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大阪府南堺警察署協議会会議録(令和7年第1回)

開催日時

令和7年2月3日(月曜日)午後2時から午後2時50分までの間

開催場所

大阪府南堺警察署 4階 講堂

出席者

委員

嶋田会長、高橋副会長、森委員、三木委員、山本委員、瀬川委員、中辻委員

警察

署長、副署長、総務課長、地域課長、会計課長、生活安全課長、刑事課長、交通課長、犯罪抑止戦略官、広聴相談係長

議事概要

1 会長挨拶

署員の方々には、大変御尽力をいただきありがとうございます。

南区は高齢者の方が多いので他に比べれば署員の方々にはお手間を掛けているのではないかと思っています。

ニュースでもヒートショックとか、朝起きたらお亡くなりになられている方も多いのではないかと思っています。

本日もよろしくお願いいたします。

2 署長挨拶

会長をはじめ、委員の皆様には、警察署協議会の御理解をいただきましてありがとうございます。

一昨年から区役所、警察官をかたって高齢者方に電話をし、高額なお金を騙し取る等の特殊詐欺が急増しており、送金等で使われやすいATMに署員が張り付いて警戒しているところです。

交通死亡事故も昨年に2件発生しており、一昨年も2件の発生があります。

また、関東中心の闇バイト関係も多く、これを背景に住宅街に不審な業者が徘徊するという御相談も多数上がっております。

住民の方を不安にさせる厳しい状況になっており、課題は沢山ありますが、署員一丸となり、南区の安全、安心の為にしっかり業務に取り組んでいきたいと考えております。

今年度最後の協議会ということで、これまで皆様方には貴重な御意見をいただき、業務の推進に反映することが出来ました。

今後もよろしくお願いいたします。

3 副会長辞任挨拶

皆様からの御指導につきまして感謝を申し上げます。

今後につきましても、市民の安全、こちらの方で培ったものを自分なりに考えて貢献していきながら、取り組んでいきたいと思っています。

大阪万博も近々ありますが、この御時世、大変な事が沢山あると思いますが、皆様方におかれましては、体を大切に取り組んでいただきたいと思っています。

4 委員辞任の挨拶

委員となり、新型コロナの期間がございました。

その間、参集する機会が少なく、お役に立てないことが残念に思いました。

ここで教えていただいた経験を引き続き業務に生かしていきたいと思っております。

5 議事

(1) 【委員】

異状死の報告を以前行っていただいたことがありますが、この半年くらい管内で異状死が増えているということはないでしょうか。

【警察】

異状死については、令和6年中の検視案件は、約270件となっております。

令和5年中の検視案件は、約240件となっており、特別すごく増えているという数字ではない状況です。

この中で、風呂場で亡くなっているのが、令和6年が約30件で、令和5年も約30件でほぼ同レベルで発生しています。

自殺となりますと、令和6年が約30件、令和5年も約30件とほぼ同数で、自殺の件数についても特別増えたという件数ではありません。

今年に入って1か月ちょっとで、検視案件が約40件で、例年より早いペースで検視案件が増えているのが現状です。

何が原因かというと、昔から冬場はお風呂場で亡くなっている案件が多いですが、高齢者が多いというのが原因で、このような発生件数が増えているのではないかと思っています。

【委員】

開業医をしていますが、高齢者の方も朝起きたら浴槽で亡くなっていたという方の質問等が警察の方からあり、今年は非常に多いという印象があり、全体的に増えているのかなと思い上げさせて貰いました。

(2) 【委員】

駐車違反が多い場所があって迷惑を被ることが続く場合や道路が慢性的に渋滞して何か対策を講じていただきたい場合など、メールに状況が分かる写真を添付してお知らせするといった窓口を設けていただけると、対策を講じていただきやすくなると考え御検討いただけないか。

【警察】

交通対策における写真などが添付出来るメールでの窓口の検討をということですが、メールでの御意見、御要望に関しては大阪府警のウェブサイトに専用のサイトがあります。

信号機の設置や標識に関するものについてもウェブサイトに「標識、信号機ボックス」という専用の道路標識、信号機意見箱というフォームがあります。
ただいずれのフォームもセキュリティー上、写真やファイルの添付は出来ないようになっています。

府警の方にメールをしたとしても、メールでの回答はなく、必要に応じて、管轄の警察署が対応していくことになっています。

渋滞に関しては、信号機の秒数を調整することで解消される場合がありますので、先ほど説明させていただきました「標識、信号機ボックス」を活用してメールで御要望いただいても大丈夫です。

渋滞が、道路構造上の問題であれば、道路を管轄する堺市の建設局が窓口となっており、堺市のウェブサイトからメールで要望を受けつけているということです。

堺市のウェブサイトの方も、画像の添付は不可能となっていますが、堺市の方にはラインでの相談を受け付けており、画像の添付は可能ということでした。

状態とかが写真の方が分かりやすいということであれば、堺市のラインの方を使っても構わないし、当署の方に写真を印画したものを持参いただいて、当署相談係の方へ相談して貰っても構いません。

急ぎの場合で、ひき逃げがあったとかの場合は、110番映像通報システムというのがあり、スマートフォンで映像を通信指令室の方に送信出来る仕組みがあります。

一点、交通課の方から連絡事項をお伝えしたいと思います。

3月24日からマイナンバーカードが運転免許証として利用出来るようになります。

今あるマイナンバーカードに運転免許証のデータを入れ込む作業をしていただくと、マイナンバーカードを持って運転することが出来るようになります。

そして今ある免許証を返納し、マイナンバー免許証だけで運転して貰うことが出来ます。

マイナンバーカードに、そんなものは入れたくないという人は強制ではありません。

今ある免許証を返納してマイナンバー免許証に一本化するという方法でもいいし、今までの免許証と新たにマイナンバーカードのデータを入れた前の免許証の2枚を持つというどのパターンでも結構です。

免許として住所変更は楽になり、自治体等に住所変更を出した場合、自動的に免許証の住所も変更されます。

マイナンバー免許証を持っている方は更新の時、試験場等で講習を受けることになると思いますが、更新の前に自分のパソコンとかで講習を受講出来るので、直ぐ終わることが出来ます。

(3) 【委員】

犯人検挙の為の制圧術等の防犯講習を南堺警察署では、月何回程度、年間何回されているか、また実施場所は何処が多いのでしょうか。
また高齢者向けの防犯活動はどのようなことを年何回実施されているのか。

【警察】

犯人制圧術の講習は、月2、3回程度で、昨年は保育園や学校において、先生に対して制圧訓練を28回実施しています。

主に刺股を使っての制圧訓練ですが、要望内容によっては、避難誘導経路のアドバイスなども取り入れています。

後は、銀行やコンビニエンスストアから要望があれば、強盗訓練なども実施していますが、昨年は銀行において6回実施しています。

高齢者向けの防犯活動については、特殊詐欺の話をメインに自治会やデイサービス、高齢者の集まる施設などに赴いて、月2、3回程度、昨年は27回実施しています。

【委員】

生活安全課の方で申し込みをすればいいのですか。

【警察】

電話をいただいて、いつ頃したいかという連絡を貰えれば、日程調整をしながらやっていきます。

(4) 【委員】

高齢者向けの詐欺が多発していることが報道されています。

南堺警察署管内で発生している件数と未然に防いだ件数を教えてください。

【警察】

南堺警察署の管内では、令和6年中は46件の特殊詐欺事件を認知しており、令和5年よりも4件の増加となっています。

また、被害額については、昨年は約1億1,200万円、一昨年は約1億3,600万円となっており、2,200万円程度のマイナスとなっており、発生状況はほぼ横ばいとなっています。

手口としては、最も多いのが、パソコンのウイルス感染等を装ってその除去費用名目で金銭を騙し取る架空請求で17件、次いで市役所等の職員を装って医療費等の返還を装ってATM等を操作させて送金させる還付金詐欺が16件、その他はオレオレ詐欺などとなっています。

被害者の年齢については、46件のうち、70歳以上の方の被害が28件、70歳未満の方の被害が18人と、やはり高齢者の方が被害に遭いやすい傾向にあります。

府下全体を見てみますと、発生の認知が約2,600件を超えており、件数については一昨年と比べても増減は殆どありませんが、被害額については、総額では63億円を超えており、一昨年と比べても27億円を超える増加となっています。

委員の方から、発生件数と併せて未然防止の件数についても質問がありました。

昨年、南堺警察署において、銀行やコンビニエンスストアの店員等の協力により振り込みを未然に防ぐことができたのは、把握しているものだけで10件ありました。

ただ、予兆電話、いわゆるアポ電は、ほぼ毎日管内の住宅に掛かってきている状況で、警察への届出が無いものも含めると、実際の被害や未遂に終わっている事件の数値を把握するのは難しいところです。

これからは、特殊詐欺の未然防止に人工知能、いわゆるAIにより利用客の携帯電話使用等を検知し、警告画面の表示ができるようなシステムも導入されています。

特殊詐欺事件については、発生件数がほぼ横ばいの件数、被害額が増加となっている一方で、SNS型投資・ロマンス詐欺については、発生、被害額ともに大きく増加しています。

SNS型投資・ロマンス詐欺とは、ともにSNS等を通じて対面することなく交信を重ねて信用させて指定した預金口座への振り込みやその他の方法で金銭等をだまし取る手口です。

主な犯行方法としては、有名投資家やグループを名乗り、虚偽の利益を発生させることで心理的安心感を与えて架空の投資を継続させ、投資金や利益の出金手数料名目で金銭等をだまし取る手口や、恋愛感情や親近感を抱かせながら投資に誘導して、同じように架空の投資話をうたって金銭をだまし取る手口、投資以外の架空の事実を口実とし交際の継続や将来の婚姻を前提とした各種名目で金銭等をだまし取るといった手口が挙げられます。

こちらは投資が名目になり、実際に利益が発生しているように装うことから、長期間に亘り欺罔される事も多く、被害額が大きくなる傾向にあります。

南堺警察署管内においては、発生の認知が28件、被害額は約2億4,200万円になります。

被害者の年齢については、特殊詐欺とは反対の傾向で、70歳以上の被害者が4人、70歳未満の被害者が24人となっています。

府下的には、認知は約1,000件、被害額も127億円を超えています。

(5) 【委員】

買い取りをしますという電話がよく掛かってきますがどうですか。

【警察】

純粋な業者じゃないのかとなってくると、直接電話を掛けてきて名のある会社であれば間違いないのですが、その中で家の資産状況、家族状況等を聞き出してくるのであれば、アタリの電話である可能性があり、相手にしてはいけません。

必要があればネットで検索出来るので、直接来るような場合は対応しないようにしてください。

(6) 【委員】

コロナ禍前は、交番勤務の方がチラシを持って、デイサービスを訪問し説明されていましたが、今でもこのような事を実施されていますか。

【警察】

デイサービスなどを訪問しての防犯指導に関してですが、コロナ禍前の実施状況については、はっきりとした記録は残っていませんでしたが、当時の交番勤務員によりますと確かに行っていたそうです。

そして、現在ももちろん、あらゆる機会において、そのような防犯指導等を実施しております。

特に、特殊詐欺等の被害者になることが多い高齢者が集まるデイサービスなどの介護施設利用者に対する指導については、地域課の交代制勤務ではなかなか計画的に行う、というわけにはいきませんが、今も、巡回連絡等のあらゆる機会を通じて実施しております。

今後もこのような防犯指導は、地道に、継続的に行っていきますので、皆様も周知の上、御理解のほどよろしくお願い致します。