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女性幹部警察官からのメッセージ(近畿管区警察学校・教官)

近畿管区警察学校・教官からのメッセージ

1 警察官という仕事

「もし警察官になっていなかったらどんな人生だったのだろう」と時々思うことがあります。思い返せば、就職活動の時期、自分にはどんな仕事が向いているのだろう、結婚や出産をしても長く働き続けることができる仕事は何なのだろうと悩みながら、様々な職業に目を向けていたことを思い出します。
そんな中、大学で大阪府警察の就職セミナーがあることを知り、参加してみたのです。セミナーでは女性警察官がいきいきとした様子で警察官のやりがいについて話していました。警察官といえば男性のイメージしかなかったのですが、私は「困っている人を助ける」というやりがいのある仕事であることに魅力を感じ、平成9年、大学卒業後すぐに警察官として人生を歩むことになったのです。
そして、女性や子どもをねらった犯罪をなくしたい思いから刑事を目指し、これまで交番、刑事事務、機動捜査、暴力団対策等の業務を経験しました。また、育児期間中は交通課に配属となり、免許事務や交通安全教育の業務に携わることもできました。現在は、警察幹部等を養成する近畿管区警察学校で教官として勤務しています。
私が刑事課に配属されたころは、刑事課に女性警察官が配属されていない警察署もありましたが、現在は女性警察官の採用人数は増え、ほとんどの部署に女性警察官が配属され活躍しています。私が経験してきたように警察には様々な業務があり、警察にしかできないこと、また女性にしかできないことがあります。府民の安全を守る仕事には大変なこともありますが、府民の方から「女性の警察官がいてよかった」と言われることやパトロールをしていると小さい子供が立ち止まって手を振ってくれること、励ましの手紙や言葉をもらうことも多く、私にとって府民からの応援が治安維持のために働く原動力となっています。

警察学校の授業の様子

警察学校の授業風景です。

2 私生活との両立について

大阪府警察にはワークライフバランスのための両立支援制度が充実しています。私にも子供が3人おり、夫や両親と協力し、育児休業や育児短時間勤務制度を利用しながら仕事と子育てをしてきました。現在は、職員それぞれの家庭事情に合わせた柔軟な勤務時間の設定、男性の育児休業等の取得も奨励され、安心して働くことができる環境がより整っています。3年間という長期間の育児休業を取得したことは、子供の成長を見守ることができる充実した期間でした。その反面、職場復帰に不安もありましたが、理解ある上司や同僚に恵まれ、仕事や子育ての悩みなども女性の先輩や同僚に相談に乗ってもらえたので、乗り越えることができたのではないかと感謝しています。
部署ごとにそれぞれ忙しい時期はありますが、仕事の達成感を味わった後はその分余暇を楽しむことができます。休日は家族で旅行、映画鑑賞、美術館巡り、友人との食事などを楽しんでいます。また、生涯スポーツとしてゴルフを始め、自分のペースで練習に取り組んでいます。

家族と旅行している様子

家族と徳島県に旅行へ行ったときの写真です。

家族と食事をしている様子

家族と食事をしたときの写真です。

同期生と一緒に高尾山に観光した様子

全国警察の警部昇任者は東京都にある警察大学校に入校します。入校で出会った同期生と一緒に高尾山に観光へ行ったときの写真です。

 

同期生との写真

3 警察官を目指す方へのメッセージ

運動が苦手な私は、警察学校の授業や訓練についていくことができるのだろうかと不安でしたが、同期生と切磋琢磨しながら卒業することができました。警察学校の同期生とは今でも絆が強く、よき相談者です。また、警部に昇任すると、全国の警察官と一緒に学ぶ機会があります。思いを語り、全国の警察官と知り合いになれたことも心強いものとなりました。
警察には、悩めば協力してくれる仲間がたくさんいます。そして、男女問わず、個人の特性を生かすことができるいろいろな業務があります。犯人を捕まえる、交通事故を減らす、サイバー犯罪を取り締まる等だけではなく、これまでの制度を変える、また新しいことを企画、提案することも警察の業務です。みなさん、「警察官になったらどんな人生になるのだろう」と期待に胸を膨らませてみませんか。