大阪府西堺警察署協議会会議録(令和7年第1回)
開催日時
令和7年3月4日(火曜日)午前10時から午前11時までの間
開催場所
大阪府西堺警察署 署長室
出席者
委員
駒谷会長、井上副会長、上田(恵子)委員、桑田委員、小林委員、高槻委員、古澤委員
警察
署長、副署長、総務課長、生活安全課長、地域課長、刑事課長、交通課長
議事概要
1 会長挨拶
約8年間の長きにわたり、警察署協議会委員を務めさせていただき、署長を始め、各課の皆様には本当にお世話になり、ありがとうございました。
私たちは平成の終わりから委員をさせていただいておりますが、当時から、皆様には真摯、誠実な対応、凛とした行動を賜りながら、ここまで務めることができたと感じております。
会議では、毎回できる限りの情報、催し等をリリースしていただき、区民、地域に真摯に向き合っている姿勢は私たちに伝わっております。
協議会委員を務めていた中で、コロナ禍で協議会が一年間あまり開催できなかったこと、また、中堺警察署に協議会が創設され、当初のメンバーの半数近くの委員が配置転換したこともございました。
協議会委員を経験して思ったことは、多種多様の事件・事象・催しがある中で、やはり地域の密なる連携が今まで以上に大事なことであり、また、情報交換、交流等の大切さが必要な時代であると痛感した次第であります。
今後、在籍する委員の皆様には協議会の場では連携を持って、区民、市民の何気ない意見、コメント等を発表していただきますようにお願いしたいと思っております。
何気ない意見、コメント等は市や区、警察署にとっても地域目線での意見というのは客観的に犯罪抑止のヒントやきっかけになることもあるかと思います。
最後になりましたが、どうぞこれからも市や地域のために励んでいただきますと共に、強靭な心身をお持ちであるとは思いますが、御身体には気をつけていただきますよう、お願いします。
本日、雨の中、外で活動している警察官を拝見しまして、一見地味な活動と思われがちですが、地域住民の皆さんはそのような姿を見ておられます。
今後も、是非、励んでいただきたいと思います。
2 署長挨拶及び運営状況
本日は御多忙の中、お越しいただきありがとうございます。
西堺警察署の署長を2年間させていただき、1年目では見えなかったことがよく見えてきたことで、1年目ではできなかったことを2年目で行っていこうということで、良い点ばかりでありました。
この2年間を通じて、皆様、地域住民の方にも広く関わり合いを持たせていただくことができたことは、私の警察人生においても大きな財産となりました。
令和6年中は、皆様の御協力により、世間を騒がせている「闇バイト」等の極悪事件というのは当署管内では発生はありませんでした。
これは皆様方の御尽力のおかげだと思います。
それに加えまして、雑踏・祭礼警備、鳳駅前で行われた総理大臣の選挙応援演説における要人警護等も無事に完遂させることができました。
これも、一つの所属のことではありますが、府警をあげての対応で責任をきっちり果たせたと思っております。
その甲斐あってか、御覧のとおり12部門の内、当署は4部門において本部長賞を受賞しております。
内容としまして、一件目が、子供や女性の安全を守るための諸対策に関してで、これは府警が掲げている重点目標の一つであり、これを適切に行ったということで受賞しております。
その他3件は、生活安全部門、刑事部門、交通部門での対策活動に関して鋭意取り組んだことで受賞しております。
当署では4部門で受賞させていただきましたが、当署以外で4部門を受賞されている警察署は、当署を含めた5所属だけであります。
我々は日頃から「受賞することが目的ではない」と言っています。
ただ、皆さんの協力を得て、当署の職員が、愚直に適切に対応した結果だと思っております。
今後も、このような形で皆様のお力をお借りしながら西堺警察署管内の治安を守っていきたいと考えておりますので、どうか引き続き御理解と御協力のほど、お願いいたします。
管内の治安情勢
令和6年度の展望として
- コンビニ作戦の展開
- 石津西交差付近の交通問題、交通事故抑止対策
- 災害対策
三点を挙げさせていただいておりましたが、このいずれの問題も直ぐに解決できるようなものではなく、継続性が必要だと実感しております。
西堺警察署での刑法犯認知件数に関しては、令和5年と比較して若干減少はしていますが、本来であればもう少し減少させる予定でした。
予定よりも認知件数が上がってしまった要因は、自転車盗です。
7、8、9、10月に自転車盜の発生を増加させてしまいました。
この時に、もう少し対策等をしていれば、自転車盗を減少させ、また総数も減少させられたのかと思っております。
凶悪犯事件に関しては増加しておりますが、以前は不同意わいせつ(旧強制わいせつ)事件は凶悪犯には含まれていませんでしたが、法律改正により凶悪犯事件に含むことなり、当署では積極的に事件化していることから増加になっております。
また、風俗犯も増加しておりますが、これについては刑法犯ではなかった痴漢・盗撮等が刑法犯に含まれるようになり、これについても積極的に事件化していったため、このような結果となっていることを御理解いただければと思います。
この他に、世間を騒がしている特殊詐欺事件ですが、令和5年よりは認知件数は減っているものの、被害金額については、ほぼ倍増しているという結果になっています。
この特殊詐欺の種別をみていくと、一番多いのは還付金詐欺で、ついで架空請求となっています。
最近、マスコミ等で話題になっているSNS型投資詐欺、ロマンス詐欺に関しては、当署では認知しておりません。
次に、交通事故関係ですが、令和5年と比較し、死亡事故・人身事故は減少しましたが、それでも死亡事故を発生させてしまいました。
今年は死亡事故ゼロでやっていこうということで、交通課長を筆頭に署員一丸となって対策を進めております。
当署管内で人身事故がよく発生しているのは、国道26号、大阪和泉泉南線、ときはま線が多いです。
事故発生件数を事故態様別で見ますと、横断中、出合い頭、追突が多く、今年に入ってからの府下で死亡事故に関しては、横断中の歩行者が亡くなられているケースが多いように感じております。
当署での交通事故を分析してみると、横断中の事故であれば歩行者妨害、出会頭の事故であれば一時不停止、追突であれば脇見等が結果として表れていることから、事故の発生理由を頭に入れ、現場に出ている地域警察官、交通課員等が積極的に取締りを実施しております。
また、当署管内では、飲酒運転が多いと感じており、なぜこんなに多いのか考えてみました。
その結果、要因かどうかは定かではありませんが、堺市は南北の鉄道は発達していますが、東西は発達しておらず、また、住宅密集地でバスが通り、道が狭い等で道路環境が悪い。
例えばですが、堺区に仕事に行くにしても電車で行くのは難しいように感じますし、それであれば車で出勤して帰りに飲んで帰る、自転車の飲酒に関しても、自転車で駅まで行って、帰宅途中に飲んで、自転車に乗って帰るということが、案外、この地区の特徴として現れているのかな、と思っております。
当署管内における「交通事故のキーワード」として、二輪車、自転車、高齢者があります。
特に「高齢者と自転車」になってくると事故の比率が高くなってくるということと、自転車ヘルメット着用率が非常に悪いですので、定着化させることが急務であります。
次に災害の関係ですが、私が着任の時から言っているのが、築港新町です。
ここに入って行くには、石津西交差一本しかなく、朝・夕のラッシュ時には、ここに入られないくらい大型車両で渋滞発生しているのが現状です。
各企業とも津波の対策は徐々にしていると思いますが、津波がくるということは、その前段として大地震が発生するということです。
その際、この場所で爆発火災が発生する等して、出入口が塞がれてしまうと救助、消火活動にすら行けない状態になります。
色々な企業とお話しをさせていただく中で、各種訓練なども継続的に行ってくれていますが、国、地方行政を動かすためには、まだまだ地域住民の声が必要だと思っております。
私もできる限り企業訪問、イベント等の際の声掛け、地元議員にも働きかけをしておりますが、皆さんの声の方が行政も動きやすいと思いますので、皆様にもこういった現状を踏まえて、声掛けをして頂けたらと思います。
展望の中には入れておりませんが、少年犯罪に関して、少年い集申告は、令和5年度には約700件ありましたが、徹底的に検挙・補導して令和6年度は約150件までに減少させております。
少年犯罪で問題になっているのが、低年齢化と凶悪化で、これは確実に進行しております。
特に懸念事項は「大麻事犯」であり、少年が大麻を使用するだけでなく、少年の密売グループが存在しており、危機的な状況であります。
ただ、皆様のおかげで、少年の間では、「西堺に入るとパクられるぞ」という噂が拡散しています。
これに関しては、署員が本部と連携を密にして、徹底的に対策を行ってきた結果であると思っております。
終わりに、我々の究極の目的は「被害者をつくらない」というのが大きな目的です。
不幸にも犯罪が発生すれば、速攻捜査により、徹底的に悪人を捕まえるというのが、我々に課された任務であります。
この目的を達成するためには警察と住民の皆様とが相互に理解を深めることが極めて重要で、この警察署協議会の運営の基本です。
それが「安全安心なまちづくり」に繋がるため、引き続きの皆様のご支援を賜りますよう、よろしくお願い致します。
3 マイナ免許証について
マイナンバーカードと運転免許証が一体化したマイナ免許証が3月24日から運用が開始されます。
これに関しては、マイナンバーカードと運転免許証が一体化したマイナ免許証が運転免許証になりますが、運転免許証が廃止になるわけではなく、
- マイナ免許証のみ
- 運転免許証のみ
- マイナ免許証と運転免許証
と選ぶことができます。
3月24日以降、運転免許証を更新される方でマイナ免許証に更新したいのであれば、マイナ免許証に更新できます。
免許情報の確認に関しては、警察庁が開発した専用アプリで確認できると聞いております。
マイナ免許証に更新するための手続きができる場所は限られており、門真試験場、光明池試験場、豊中、高槻、天王寺、松原、岸和田警察署だけになります。
マイナ免許証にするメリットとしては、住所変更が自治体の方で住所変更すると、それと紐付けされて運転免許証情報も変更されるので、住所変更のために警察署に来る必要がなくなります。
オンライン講習が始まり、スマホ等で講習が受けられますし、更新手数料が非常に安くなります。
更新手数料は、優良の方であれば現在、更新手数料として2,850円、講習料として500円の計3,350円かかっていますが、マイナ免許証にすれば、2,300円になります。
デメリットとして、マイナ免許証を紛失した際、運転免許証不携帯になり、その間、車の運転ができません。
また、再発行に関しても、自治体によって差はあると思いますが、一週間ほど掛かりますので、その間は車の運転ができません。
今回、マイナ免許証に変更されても、講習に関しては対面講習でオンライン講習ではないので、その点、お間違えのないようお願いします。
3月24日以降で、近々の更新期間でない、例えば1年後が更新期間である方でもマイナ免許証に変更はできますが、この更新手続きができる場所は門真、光明池試験場のみとなっています。
このように国の方でマイナ免許証に移行するよう進めておりますが、必ずしもマイナ免許証に変更する必要はありません。
メリット・デメリットがありますので、各自で判断していただき、選択していただければ、いいのではないかと思います。
4 警察署協議委員からの質問
【委員】
アリオ鳳店周辺の道路で渋滞が発生しています。
時間帯にもよりますが、南北の信号が短く歩行者の横断もあるので渋滞の中、交差点を通行する車もあるので、どうにか改善できないのでしょうか。
【警察】
週末になるとアリオに来られるお客さんで、かなり渋滞が発生しているのは把握しております。
26号線に繋がる道路に関しては交通量が多いので、信号は長くしております。
アリオができた開発当初は、アリオ鳳北側の道路は開通していない状況で、26号線から来る方が多いだろうと想定して、この道路を重点的に流そうとしていたのではないかと思います。
ただ、現在では、アリオ鳳北側の道路も開通し、当時と交通状況が変わっていることから、今後、本部交通規制課と連携し信号周期の見直しを検討していきたいと考えております。
















