や強制わいせつの被害にあうケースも発生しています。