大阪府住之江警察署協議会会議録(令和7年第2回)
開催日時
令和7年6月3日(火曜日)午後1時57分から午後2時3分までの間
開催場所
大阪府住之江警察署 柔道場
出席者
委員
越智会長、佐野委員、猪原委員、横山委員、富永委員、瀬川委員、松山委員、七野委員、濱崎委員、佐藤委員
警察
署長、副署長、地域課長、留置管理課長、会計課長、生活安全課長、刑事課長、交通課長、警備課長、総務課長、広聴相談係長
議事概要
1 会長挨拶
みなさんこんにちは、よろしくお願いいたします。
警察の異動もあって初めてお目にかかる方もおられますし、委員の方も任期終了で2名の方が代わられていますので、新しいメンバーで色々なお話をさせていただきたいと思います。
警察協議会は警察署長の諮問機関というか市民の方の話を聞こうかということで発足されたと聞いておりますので、僅かな時間ですが有意義な意見交換ができればと思って皆様何とぞ御協力をお願いいたします。
また、これから一年よろしくお願いいたします。
2 署長挨拶
本日は大変お忙しい中、令和7年度第一回警察署協議会にお集まりいただき、ありがとうございます。
平素は、警察行政の各般にわたり、御理解御協力をいただいておりますこと、この場をお借りしてお礼申し上げます。
さて、この春着任し、約2カ月が経過したところですが、神奈川県ではストーカーの死体遺棄事件が発生し、県警の対応が適正であったのか等とニュースになりました。
当署でも、ストーカーやDV事案、高齢者虐待等、人身の安全にかかわる事案の相談が毎日のように寄せられています。
この種の事案は関係者から協力を得られないことが多い等、対応に苦慮し、細心の注意が必要なため、署内だけではなく、府下警察署、警察本部や都道府県警察が連携して安全の確保等に努めているところです。
毎日のようにということでは、警察官や役所を騙るアポ電が毎日のように発生しております。
ただ、やられっぱなしという訳ではなく、4月には息子騙りの「オレオレ詐欺」被疑者を逮捕しております。
交通では、5月1日に普通車と自動二輪車の交通死亡事故が発生しました。
世の中の変化に伴って、警察が取扱う事案も多種多様、より複雑なものになってきております。
日頃、署員には、事案の取扱いについては、置かれた状況の中でベストを尽くそう、決して手を抜くことのないようにと指示しているところです。
さて、今回の警察署協議会は本年度、第一回目となります。
新たにお二人を委員にお迎えしての開催となります。
この協議会は、警察の活動が「独りよがり」の活動とならぬよう、みなさんの声を聴き、また警察の活動をお知らせすることで、より「みなさんのための警察」となるために開催するものです。
日頃、不安に感じられていることや、御意見等がありましたらお聞かせ願いたいと思います。
最後に、御案内のとおり、大阪・関西万博が開催されており、会場で行われるイベントの影響により、住之江区でも交通渋滞や違法駐車が発生することがあります。
交通規制等により不便をおかけすることがございますが、御理解御協力いただきますようお願い申し上げます。
本日はよろしくお願いします。
3 住之江区内の治安情勢について
- 犯罪発生状況(刑事課長)
- 特殊詐欺被害事件の抑止対策等 (生活安全課長)
- 交通事故発生状況(交通課長)
4 ハザードマップの確認等の南海トラフ地震に関連すること
(1)警備課長
最近の警察署協議会の議題等を確認しましたところ、震災に関する議題がないことから、今回、改めてお話しさせていただく運びとなりました。
「天災は忘れた頃にやってくる」という言葉は、物理学者、随筆家寺田寅彦の有名な言葉で、地震や台風等の天災は、その恐ろしさを忘れた頃に、またやってくるという戒めの言葉です。
科学の進歩により台風等の風水害は予め予想ができるようになってきましたが、地震だけは前兆の判断が困難な状態で、南海トラフ地震がいつ発生するかは誰にもわかりません。
ただ、30年以内に発生する確率が80パーセントといわれております。
ひとたび地震が発生すれば、人類には坑がう術はないため、事前の備えが生死や安全を左右するのであり、誰にもできる対処としては避難と自助があります。
それでは、お配りしております住之江区水害ハザードマップを御覧ください。
「南海トラフ巨大地震が発生した場合(津波)」と記載の地図がありますが、南港地区以外の地域はほとんどが浸水し、その深さは0.5から3メートル未満となっております。
また、「高潮が発生した場合」は、潮位や気圧にもよりますが、こちらは、住之江区全域が浸水、一部浸水の深さが5から10メートル未満のところがあります。
つまり、地震で津波が発生、または台風で高潮が発生する可能性がある場合には、躊躇することなく避難をしていただきたいと思います。
特に南海トラフ巨大地震による津波が発生した場合、地震発生から110分前後に住之江区に津波が押し寄せるといわれておりますので、高台や津波避難ビルに避難してください。
津波避難ビルは各地域に点在しておりますので、お住まいの地域の避難ビルはどこが指定されているか、今一度確認をしてください。
避難ビルへの避難が間に合わない場合は、とにかく高い建物、高い場所へ駆け上がることが重要です(垂直避難)。
また、非常持出物品(飲料水や非常食)については、常に準備しておき、避難するときには忘れず持ち出していただきたいと思います。
併せて小さいお子さん、高齢者の方、また、ペットを飼っておられる方等は、それぞれに応じた必要な物品の準備が必要です。
参考ですが、飲料水や非常食については、賞味期限切れになってしまう前に消費し、買い足す「ローリングストック方式」が経済的な方法です。
それと災害アプリの登録をおすすめします。
身近では「大阪防災アプリ」というものがあり、避難所の開設状況、防災情報のプッシュ通知、雨雲レーダー等、必要な情報がタイムリーに手に入りますので、緊急時には迅速な判断と行動が可能になります。
最後に繰り返しとなりますが、災害対策は事前の準備が重要です。
- 避難場所の確認
- 持出し物品の準備
- 災害アプリの登録
以上3点をよろしくお願いいたします。
引き続き、消防ОBである会長から解説していただきます。
(2) 会長
私は元消防士で、去年退職しました。
消防で勤務していたことから皆様にお話しができたらと思います。
先程、警備課長がおっしゃっていたとおり、南海トラフ地震の発生危険度があがってきております。
地震は海溝型と阪神淡路大震災のような直下型という真下で起こる地震があり、南海トラフは海溝型のプレートが滑り込んで始まって起きる地震で、地球の構造上、必ず起きるものです。
この地震で一番恐ろしいのは津波なんですが、住之江区では地震発生後110分後くらいに津波が押し寄せてきます。
津波の高さは東加賀屋で2.6から2.9メートルで概ね3メートルになり、1階がほぼ冠水してしまいます。
地区によって違いますが、南港は海抜が高いので海に近いのですが影響がないのではないかといわれています。
地震が発生した場合、まずは自分の身の安全を守らなければならず、逃げて生き延びなければなりません。
続いては昔からの言い伝えで、私の私見にもなります。
避難所に逃げろといわれていますが、避難所は大体小学校とか地域の福祉会館になっています。
これらの建物はだいたい3階建てくらいが多く、1階と2階が水没すれば3階しか滞在できる場所はありません。
例えば小学校に5,000人の人が避難してきた場合、全員が3階に避難できないでしょう。
大津波警報が出た場合、津波が来るのでできるだけ高い場所に避難する必要があり、マンションの3階以上に住んでいる方は自宅が大丈夫な場合、そこに留まっている方が安全です。
慌てて飛び出して避難所に行く途中に津波に遭遇する場合もあるので、まずは津波から逃れ、そこから避難所に行くか自宅で留まればいいと思います。
また、生き延びるには備蓄が必要になってきます。
大阪市内であれば支援物資は2日か3日で来るとは思いますが、一週間分くらいの食料等が必要であると思います。
警察も消防も地震発生後、直ぐに皆様のところに駆けつけることはできません。
住之江消防署でも昼間帯は100人もいませんし、警察も同じような状況だと思います。
我々だけで住之江区の人口を助けに行くことはできない現状です。
消防は火災の拡大を抑えることと人命救助が大きな任務ですが、人命救助も1人あたり1人を助けるということはできず、崩れている家には数名のチームで1人を助けるということを繰り返していくことになります。
自分の身は自分で守ることが発生1日目の最重要のことになります。
また、情報を得ることも必要です。
津波警報が出て110分後くらいに住之江区に津波が押し寄せて来ますが、どこまで津波が来ているかを大阪府や大阪市が情報提供してくれます。
消防も警察も津波が押し寄せる広報活動は必ず行うと思うので、それに従って自分の身を守れる高い場所に避難することが何より重要です。
津波が収まってから自分の生活の復旧に必要なことや、他の人の救助にあたればいいので、まずは自分の身を守ることが大切です。
日頃から地震発生について考えておき、発生後の事態を正しく認識して危険な箇所には近寄らないようにして安全な場所で情報を収集し、落ち着いて行動できるように考えておくことが大切です。
5 質疑応答並びに要望
(1)自転車の安全教室の実施と取締り
【委員】
高齢者は自転車のルールの理解が曖昧だと考えています。
私が子供の時には自転車に乗っての安全教室がありましたが、このような活動を高齢者に対しても実施して欲しいと思います。
車を運転してバックしていると、何も見ずに後ろを横切ったりしますし、何よりも対向車線を走るのはやめて欲しいので、このような行為を取り締っていただきたいと思います。
(2)特殊詐欺対策の啓発活動
【委員】
以前はよく生活安全課の方が啓発で来ていただいてましたが、最近は来られてないので来ていただきたいです。
年を取るとその時には覚えていますが、忘れることがあるので年に3回ぐらいは来ていただいて啓発すれば覚えると思うので、よろしくお願いします。
(3)道路交通法改正による自転車の走行方法等
【委員】
来年になれば自転車の交通ルールが変わると聞いていますが、ハンドル部分に傘を取付ける「さすべえ」はどうなるのですか。
【交通課長】
先程、委員から自転車の安全教育や取締り等について要望がありましたが、大阪府警でも自転車がメインになっており、自転車対策室という部署を立ち上げています。
様々な機会等で実技がなかなか行き届かないところもありますが、安全教室を実施しています。
実技が一番分かりやすくて体感できるので良いのですが、多くの回数を行えない状況であり、人員を増やしているところです。
高齢者の方を中心に、安全教室を通じて、交通ルールを学び直してもらいたいと思っています。
令和8年春から反則通告制度が導入され、違反行為にいわゆる青切符が導入されることになりますが、詳しいことはまだ警察庁の方から降りてきていません。
分かり次第警察の方からもアナウンスさせていただきますが、そのときは、お知り合いの方にもこのことをお伝えいただきたいと思います。
現時点、自転車の取締りについては赤切符を使っていますが、反則通告制度が導入されることにより、車やバイクで違反したときと同様、反則金を納めるという簡単な手続きになります。
【署長】
さすべえの件ですが、違反になる可能性があり、警察の立場から申し上げれば、使用はやめていただきたと思います。
難しい話をすると傘という荷物を積むことになり、傘の60センチ幅を超えてしまうと自転車の幅の大きさを超えてしまうことになり、違反になる可能性が非常に高くなります。
それと風が吹くとバランスを崩して歩行者の目線と重なるので非常に危ないし、色々な安全を考えるとやめて欲しいと思います。
自転車は子供から大人までが使用しており、ルールはありますが、事故も多発しております。
日本の道路が狭いということもあり、自転車の専用の道が作れない場所も多いというのが現状ですが、安全に自転車に乗ってもらうためにも、安全教室をできるだけ多く開催していきたいと思います。
















