大阪府旭警察署協議会会議録(令和7年第1回)
開催日時
令和7年2月19日(水曜日) 午前1時15分から午後2時20分までの間
開催場所
大阪府旭警察署 4階講堂
出席者
委員
廣瀬委員、三木委員、貴田委員、上原委員、秋田委員、堀江委員、羽柴委員
警察
署長、副署長、総務課長、留置管理課長、会計課長、生活安全課長、地域課長、交通課長、警備課長、刑事課長、広聴相談係長
議事概要
1 会長挨拶
2 署長挨拶
3 業務概要説明
(1) 大阪重点犯罪発生状況(刑事課長)
大阪重点犯罪の発生状況を御説明します。
まずはじめに、大阪重点犯罪とは何かと申しますと、府民の皆様が著しく不安を感じる犯罪で、大阪府警として重点的に取り締まるべき犯罪として指定しているものです。
具体的には、性犯罪、自動車関連犯罪、特殊詐欺の3つになります。
さらに、性犯罪は不同意性交、不同意わいせつ、公然わいせつ、痴漢の4つに、自動車関連犯罪は自動車盗、車上狙い、部品狙いの3つにそれぞれ細分化されています。
なお、特殊詐欺につきましては、この後生活安全課長から説明がありますので割愛させていただきます。
また、大阪重点犯罪以外にも、地域住民の安心安全を脅かす課題として、自転車盗を旭警察署の指定犯罪としています。
これらを踏まえながら令和6年中の旭区における大阪重点犯罪の発生状況を御説明していきます。
まず、性犯罪についてです。
不同意性交につきましては、令和6年中の発生はありませんでした。
令和5年の発生が3件でしたので、前年比マイナス3件となります。
不同意わいせつにつきましては、令和6年の発生件数が4件となっており、令和5年の発生が5件でしたので前年比マイナス1件となっております。
不同意わいせつにつきましては、路上やマンションの階段などで女性の体を無理矢理触ると言った悪質な犯罪ですが、昨年発生した不同意わいせつにつきましては、発生後、防犯カメラ捜査などから被疑者を特定し、3件検挙しております。
公然わいせつは、公園などで女性に対して下半身を見せつけるなどするものです。
令和6年は8件発生しており、そのうち4件を検挙しております。
令和5年の発生が14件なので、前年比マイナス6件となります。
痴漢は令和6年は発生はなく、令和5年も発生はありませんでした。
続きまして自動車関連犯罪について御説明します。
自動車盗につきましては、令和6年に発生はなく、令和5年は2件の発生がありましたので、前年比マイナス2件となります。
車上狙いにつきましては、令和6年は37件の発生があり、令和5年は56件発生していますので、前年比マイナス19件となります。
なお、このうち、自転車の前かご等から被害に遭ったものとしては、令和6年中は26件あり、令和5年中は35件でしたので、前年比マイナス9件となります。
続いて部品狙いですが、令和6年は16件の発生があり、令和5年は12件の発生がありましたので前年比プラス4件になります。
なお、自転車に対する部品狙いは、令和6年中は10件、令和5年中は9件の発生でしたので、前年比プラス1件となります。
昨年発生の車上狙いで、自転車の前かごに入っていた物を盗むといった手口のものを検挙しております。
また、千林商店街で電動自転車のバッテリーが盗まれるという事件がありましたが、こちらも防犯カメラ映像などから、犯人を特定し、検挙しております。
旭警察署の署指定犯罪である自転車盗ですが、これにつきましては、令和6年は268件の発生、令和5年は220件の発生でしたので、前年比プラス48件でした。
自転車盗の対策としまして、管内を警戒中に、無施錠の自転車がありましたら、「自転車盗対策強化中」と印刷したカードを挟むなどし、防犯指導をするようにしています。
また、制服の警察官が昼夜を問わず、不審な自転車に乗車する者を職務質問し、犯人の検挙活動に力を入れています。
(2) 交通事故の発生状況について(交通課長)
昨年一年の交通事故の発生状況を御説明します。
全体的に見れば、事故の件数も負傷者数の数も昨年は減少しております。
ただ、死亡事故が1件発生しまして、9月20日に車と自転車の出合い頭事故で、自転車に乗車していた方が亡くなっています。
大阪府下全体ですと、去年1年で127人の方が亡くなっています。
一昨年前まで、大阪は全国の交通事故死亡者数のワーストが続いていたのですが、昨年はワーストを返上しているので、交通取締りや広報活動などの効果が出てきているのではないかと思っています。
ただし、高齢者や自転車が関係する交通事故が増加しております。
自転車については昨年、道路交通法が改正され、その関係で取締りの強化をしているところです。
大阪市内では自転車の集中取締りをしていますが、取締り強化と交通安全教育の強化により、事故を減らしていきたいと考えています。
今年のこれまでの事故の発生状況ですが、昨日2月18日現在で、旭区内では27件の人身事故が発生しています。
また、今年に入ってから大阪府内の死亡事故は13件発生しており、昨年対比でマイナス4件という状況です。
交通事故の発生状況を分析しますと、道路別では、全体の約4割が幹線道路で発生し、また道路形状別では、交差点及びその周辺で全体の約7割が発生しています。
さらに、交通事故の半数が自転車乗車の事故となっており、約4割が高齢者となっています。
一般的に交通事故は夜間に発生することが多いのですが、旭区に関しては、日中に発生する割合が高く、約8割が日中に発生しています。
(3) 特殊詐欺の発生状況について(生活安全課長)
府下と旭区管内の特殊詐欺発生状況について御説明します。
府下の昨年の特殊詐欺発生状況については2,658件となっており、一昨年と比べて、マイナス2件となっています。
ただ、被害額となると、昨年は約64億円の被害となっており、過去最悪だった平成28年の約50億円、これを大幅に上回り、前年比でも約28億円の増加で過去最悪となっています。
この被害額は単純に日割りすると、一日あたり1,700万円が被害に遭っている計算になり、極めて危機的な状況となっています。
被害件数を手口別に見ていきますと、発生の約半数に当たる1,200件あまりが還付金詐欺となっています。
次に多いのが架空請求詐欺で、これは電子マネーカードを買わせて入力させる手口が多いのですが、この二つの手口で全体の約7割を占めています。
オレオレ詐欺の被害額は約30億円となっており、先ほどの還付金詐欺、架空請求詐欺を合わせると全体の85パーセントを占めています。次に旭警察署管内の発生状況ですが、昨年1年間で33件発生しており、一昨年と比べて9件減少しております。
被害額は5,160万円で、一昨年より530万円増加しています。
府下全体では発生件数が横ばいであったのに対し、旭区における発生件数は約3割減少しています。
よって、発生件数は減少し、被害額は増加しているという結果になりました。
旭区内の発生手口も、架空請求が11件、還付金詐欺が9件で、この2つの手口でほとんどの割合を占めています。
還付金に関しては、ATMに誘導されてお金を振り込ませると言った従来の手口に変わりはありません。
被害者の6割が70歳以上の高齢者になっており、3人に2人が女性の被害者となってます。
予兆電話となる、いわゆる「アポ電」に関しては、高殿地区や新森地区に対して多くかかってくる傾向があります。
旭区の傾向として、高齢者の住人が多く、65歳以上が3割を占めており、犯人もそういったところを踏まえて、アポ電をかけてきているのではないかと考えています。
特殊詐欺とは違うのですが、最近増えているのがSNS型の投資詐欺やロマンス詐欺が社会問題となっています。
これらの詐欺は年齢層が高齢者だけではなく、働き盛りの世代や若い世代も多く被害に遭っています。
SNS型投資やロマンス詐欺ですが、ラインや出会い系等を通じた非対面でやりとりをして関係を作り、中長期的に渡って金銭等をだましとるのが特徴です。
府下全体で、昨年のSNS型詐欺の発生件数は、1,016件、被害額は約127億円となっており、府下の特殊詐欺の被害金額のおよそ2倍となっています。
旭管内では昨年8件発生しており、その被害額は約6,500万円となっています。
被害額が多いというのがSNS型詐欺の特徴でして、特殊詐欺の平均被害額が約150万円なのに対し、SNS型の詐欺は1件あたり約800万円となっており、かなりの高額被害となっています。
4 闇バイト動画視聴
5 質疑応答
【委員】
警察として、闇バイトの対応はどのようにされていますか。
【警察】
闇バイトに関しましては昨年8月以降、首都圏を中心に高齢者世帯を対象とした連続強盗事件が発生しているところですが、大阪府警として進めている対策は、主に3本柱の対策をしています。
一つ目は防犯対策で、強盗の下見行為をしているグループに対する警戒が重要だと考えています。
二つ目は、犯罪に加担することを防ぐ対策で、旭署としても、高校や中学校などに対して、闇バイトに加担しないよう、啓発活動などをしているところです。
三つ目は、闇バイトに関わってしまった者の保護、安全確保です。
闇バイトグループに関わってしまった者を保護します。
防犯対策にしましては、捜査の過程で、強盗の多くは、事前に下見行為をしているということが確認できています。
例えば水道の点検業者やリフォーム業者を装い、高齢者の家を訪ねて下見をします。
また、闇バイトグループが徘徊して敷地内をのぞき込むといった事例もあります。
こういった情報を認知すれば、住民に対して安まちメールなどを活用して警戒を呼びかけます。
二つ目の犯罪加担防止対策は、加担してしまった後でも警察に相談することで家族等に危害が及ぶことを防げる、保護対策を講じられるということを伝えます。
昨年は管内にある中学校4校すべてにおいて、視聴教材などを使いまして、啓発活動を実施しました。
今は小学生もスマホを持っているため、犯罪に巻き込まれるリスクがありますので、小学生を対象にした非行防止活動もしなければならないと思っており、昨年は管内にある10校のうち6校で非行防止活動を実施しました。
府警本部にも指導班がありますので、本部と連携して犯罪防止対策を推進していきます。
最後の安全確保の対策ですが、実際に加担してしまった者に対する保護活動ですが、そういった相談を受ければ、万全を期する必要があると考えています。
こういった事象を認知すれば、本部と連携をとりつつ、生活安全課や刑事課において安全対策を講じていきます。
具体的には避難措置や、自宅に対する張付け警戒などです。
実際に闇バイトに加担してしまい、困っている人を見かければ、躊躇せず、警察に相談するようにしてください。
【委員】
自転車で違反をした場合の、運転免許証の影響について。
【警察】
自転車で違反をした場合、運転免許証をお持ちの方は、行政処分の対象になります。
点数制度によらない行政処分が来る可能性があり、最大で6ヶ月の運転免許効力の停止が課せられる可能性があります。
去年の11月に道路交通法が大きく改正されましたが、実は改正前から酒酔い運転は、自転車でも処罰の対象でした。
自転車であっても免許停止になることがありますので、よろしくお願いします。
















