大阪府浪速警察署協議会会議録(令和7年第1回)
開催日時
令和7年3月4日(火曜日)午後2時から午後3時までの間
開催場所
大阪府浪速警察署 6階講堂
出席者
委員
林会長、中野委員、田河委員、田中委員、粟辻委員、谷口委員、冨田委員、竹中委員、木村委員
警察
署長、副署長、総務課長、会計課長、生活安全課長代理、地域課長代理、刑事課長、交通課長、警備課長、広聴相談係長
議事概要
1 会長挨拶
委員の皆様、警察署幹部の皆様、本日も御多忙のところ、本年度第三回目の警察署協議会に御参加いただきまして誠にありがとうございます。
本協議会も、各委員からの警察行政等に関する「御意見・御要望」について、警察幹部の皆様から御回答をいただけるとお聞きしております。
また、警察協議会をさせて頂いて8年となり、私を含め、3名委員が退任となりますが、みなさまには大変お世話になりました。
警察のみなさまにおかれましては、今後も事件事故等の対応を引き続き区民のために頑張っていただきたいと思います。
8年間御世話になりました、ありがとうございました。
以上で、私の挨拶とさせていただきます。
2 委員挨拶
(1) 委員
先ほど会長が8年間とお話しておりましたが、私自身、もう8年経ったのかと思いましたが、8年間こちらの警察協議会を通じて勉強をさせていただき、私自身の勉強となりました。
また、今年は万博も開催されますし、浪速区100周年の年になりますが、今後とも浪速区民として見守っていきたいと思っております。
8年間、ありがとうございました。
(2) 委員
8年という長きに渡り、浪速警察署協議会では御世話になりました。
地域の方たちの声を聞き、警察へ橋渡しをするというつもりでお話させていただきましたが、協議会等を通じて浪速警察署員の方と接した時に真摯な対応をしていただき、ありがとうございました。
特に印象に残っているのは、泉南郡にある大阪府警察学校の卒業式の見学をさせていただいたことで、これには大変感動しました。
思い出になりました。
8年間ありがとうございました。
3 署長挨拶
みなさんこんにちは。本日は雨の降る中、お集まりいただきありがとうございます。
3名の委員におかれましては、8年間という長きに渡り、協議会委員を務めていただき、浪速警察署に対し貴重な意見をたくさんいただきまして、本当にありがとうございました。
警察署協議会は、警察署に対する応援の声だけではなく、地域の代表である皆様から、浪速警察署に対する厳しい御意見、御要望をいただければ、今後の浪速警察署の活動に、非常に参考になりますので、本日は皆様からの貴重な御意見をいただけたらと思います、どうかよろしくお願い申し上げます。
4 報告及び質疑応答
(1) 「大規模災害が発生した際の避難等について区役所だけでなく警察 からも分かりやすく周知する方法の検討」に対する回答
【警備課長】
南海トラフ巨大地震がいつ起きてもおかしくないことから、「南海トラフ巨大地震から身を守るために」という資料を作成しております。
建物の倒壊、火災等の心配はありますが、まずは津波のことが心配になると思います。
大阪港に近ければ近いほど地盤が低くなりますので
- 丈夫な建物の3階以上に逃げる
- 管内では国道26号線より東に逃げる
- ハザードマップで避難場所を確認する
を念頭に行動してください。
他には、日頃から家族等との非常時の連絡方法、避難場所の確認、3日間くらいの食料の備蓄、貴重品や薬の準備等に関する資料を作成しており、警察署協議会、交番の巡回連絡、掲示板等で区民の方に周知してもらうような活動をしております。
次に、質問事項ではありませんが、大阪関西万博についてお話させていただきます。
概要についてですが、正式名称は「2025年日本国際博覧会」で開催期間は令和7年4月13日から10月13日までの184日間で、会場は此花区にある人工島の夢洲で面積は155ヘクタールです。
来場者数は2,820万人を予想しており、来日外国人は350万人の想定となっており、参加国については現在165か国、35国際機関となっております。
万博とは、万国博覧会の通称であり、日本での初の万博は1970年に開催の大阪万博が最初で、それ以降は沖縄県、茨城県、大阪府、愛知県と5回開催されており、今回が6回目となります。
次に万博へのアクセスについてですが、会場の夢洲は、北は舞洲との夢舞大橋、南の咲洲トンネルの2ルートでつながっており、道路では、この2ルートだけとなりますので、会場へのマイカーの乗り入れは禁止となっておりますので、原則シャトルバスか鉄道(大阪メトロ中央線の夢洲駅)での乗り入れとなります。
次に、会場の警備についてですが、臨時の警察署として250人体制で会場警察隊が既に発足し配置されており
- 来場者の生命・身体・財産の保護
- 犯罪の予防
- 交通安全対策
- 警衛及び警護
- 警戒警備
が任務となっております。
以上が大阪関西万博についての概要です。
(2) 「当署管内で発生した重要事件、匿名流動型犯罪グループの動向と 警察の取り組み」に対する回答
【刑事課長】
匿名流動型犯罪グループについてですが、6月にもお話させていただきましたが、通称「匿流」と呼んでおり、SNS等を中心としてつながった、非常に結びつきの緩い者同士のグループです。
これまでの犯罪組織と言われる暴力団には、組織内の者同士で強い繋がりがありましたので警察としては把握しやすかったのですが、匿流は
- 全く知らない者同士
- 犯行当日に初めて顔を合わすだけの間柄
という特徴で、繋がりが緩く
- 1人を捕まえても仲間の名前や連絡先すら知らない
- 捕まえても上へたどりつけない
- 匿名性の高いSNSを使用しており共犯者等へたどりつけない
- 1人、2人捕まえても新たな人物をSNSで雇い、きりが無い
というやっかいな特徴のある犯罪集団です。
警察としての対策としては「まずは実態把握」ということで、捜査はもちろん、府民の方にも様々な情報をいただいいて実態把握、検挙に努めているという現状です。
この匿流による犯罪の中で、府民の方が特に不安に思っているのが、主に関東方面で発生している、いわゆる「押し込み強盗」だと思いますが、匿流は規律性の無い集団であることから、犯行がエスカレートして住民を殺害してしまうということが起き不安に思われる方が多いと思います。
昨年中は、浪速管内は匿流に関する凶悪事件の認知はありませんでしたが、匿流が犯行をおこなっている特殊詐欺に関する事件の認知が多くありました。
今回は、この特殊詐欺に関する手口が変化してきたので、その内容についてお話したいと思います。
令和5年中までは、役所等を名乗って還付金があると嘘の話をし、高齢者をATMまで誘導し、操作に不慣れなことを利用し振り込みをさせてお金を騙し取る、還付金詐欺等の手口が多くありました。
しかし、令和6年中は、「警察官を騙る詐欺」の劇場型といわれる詐欺が非常に増加しております。
内容としては、「こちらは○○警察ですが、あなたの使用している口座が詐欺に使用されています。あなたが疑われています。このままではあなたが逮捕されます。」から始まり、信じて驚いてしまう人は相手のペースに乗せられてしまい騙されるというケースです。
最近は更に手口が巧妙化してきており、警察官役の次に検察官を名乗る人物が「私は検察官なのであなたを有罪にする権限がある。私次第でどうにでもなる。」と説明し、相手を言いなりにさせ、「あなたの潔白を証明するために口座からお金を動かしなさい。」等と説明し、犯行グループの指定口座にお金を振り込ませるというのが手口です。
また、ほとんどがLINE(ライン)等のSNSの無料通話を通じて、これを何日かかけて複数回に渡りお金を振り込ませるのですが、当署管内でも数千万円被害にあった方もいらっしゃるのですが、今非常に多く発生している手口となります。
予防策としては
- 不審電話があれば直ぐに切断する
- 不安であれば、折り返し電話し、当該警察官が本当にいるのかを確認する
ということが有効ですが、電話があれば浪速署に連絡していただければと思います。
それと、この手口に関しては、固定電話に電話をかける還付金詐欺等とは違い、携帯電話に電話し、被害者も高齢者だけでなく若い方も多く被害に遭っているので、このような手口の詐欺が多く発生しているということを周知していただくのも予防となりますから、周りの方に声をかけていただけたらと思います。
(3) 「電動キックボードへの対策」「自転車のスマホのながら運転等の 取締り要望」「歩道の自転車通行禁止の経緯等の説明」に対する回答
【交通課長】
浪速署管内は、繁華街や観光地を有するため、旅行者や外国人観光客を含めた自転車利用者および特定小型原付、いわゆる電動キックボードの使用者が多く、その一方でこれら利用者は交通ルールを十分に理解しているとは言い難く、交通違反や危険な走行が散見され、令和6年中には自転車関連人身事故が93件、電動キックボード関連の人身事故が8件発生しています。
この現状をうけ、浪速警察署では、自転車及び特定小型原付の指導取締りを積極的に行い、利用者の交通ルール遵守の徹底を図っています。
また、小学校や高齢者等を対象とした交通安全教室を昨年中で計5回実施し、3千人以上の方に受講していただきました。
さらに、外国人の方に対して、外国学校などに協力を頂き、交通ルールを含めた安全教室を行い、自転車および特定小型原付の交通ルールの浸透を図りました。
その他広報啓発活動として、春・秋の交通安全運動のイベントの際や、毎月8日に交通安全協会及び浪速警備業協会と合同で行っている交通安全誘導活動の際に、通行する自転車及び特定小型原付利用者に対する声かけやリーフレットの配布等を行って交通ルール・マナーの向上に努めています。
次に、「自転車歩道通行可」規制の解除についてですが、令和6年8月30日から、当署管内の新なにわ筋の一部とあみだ池筋の「自転車歩道通行可」の規制が解除されています。
これは、昨今のインバウンド需要の急速な回復・増加等により、大阪市域内の観光地をはじめとした歩道において、歩行者交通量の増加や特定小型原付(いわゆる電動キックボード)の利用の高まりが見受けられるなど、今後は自転車及び特定小型原付の増加に伴い、更なる混在交通による交通事故の発生が懸念されることから、歩行者の安全な通行空間を確保するため、順次、車道上に自転車等の通行空間の整備を進めているものです。
よって、自転車の歩道通行可解除の趣旨としましては、
- 自転車及び特定小型原付(いわゆる電動キックボード)の車道通行を徹底し歩行者の安全な通行空間を確保する
ことになります。
なお、道路交通法上、
- 13歳未満の児童及び6歳未満の幼児
- 70歳以上の高齢者
- 安全に車道を通行することに支障を生じる程度の障害のある方
については、規制解除後も歩道を通行することが出来るほか、
- 道路工事や連続した駐車車両のため、車道の左側部分を通行出来ない場合
- 著しく自動車等の交通量が多く、かつ、車道の幅が狭い等のために追い越ししようとする自動車等接触事故の危険性がある場合
は歩道を通行することが出来ます。
また、基本的に自転車は車道を通行しなければなりませんので、歩道に「自転車通行禁止」等の標識や標示を設置することは出来ません。
なお、道路標示ではありませんが、道路に青色の矢羽根型路面表示マークがある場所がありますので、このマークを目安に走行していただけたらと思います。
以上です。
















