融資保証金詐欺
実際には融資しないにもかかわらず、融資する旨の文書を郵送やファックスなどで送付して、融資を申し込んできた者に対し、保証金を名目に現金を預金口座に振り込ませて騙し取る手口です。
低金利で多額の融資を受けられると信じてしまい、保証金は返還するなどと信用させ、現金を振り込ませると相手と連絡が取れなくなります。
「お金を借りるのに先に保証金を払え」は詐欺です。
最近の手口
- 犯人は、実在する金融機関や貸金業者、あるいはその関係会社を装い、極めて精巧に 作られた商号、ロゴマーク、登録番号等を盗用するなどして融資を持ちかける場合があります。中には、
「当社の名前をかたる悪質な業者にご注意ください。」
などの文言を記載しているものもあります。 - 融資を申し込むと
「当社では、○○(大手の貸金業者)と提携しており、そこでカードを作り、50万円借りてください、その後50万円とカードを当社に送って頂ければ、確認できた段階で融資を開始します。」
と言ってだまし、現金を送付させます。
犯人の中には、
「○○駅前にある××でお金を借りてください。」
などと言って、借りる場所を指定する者もいます。
被害に遭わないための注意点
- 正規の貸金業者では「保証金」や「借入金データの抹消手続料」など、いかなる名目であっても融資を前提に現金の振り込みを要求することはありません。
- 実在する貸金業者等を装っている場合がありますので、融資を申し込む場合は、電話帳や電話番号案内等で電話番号を調べて確認してください。
- 会員登録をしてない会社から届いたダイレクトメールやファックスは、それだけで注意が必要です。