大阪府東住吉警察署協議会会議録(令和7年第2回)
開催日時
令和7年6月26日(木曜日) 午後2時から午後2時40分までの間
開催場所
大阪府東住吉警察署 5階 講堂
出席者
委員
岩崎会長、野村委員、松下委員、 射馬委員、辻岡委員、奥田委員、吉村委員
警察
署長、副署長、総務課長、留置管理課長、会計課長、生活安全課長、地域課長、刑事課長、交通課長、警備課長、広聴相談係長
議事概要
1 会長挨拶
本日は、公私ともに御多用のところ、皆様には東住吉警察署協議会にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。
先ほど、委員の皆様から御推挙いただきまして、今回から協議会の会長を務めさせていただくこととなりましたので、よろしくお願いいたします。
皆様の御協力を得て、協議会を進めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
梅雨の暑さが続き、各地で集中豪雨が発生しております。
署員の皆様には、東住吉区民の安全、安心のため、日々御尽力いただき、ありがとうございます。
本日の協議会から、新たに3名の委員様が御参加いただけることとなりました。
大変心強く感じております。
退任されました委員の方々も、積極的に御意見を述べられていましたので、皆様もお気兼ねなく、御意見を出していただければと思います。
この協議会は、我々住民が普段気になっていること等を、直接署員の皆さまにお聞きしたり、住民の意見をお伝えすることができる場です。
今後も、この協議会が住民と警察のお互いにとって、有意義な会になればと思います。
本日も、委員の皆様には、地域の代表者として忌憚のない意見等を述べていただきたいと思います。
簡単ではございますが、これをもって私の挨拶とさせていただきます。
2 署長挨拶
協議会委員の皆様には、平素から警察行政各般にわたり御理解、御支援を賜り厚くお礼申し上げます。
また、本日は、公私共に御多用中のところ、協議会にお集まりいただきまして誠にありがとうございます。
本日から新たに、3名が協議会委員として委嘱され、また新会長を選出していただきました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
ここで、私から、管内の治安情勢等について、少しお話させていただきます。
東住吉区内では、今年に入り、特殊詐欺被害が24件発生し、被害総額は1億円を超えており、昨年より増加傾向にあります。詐欺の手口としては、還付金詐欺、警察官騙りのカード手交型詐欺、SNSを利用した投資詐欺、ロマンス詐欺等があります。
犯人グループはSNSやメール、電話等、様々な媒体を使用して、言葉巧みに口座への振込み等をさせようとしてきます。
特殊詐欺の不審電話、いわゆるアポ電も多くなっております。
当署では、アポ電を認知した際は、安まちアプリによるタイムリーな情報発信、注意喚起を行っております。
また、当署管内の交通死亡事故は、昨年3名の方が亡くなられたのですが、今年は現在時点で既に3名の方が亡くなられております。
本年度も引き続き、交通事故防止の啓発活動、取締りを通じて、交通死亡事故抑止に努めて参ります。
また、現在、大阪関西万博が開催されており、日本中から大阪に大きな注目が集まっています。
多くの方々に、大阪が魅力的で、住みやすいまちと感じられるように、東住吉署も皆様と一緒に、安心、安全なまちづくりに取り組んで参ります。
この後、議題にかかる質疑応答について、担当課長から詳しく報告をさせていただきます。
警察の仕事というのは、委員の皆様はじめ、区民の皆様の協力がなければ実現できません。委員の皆様には、今後も引き続き、府民・市民目線から警察署の運営に御理解と御支援を賜りますようお願い申し上げます。
結びに協議会の発展、委員の皆様の御健康を祈念いたしまして、私の挨拶とさせていただきます。
3 議事
(1) 「最近の詐欺の傾向」について
【委員】
最近の詐欺の傾向には、どんなものがありますか。
身近な人で詐欺被害に遭われた方がいました。
詐欺の被害防止の啓発に、やり過ぎということはないと感じました。
【警察】
特殊詐欺の現状と対策について、お答えいたします。
当署管内の特殊詐欺の認知件数につきましては、本年5月末で24件、被害金額は約1億900万円で、SNS型投資詐欺が2件、被害総額が約3,000万円となっています。
被害額は増加している状況であるといえます。
医療費、保険料について、「還付金があるので手続きをしてください。」等と言って被害者をATMに誘導し、被害者の口座から犯人の口座に送金をさせる手口の還付金詐欺が最も多く、13件発生しています。
次に対策についてですが、還付金詐欺の場合、「今日中に手続きをしなければいけない。」と慌てさせます。
オレオレ詐欺の場合、「あなたは病院から2か月分の睡眠剤を購入しているが、これは薬事法違反になる。」「30分以内に電話が使えなくなる。」であるとか「出頭しなければ捕まえに行く。」「捕まえた犯人が口座をあなたから買ったと言っている。」等の身に覚えのないことを言われ、慌ててしまい、犯人のペースに乗せられて被害に遭ってしまいます。
普段は、手口も知っているし、自分はひっかからない、騙されないと思っていても「自分が犯人になってしまうかもしれない。」「今日中に手続きをしなければ。」と慌てて、安易に相手の言葉を信じてしまい、被害に遭ってしまいます。
まずは落ち着いて、「詐欺の電話かもしれない。」と考え、安易に相手の言葉を信じないようにしてください。
オレオレ詐欺のうち、警察官を騙る電話から、LINE等のアプリに誘導して、警察手帳や逮捕状の画像を見せた上で現金等を要求する手口もあり、警察官が、SNSで逮捕状や警察手帳を見せたり、現金を要求したりすることは絶対にありません。
また、特殊詐欺被害防止に関しては、大阪府安全なまちづくり条例が改正になりました。
特殊詐欺被害防止対策が強化されるという内容になります。
65歳以上の高齢者が携帯電話で通話しながらATMを操作することを禁止する内容となります。
大阪の特殊詐欺被害が危機的な状況であるということを踏まえて、条例が改正された次第となります。
(2) 「少年い集へのパトロール」について
【委員】
これから夏休みに入り、深夜に若者が公園やコンビニ等に集まりやすいので、パトロール等を強化していただきたいです。
【警察】
夏休みに入ると中高生が色々な所で集まるということで、集中的に警戒に取り組んで参りたいと思います。
また、皆様も少年が集まっている状況を目撃されれば、お気軽に通報いただければと思います。
公園でイベント等があれば、置引き等の被害も発生することもありますので、警戒を強化して参ります。
(3) 「最近の犯罪傾向」について
【委員】
以前に東住吉区管内では車上あらしが多かったと聞きましたが、 近年の犯罪傾向(比率)をお聞かせください。
【警察】
まず、東住吉区の車上ねらいの発生件数について、お答えします。
令和2年が138件、令和3年が127件、令和4年が89件、令和5年が71件、令和6年が82件、令和7年が5月末の時点で41件となっております。
車上ねらいの今年の傾向としましては、自転車の前かごに置いた荷物が被害に遭うというケースが27件発生しておりまして、全体の約65パーセントを占めております。
刑法犯の認知件数は、令和2年から令和7年まではお手元に資料を示しておりますが、全体の総数の内、窃盗犯の比率が多くなっており、令和2年から令和7年(4月末)までで、全体の7割以上が窃盗犯になります。
窃盗犯の中では、各年件数の35パーセントから50パーセントが自転車盗の被害になります。
自転車盗被害防止の対策といたしましては、当たり前ですが自転車の鍵を掛けていただいたり、電動アシスト自転車のバッテリーを外して自宅で保管していただければ、一件でも被害が防げると思います。
また、自動車についても同じで、コンビニに車を駐めて少しの間買い物をされる際も、エンジンを掛けたまま車を離れることなく、施錠をしていただければ被害が防げると思います。
(4) 「自転車の安全運転のための啓発活動」について
【委員】
来年4月より自転車に対する交通取締りが強化されることは承知しておりますが、多くの市民、特に学生や高齢者の間では、「どのような行為が違反になるのか」「どこを走行すべきか」といった交通ルールが十分に周知されていないように感じられます。
安全な利用促進には「取締り」とあわせて「教育」や「啓発」も重要であると考えます。
【警察】
自転車乗車時のヘルメット着装が令和5年4月1日から努力義務化され、また、令和6年11月1日からは、飲酒運転やスマートフォンを見ながらの運転、いわゆる「ながら運転」も新しく罰則が整備されました。
令和7年6月1日に政府から発表がありましたが、令和8年4月1日から、自転車の交通違反に対して、車や単車と同様に反則金を納付するいわゆる「青切符」による取締りが開始されます。
対象となる違反は約100件の違反態様で、例えばながら運転は1万2千円、信号無視は6千円、傘差し、イヤホンで音楽を聴きながらの運転は、公安委員会遵守事項違反で5千円の反則金がなされる予定で、二人乗りや並走も取締りの対象となり、概ね原付の反則金と同金額となる予定です。
自転車も車や単車と同じ車両という認識をこれまで以上に持っていただき、自転車専用道路以外は、車道の左側を走行しなければなりません。
取締強化に伴い、各種広報媒体を使い国民に周知することはもちろん、警察署としても高齢者施設や集会所、各学校に赴き安全教育、啓発活動を実施します。
秋にも交通安全運動が行われますので、そのような機会を通じて広報啓発活動を行って参りたいと思います。
(5) 「自転車運転の取締りの基準」について
【委員】
昨今のさまざまな報道で、理不尽に弱い人が被害者となるニュースを目にすることが多く、自分自身も被害に巻き込まれる可能性を考えます。
実際、警察官の方々はそのような事件に身をもって日々対応していただいていると思います。
自転車運転に関しても法規制の強化と言われていますが、取り締まる方々もどこまでがOKでどこからNGなのかという対処も難しいだろうと思います。
そのような中で市民の安心安全のため日夜努めていただいている警察関係の方々に感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
【警察】
東住吉署でも、自転車の取締りを積極的に行っております。
東住吉署の自転車取締り件数は府下でも多く、逆に言えば、取り締まられる方が多いということにもなります。
先日、ヘルメットの着用率の調査を行いました。
大阪市内の着用率は概ね6.2パーセントでした。東住吉署管内の着 用率は約5.6パーセントという状況です。
これを見ても、まだまだ自転車に乗車される方にヘルメットを着用するという認識が薄いのではないかという印象です。
自転車の取締りに関し、どこまでがOKでどこからNGという取締りの基準についてはお答えできないのですが、先日自転車の歩道通行の件で報道されていました。
歩道通行できるのは、13歳以下、70歳以上の方や車道を通行すると危険がある場合に限られます。
しかし、現実的には歩道通行している自転車は多く、全ての自転車を取り締まることは難しいです。
危険な速度での走行や警察官の指示に従わない者に関しては、取締りの対象にすると発表しています。
今年、東住吉署管内で人身事故が5月末までで111件発生しました。 人身事故発生数の約半分にあたる52件が、自転車が絡む事故となり、全体の約46.8パーセントとなっています。
自転車の取締り件数が多い、ヘルメットの着用率が低い、事故の件数が多いということからも、東住吉署の管内は、自転車の取締り、対策をしっかりしていかなくてはいけないと思います。
自転車の違反が主たる原因での、重大事故、重傷事故が多くなっています。
自転車運転者に対し交通ルールを遵守してもらい、一件でも事故を減らすことが取締り強化の主旨です。
また、取締り強化だけでなく、しっかりと安全教育の方にも力を注いで、交通事故抑止に努めて参ります。
(6) 「ロマンス詐欺の被害者」について
【委員】
ロマンス詐欺は、私のイメージでは年配の男性が若い女性の誘いに引っかかるというものでしたが、最近、女性の方が引っかかるというニュースを見ました。
実際はどのような状況になっておりますか。
【警察】
確かに、男性の方が被害に遭う比率は高いと思われますが、女性が被害に遭う事例はあります。
年齢層についても、40歳代、50歳代の女性が被害に遭っています。
最初に、LINE(ライン)のやり取り等で親しくなり、「治療費が必要だ。渡航費用が必要だ。業務に穴を開けてしまったので、それを補填しなければならない」等の話を持ちかけて、お金を騙し取るという手口になります。
相手と信頼関係を築き、相手に「自分がどうにかしてあげないといけない」という気持ちにさせる、心の隙間に入り込んでくる手口になります。
以上
















