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令和3年中の性犯罪の発生状況

強制性交等・強制わいせつの認知状況

過去5年間における強制性交等と強制わいせつの認知件数を示す棒グラフです。 強制性交等は、令和3年は2件増加し、154件でした。 強制わいせつは、平成25年以降減少しており、令和2年は508件(前年比-13件)でした。

令和3年中、大阪府内では、
   強制性交等 154件
   強制わいせつ 508件
の発生を認知しており、前年と比べ、強制性交等は2件増加、強制わいせつは13件減少しています。
これらの発生状況を分析した結果については、以下のとおりです。

被害者学職別

強制性交等、強制わいせつの学識別の被害状況を示すグラフです。 強制性交等の被害は、学生が全体の約39パーセントを、また、強制わいせつの被害は、学生が全体の約47パーセントを占めています。強制性交等、強制わいせつの被害者のうち、学生の内訳を示すグラフです。 強制わいせつの被害は、小学生が最も多く、次いで高校生となっています。

被害者のうち学生が占める割合は、強制性交等では全体の約39パーセントを、また、強制わいせつでは、全体の約47パーセントを占めています。
強制わいせつでは、小学生の被害が最も多く、次いで高校生となっています。

被害者年代別

強制性交等、強制わいせつの年代別の被害状況を示す棒グラフです。 ともに10歳代と20歳代の被害が非常に多くなっています。

10歳代と20歳代の占める割合が非常に高く、強制性交等では全体の約82パーセント、強制わいせつでは約75パーセントを占めています。

発生時間別

強制性交等、強制わいせつの時間帯別被害状況を示すグラフです。 強制性交等は午前0時以降の深夜帯に、強制わいせつは、午後8時以降の深夜帯に発生が多くなっています。

強制性交等は午前0時以降、強制わいせつは午後8時以降深夜帯にかけての発生が多くなっています。

発生場所別

強制性交等、強制わいせつの被害場所を示すグラフです。 強制性交等は、マンション等の共同住宅が約37パーセントと最も多く、強制わいせつは、道路上が約40パーセントで最も多くなっています。

強制性交等は、マンション等の共同住宅での発生が最も多く、全体の約37パーセントを占めています。次いで、ホテルなど店舗等での被害が多くなっています。
強制わいせつは、道路上での発生が最も多く全体の約40パーセントを占めており、中には、イヤホンで音楽を聴きながら、あるいは携帯電話を使用しながら等の、いわゆる「ながら歩き」中の被害も発生しています。
次に多いのは共同住宅ですが、室内よりも、エントランス、エレベーター、通路、階段等の共用スペースで多く発生しており、自宅前で玄関のドアを開けようとする際に被害にあうケースもあります。
また、就寝中に鍵の掛かっていない玄関ドアやベランダの窓から部屋の中に侵入されて、強制性交等や強制わいせつの被害にあうケースも発生しています。