大阪府高槻警察署協議会会議録(令和7年第2回)
開催日時
令和7年6月23日(月曜日)午前10時から午前11時40分までの間
開催場所
大阪府高槻警察署 講堂
出席者
委員
内本会長、永井委員、中村委員、筒水委員、石田委員、有田委員、多和田委員、尾崎委員、稲富委員、小山委員、長山委員、岡本委員、山本委員
警察
署長、副署長、総務課長、会計課長、留置管理課長、生活安全課長、地域課長、刑事課長、交通課長、警備課長、刑事課長代理(犯罪抑止戦略官)、広聴相談係長
議事概要
1 委嘱状交付
高槻警察署協議会委員に対する委嘱状を署長より協議会委員を代表して会長へ交付した。
2 会長挨拶
おはようございます。
警察署の皆様におかれましては、日夜、高槻市、島本町の治安維持、安全に御尽力いただきまして、誠にありがとうございます。
先週のニュースで自転車の青切符が令和8年の4月1日から施行されると報じられておりました。
我々は歩行者であり、また自転車に乗ることも日常的でありますので、今まで以上に注意していかなければと感じております。
また、ずっと続いております特殊詐欺についてですが、私の知り合いの知り合いですけども、70代の方が300万円の被害に遭われてしまいました。
身近なところで被害に遭っており、業務も一層多忙かと思いますが、犯人の検挙や犯罪抑止に努めていだきますよう、よろしくお願いします。
我々も微力ではありますが、協力させていただきますので、どうぞよろしくお願いします。
3 署長挨拶
本日は大変御忙しい中、また、急な大雨の中、高槻警察署協議会に御出席いただきまして誠にありがとうございます。
警察署協議会は、皆さま方地域の代表の方の御意見、御要望をお聞きして、警察の業務運営に様々なところで改善させていただくという趣旨の下、開催されております。
また、警察署の活動等も、積極的に皆さまにお知らせしていきたいと思いますので、忌憚のない御意見、御要望をいただいて、警察署協議会を良いものにしていきたいと思います。
簡単ではございますが、以上でございます。
今後とも、どうぞよろしくお願いします。
4 警察署幹部の紹介
5 協議会委員の自己紹介
6 事前質疑の説明
【委員】
日々の業務は大変だと思いますが、職場の環境についてどのようにされていますか。
職員の皆さんが仕事をするにあたり、不便なことや改善してほしいこと等の要望を受け入れることや環境改善等の工夫をされていることはありますか。
【警察】
職場環境についてですが、ハード面に関しましては現在の本館は、昭和47年10月16日に建築され、間もなく築53年になります。
エレベーターの設置がないことから、身体の不自由な方に大変、御不便をおかけしております。
令和9年には新庁舎が完成予定であることから、この問題は改善されます。
勤務環境ですが、時間外勤務の縮減、年次休暇の計画的取得等、ワークライフバランスを積極的に推進し、働きやすい、やり甲斐のある職場環境に配意しています。
要望等の受け入れについては、毎週2回、課別朝礼を実施して要望の聴取をし、残り3日間は署全体の朝礼を実施しています。
毎朝の始業前には、警察署幹部による情報交換を実施しており、その際、各課からの要望があれば、その場において対応策を考えて、迅速に対応出来るようにしております。
また、匿名の意見に対応するため、「誰か聞いて、でも言えない」といった意見箱、いわゆる江戸時代の目安箱のような物を設置しております。
風通しの良い職場環境作りに、これからも努めて参ります。
あと、工夫していることは、幹部の方から署員に対して積極的に挨拶をして、署員の姿勢や顔色等を観察して、いつもと比べて変化がないかどうかを確認し、また良い仕事をした署員はとことん褒める等して、帰属意識を高めるようにしています。
【委員】
ネットショッピングで、心当たりのない物が届いたことがあります。
サイバー攻撃に対する、警察業務の現状と今後の対応について伺いたい。
【警察】
インターネットのトラブルは非常に多岐にわたっておりまして、先日は大阪府警を騙ったウェブサイトがあり、そこで、パスワード等を入力させて、情報を入手する等、詐欺まがいの案件を認知しました。
警察としましては、仮のパスワードを不正に使っていれば、不正アクセス禁止法違反、不正なプログラムを使って財産を奪うようなことがあれば電子計算機使用詐欺罪、架空の話をでっちあげて財産をだまし取れば詐欺罪等、その時々に応じて適用法令を駆使して、捜査を進めています。
ただ、こうしたインターネット環境を利用した犯罪というのは、海外のサーバ等を利用することが多く、その国々との取決めによりなかなか情報開示されない、犯人にたどり着かないということも多々あります。
こうしたことを踏まえ、捜査と並行しまして、被害者の方には、被害防止のための教示というものもさせていただいています。
例えば、ネットショッピングであれば、配送手続きを停止させること、金融機関であれば振込手続きを停止させることも出来ますし、業者によっては被害金額を補償していただけるところもありますので、そういった窓口を速やかに教示して、被害を抑えるということも行っています。
ただ、一般的な話ですが、こうした詐欺被害に遭わないためには、誕生日といった分かりやすいパスワードは使わないこと、パスワードの使い回しをしないことが重要です。
使い回しをしていた場合、パスワードを知られてしまうと、関連するもの全て知られてしまいますので、やめていただくようお願いします。
メールやSNSからリンクされるようなサイト、これは偽物の可能性が高いので、こうしたリンクをたどるようなことはやめてください。
金銭を要求されるようなおかしな挙動があったりすれば、自分一人で考え込まず、家の方に相談し、第三者からの目が向けられれば、明らかにおかしいことが分かるかと思いますので、そういった相談の出来る環境を作っていただき、お知り合いの方々にも御教示いただければと思います。
【委員】
薬物乱用・オーバードーズ防止に対して、高槻警察署として広報等の取組が薄いように思われるが、どのような対策を取っているのか、また今後の取組方針について伺いたい。
【警察】
御指摘のとおり、高槻警察署管内は薬物関連事案が、高い水準で推移しておりまして、若い世代、高校生を中心に大麻使用事件も発生しています。
今年に入りまして、実際中学生が検挙された事例もあります。
これらの対策につきましては、小学生から高校生、特に中学生を中心としまして、薬物乱用防止に関する非行防止運動を開催させていただいたり、9月7日には薬剤師会と連携いたしまして、薬物乱用防止キャンペーンを高槻現代劇場で予定しております。
薬物乱用防止啓発のキャラバン隊等も本部から呼び寄せ展示し、分かりやすい広報というものもやっていきたいと思っていますので、よろしければ御来場いただければと思います。
【委員】
今年4月と5月に、5件の身に覚えのない国際電話の着信がありました。
特殊詐欺グループからの電話と思われるので、警察の取組や対策について伺いたい。
【警察】
御指摘のとおり、昨年ぐらいから犯罪拠点が海外に移り、国際電話を利用した特殊詐欺というものが非常に増えてきております。
警察としての取組としましては、固定電話につきましては、国際電話利用休止申込の強化というものに取り組んでおります。
これは固定電話に対する海外からの受信を出来なくするというものになります。
海外に知り合いがいたり、仕事等で使われる方の場合は、不都合が生じてしまうのですが、そうでない方は日常で海外と連絡が繋がらないことに大きな問題はないかと思いますので、こうした手続きを推進しているところです。
申込用紙に記入していただく必要がありますが、郵送等の手続きは高槻署でまとめてやっておりますので、興味がある方おられましたら、生活安全課まで御連絡いただければと思います。
また、携帯電話はナンバーディスプレイをよく確認してください。
プラス表示が付いていれば、海外からのものが多いですし、また非通知で架けてくるものも犯罪者がよく利用する手口ですので、そういったものに関しては、もう極力出ない、出ても「これは詐欺ではないか」と常に考えながら対応していただければ、被害を防げるかと思いますので、お知り合いの方に伝えていただきたいと思います。
【委員】
青少年育成に関わるボランティア活動をしていますが、ここ1から2年程、安満遺跡公園で青少年がたむろして、いわゆる「グリ下」のような状態に近付いていると耳にすることが増えました。
特殊詐欺にかかわる者の低年齢化やSNSの普及で、犯罪に巻き込まれる危険にさらされているのを実感しています。
大阪府下、高槻市内での青少年犯罪の現状と、対策について伺いたい。
また、市民が気を付けるべき点をお聞きしたい。
【警察】
お話にもありましたが、安満遺跡公園に中高生を中心とした少年が集まってトラブルに発展しているというのは、当署でも把握して対策に取り組んでいるところです。
大きくて綺麗な公園というところで、トイレ等も整備されており、夜中も明るく、SNS等を通じて、周辺の少年らの蝟集場所となっているという話も聞いています。
警察としましては、都度事件化を図ったり、補導を行っているほか、夜間帯には公園周辺のパトロールを強化して対応させていただいているところです。
また、委員からのお話にもありましたとおり、近年のSNSの普及が少年の非行や犯罪被害に与える影響は、非常に大きいのではないかと肌身に感じております。
昔は非行少年というのは、学校内の付き合いを主としており、関係性も把握しやすかったのですが、SNSを通じたりしますと、上の世代であったり、また全然別の地区や他府県での付き合いも増え、実態把握の解明も難しくなっているところです。
非行少年だけでなく、普通に真面目に生活していると周りが思っているお子さん達でも、携帯電話を元に、全然知らない人達と付き合いが出来ているかもしれないと懸念しているところです。
ニュースにもなっておりますが、SNSで知り合った大人の甘い言葉に騙され、中高生が連れ回されたり、その先で性被害に遭ったという取扱いも実際に事件として対応しております。
夏休み前というこの時期を捉えまして、各校の学童職員と連携し、非行防止であるとか、犯罪防止教室というものを強化し、SNSの危険性についても周知を図っているところであります。
【委員】
近年、SNSなどの普及により、犯罪傾向が多様化・複雑化してきていると思われるが、最近の青少年犯罪の現状と傾向及び高槻署管内の特徴について伺いたい。
また、青少年が被害者となる犯罪と対策について伺いたい。
【警察】
少年犯罪の一般的な例としましては、大体小学校の高学年、5年生ぐらいから万引き等を行い、中学生になるとグループ化し、集団で万引きしたり、暴行といった犯罪を繰り返すということが一つの傾向としてあります。
高槻署管内ではこれに加えまして、先程のお話しにもありました安満遺跡公園等で集団化してしまうと、歯止めが利かなくなって物を壊したといった器物損壊、またグループ同士のトラブルからの暴行、傷害事件に発展しているところがあります。
また、薬物事案の低年齢化も進んでおりまして、高校生世代を中心に大麻使用事案、所持事案というのが増えているところです。
対策としては先程もお話しましたが、学校で非行防止教室を開催したり、保護者世代に対してもSNSの危険性というところも広報を行っているところです。
また、別罪にはなりますが、SNSをきっかけに、これもニュース等でよく聞く闇バイトに巻き込まれる事案も発生しています。
簡単な小遣い稼ぎのつもりが、次第に犯罪行為に加担するようになり、行く先は特殊詐欺の犯罪グループに取り込まれて抜け出せなくなり、その片棒を担がされるということがよくあります。
我々がよく言っているのですが、子どもさんから「割のいいバイトの話があった」とか、「友達を通じてしばらく海外に行く、友達もやっているから海外に行ってくるわ」と、そんな話が犯罪のキーワードなので、もしお知り合いにそういった話が出ましたら、犯罪ではないかと考え、警察にも御相談いただければと思いますので、よろしくお願い致します。
【委員】
前回の協議会では、大阪府警本部の通信指令室を見学しました。
110番通報の受理件数が想像以上のスピードで増加し続ける電光掲示板も見ました。
そこで、県境付近を自動車や電車等で移動中の携帯電話からの110番通報はどこにつながるのか伺いたい。
110番通報が誤って京都府警につながることはないのか伺いたい。
【警察】
110番通報した場合、市外局番や郵便番号は全く関係なく、110番通報の電波を最初に受信した基地局アンテナの場所により、その通報が大阪府警につながるのか、京都府警につながるのかが決まります。
島本町で110番通報した場合、大阪府警につながる基地局が受信しますが、まれに京都府警につながることもあります。
極めて一部の県境で、京都府警に繋がることがあるかもしれませんが、110番通報を受理する大阪府警本部の通信指令室に確認したところ「そのようなケースがあったということは記憶にない」と聞いております。
移動中の携帯電話からの110番通報の場合、仮に大阪府下の事案で京都府警に繋がった場合でも、京都府警の通信指令室がその110番通報を受理しまして、それを大阪府警の通信指令室に転送するシステムが確立されておりますので、警察官の派遣等で不具合が生じることはないということになります。
【委員】
自転車通学をしている高槻北高校や芥川高校の生徒のヘルメット未着用が多く見受けられます。
学校からもヘルメット着用の大切さや必要性の働きかけをして貰ってはいるのでしょうが、働きかけが必要ではないでしょうか。
【警察】
ヘルメットの着用の件については、高校生だけでなく、大人に対しても必要だと考えております。
本年4月に、本部交通総務課がヘルメット着用率の調査を実施したところ、高槻警察署管内では着用率5.4パーセント、府下平均では6.6パーセントという結果になっております。
高い数字ではないので、高槻だけでなく、大阪府全体の問題として進めていかなければと思っております。
ちなみに、昨年7月には全国で調査が行われました。
全国で一番、着用率が高かったのは愛媛県で69.3パーセント、これが最高着用率で、最低着用率が大阪府で当時は5.3パーセントでした。
高校生に対しては、後ほど御覧いただく交通安全のDVDを管内の全高校に配り、高校からの指導もしていただいております。
私共も教育委員会に働きかけをする等して、出来るだけこういった安全教育をさせていただくようにしております。
高槻市でもスタントマンを活用した、実演を見せる安全教室にも取り組んでくれております。
毎年全校がやっていただけるかというと、なかなか難しいところもありますが、このようなものを数多く高校生に見せられるように、教育委員会等への働きかけを続けていきたいと思っております。
【委員】
自転車への指導や取締りをほとんど見たことがない。
朝の通勤通学時間帯における奥天神では、日吉台方面からの自転車が縦横無尽に下って行く状況をよく見かけるので、時には命の危険を感じることがある。
自転車への指導や取締りについて伺いたい。
【警察】
日吉台方面から奥天神の方へ下って来る道路ですが、急なカーブになっております。
朝の時間帯に実際に確認してきましたが、やはり自転車がかなりのスピードで下って来ており、一歩間違えれば大きな事故に発展するおそれがあると実感しました。
これを見て、街頭での指導を引き続きやって参りたいと思っております。
取締件数について、実際のところ具体的な件数はお話し出来ませんが、高槻警察署については大阪府下でも5本の指に入るぐらい、かなり取締りを実施している警察署となります。
しかし、自転車に対する取締りは不十分だと思っておりますので、これからも積極的に実施して行きたいと思います。
ちなみに、先ほどお話がありましたとおり、来年4月1日から自転車に対する反則金制度というものが始まります。
昨年までは、赤切符という罰金を取るものがありましたが、来年から普通の青切符で反則金が取られるようになります。
まだ、詳細な内容は分からず、ほとんどがマスコミ先行の情報になりますが、例えば、携帯電話をしながら自転車を運転する「ながら運転」では1万2,000円、信号無視は6,000円、一時不停止は5,000円、傘差し運転は5,000円等といった内容を警察から報道機関へ発表しております。
この制度が軌道に乗り、自転車運転者のマナーが向上すればと期待しております。
【委員】
大阪府警察ウェブサイトに掲載されている交通安全特定事業計画の路線について、芥川小学校南側の細い路地裏が指定されているが、西側の道路の方が正しいのではないか。
芥川小学校南側の押しボタン式信号機の前で、小学生の見守りを行っているが、東西道路の横断歩道のペイントが剥げている。
押しボタン信号機が暗くて「おまちください」の文字が見えにくく、押されているのかどうか判別不能である。
その路線のセンターラインが全域にわたって、かすれて見えない状態だが、白破線が正しいのか、黄色実線が正しいのかも不明である。
狭い道だが、追越しは歩行者を避ける場合にも禁止されていると理解していいか。
【警察】
ただ今、御質問がありましたように、大阪府警察ウェブサイトには交通安全特定事業計画というものが載っております。
これにつきましては、市町村のバリアフリー構想に則して、公安委員会が定めて、芥川小学校南側の細い路地が指定されておりました。
現場に行きまして、委員がおっしゃっている道路の方が、非常に狭く交通量も多くて、危険だと感じました。
ペイントがかすれている件も、車がタイヤで踏むことでペイントがかすれてくるということで、そういう所は特に交通量が多いのではないかと思います。
それで、市役所の方に確認したところ「バリアフリー構想の理念に基づいて設定しております」「小学校に通じる道路であることから設定しています」という回答でしたので、指定路線には間違いありません。
今回、見に行かせていただきまして、横断歩道やセンターラインが消えていましたので、これは小学校の近くということもあり、早急に本部交通規制課の方に塗り直しを申請しております。
ただ、交通規制課からも大阪府下、順次ということになり「塗り直しはしますが、しばらくお時間をください」とのことで、順次行っていけるかと思います。
それと、押しボタンにつきまして、確認しましたが、非常に暗く、今は新型の明るい白っぽい色になるものがあるとのことで、交換の申請は行っております。
これについても順次交換という回答でしたので、しばらく時間をいただければと思います。
この場所のセンターラインですが、御存知のとおり、追い越しのための右側部分はみ出し禁止の規制の黄色い線となっております。
歩行者を避けるために、追い越してはいけないのかということですが、道路交通法30条に「他の車両を追い越すために・・・」と記載がありますので、歩行者に対しては安全な間隔を空けて、追い越して行っていただければと思います。
この車両については、特定小型原動機付自転車等を除くとありますので、この特定小型原動機付自転車や自転車を追い越す際も省かれるということになります。
安全な距離間隔を空けていただいて追い越してもらい、その際は黄色実線のはみ出しも可能ということになります。
















