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令和2年中の性犯罪の発生状況

強制性交等・強制わいせつの認知状況

過去5年間における強制性交等(強姦)と強制わいせつの認知件数を示す棒グラフです。強制性交等(強姦)は平成30年までは増加し、令和元年は前年より14件減少しましたが、令和2年は16件増加し、152件でした。強制わいせつは、平成28年以降減少しており、令和2年は521件(前年比-84件)でした。

令和2年中、大阪府内では、
強制性交等 152件
強制わいせつ 521件
の発生を認知しており、前年と比べ、強制性交等は16件増加、強制わいせつは84件減少しています。
これらの発生状況を分析した結果については、以下のとおりです。

被害者学職別

強制性交等、強制わいせつの学識別の被害状況を示す棒グラフです。強制性交等の被害は、学生が全体の約39%を、また、強制わいせつの被害は、学生が全体の約48%を占めています。強制性交等、強制わいせつ被害について、学生の内訳を示す棒グラフです。強制わいせつの被害は、小学生が最も多くなっています。

強制性交等の被害は、学生が全体の約39パーセントを、また、強制わいせつの被害は、学生が全体の約48パーセントを占めています。
学生の中では、強制わいせつの被害は小学生が最も多くなっています。

被害者年代別

強制性交等、強制わいせつの年代別の被害状況を示す棒グラフです。10歳代と20歳代の被害が非常に多くなっています。

10歳代と20歳代が非常に多く、強制性交等では約76パーセント、強制わいせつでは約72パーセントを占めています。

発生時間別

強制性交等、強制わいせつの時間帯別被害状況を示す棒グラフです。強制性交等は午前0時台から翌午前4時台が、強制わいせつは、午後10時台から翌午前0時台の発生が多くなっています。

強制性交等については午前0時台から午前4時台が、強制わいせつについては午後10時台から翌午前0時台の発生が多くなっています。

発生場所別

強制性交等、強制わいせつの被害場所を示す棒グラフです。強制性交等は、マンション等の共同住宅が約50%と最も多く、強制わいせつは、道路上が約40%で最も多くなっています。

強制性交等については、マンション等の共同住宅が最も多く、次いでホテルやカラオケボックス、深夜飲食店などの店舗等での被害が多くなっています。
強制わいせつは、約40パーセントが道路上での発生です。
道路上ではイヤホンで音楽を聴きながらや、携帯電話を使用しながら等、いわゆる「ながら歩き」中の被害も多発しています。
次に多いのは共同住宅ですが、室内よりも、エントランス、エレベーター、通路、階段等の共用スペースで多く発生しており、自宅前で玄関のドアを開けようとする際に被害にあうケースもあります。
また、就寝中に鍵の掛かっていない玄関ドアやベランダの窓から部屋の中に侵入されて、強制性交等や強制わいせつの被害にあうケースも発生しています。